* まいにち公募&投稿日和 *

* まいにち公募&投稿日和 *

2010年03月07日
XML
「月刊PHP」 原稿募集
・「夫への手紙、妻への手紙」
・ 感謝の気持ちやお詫びなど、日頃は言葉に出せない素直な思いを手紙の形式でお書きください。)
・図書カード5,000円分
・400字程度
・締め切り 3/10 


「月刊PHP」 標語のひろば (作品は五・七・五でなくても結構です)
・6月号のお題:自転車のマナー
・ 特選作品:図書カード 3,000円分
 佳作:図書カード 1,000円分
・締め切り3/15必着

「本屋さんへ行こう!」 の中の、 「あなたの書評」 に、
2010/02/26付で、私の投書が掲載されました。

《以下の書評には、小説のネタバレ記述があるかと思います。
未読の方は読まないほうがいいかも知れません》



   ***   ***   ***

【『風が強く吹いている』】著者:三浦しをん 出版社:新潮社    


風を感じて「強く」走るとは?
一人二十キロ程の距離を、十人が襷リレーをして走る箱根駅伝は、
その各区間では選手誰もがただ一人で走る孤独な競技。

でも仲間と襷を繋ぎ、同じゴールを目指す「駅伝」ならでは、
仲間や応援する全ての人々が心をひとつに結ぶことができるという。
そんな駅伝の魅力とはー。

これまで私は駅伝に余り関心がなかった。
でもこの小説にも走ることとは無縁だったが、
ひょんなことから駅伝へ出場することになった選手が何人も登場し、
彼らが仲間の存在に揉まれ自ら鍛える中で、
眩しいほどの輝きを放つ駅伝ランナーに育ってゆく姿に触れるうちに、
私も駅伝の魅力に引き込まれていった。

物語は、過去の経緯から競技から遠ざかっていた天才ランナー・走と、
彼の魅力に取り憑かれた上級生・ハイジとが生みだす信頼関係を軸に、
素人の寄せ集め集団と思われた選手みんなが、
走るのに必要な「強さ」と仲間との絆を育てて行く姿が描かれてゆく。

無謀だ、遊びだ、と外野に言われた駅伝出場であったが、
自分たちの夢を叶えようと無我夢中で走る彼らの姿はどこまでも純粋で真剣その物。
私も自然と彼らの応援団になっていた。

選手達が、仲間と育んできた熱い思いを胸で反芻しつつ走る時、
またその仲間との思いが結実した瞬間、
私は胸が揺さぶられ嗚咽が止まらなかった。

挫折も失敗も、無駄と思えた体験も人生には意味がある!
そう思わせられた上、爽やかな達成感を味わえた一冊だった。

   ***   ***   ***

もともと、中2の長男がネットで、陸上に関するお勧めの本を探していて、
この本を見つけて、
「これを読んでみたい」と言って、読み始めた本でした。

長男の反応が良さそうだったので、わたしも興味を引かれ、息子のあとで読んでみたら、、、
想像以上に良かった!

読後、長男と、共通の話題で暫く盛り上がったり、
駅伝の番組を見ていると、この小説の話題が出たりして、
そういう副産物(?)が出来るのも、読んでよかったと思える理由の一つでした。。。

以前「一瞬の風になれ」という、
高校陸上部のことを描いた小説を読んだとき以来の感動が、蘇りました、、、。
《この小説も、陸上部、それも長男が取り組んでいる短距離、リレーの小説で、
親子で読んで、感想を言い合ったものでした。。。)

『風が強く吹いている』は、読み進めるのが勿体無いような、
でも読んでいくうちに押さえられない応援歌が体から湧きだしちゃって、、、
喉の奥が熱くなるような、とてもリアリティー感のある、
でもドラマチックな要素も多分にある、すてきな小説でした。



今気になっている本は、
「船に乗れ!」藤谷 治 著






先月、新聞の本の紹介に載っていたのですが
『本屋大賞ノミネート作 生きることの<歓び>と<ままならなさ>とを歌い上げた、青春音楽小説の金字塔』

と紹介されていました。

アラフォー世代になって
『青春の~』と歌われている小説にまだまだ惹かれるのって、
ちょっと、(かなり)てれる気もするけれど、、、

でも、長男にも
「こんな本があるんだって~」
と伝えたら
「読んでみたいなあ・・・」
と答えていたので、私の興味も更に膨らみました。

本は、そのほとんどが図書館で借りて読むことが多い私ですが、
とっても気になる本、早く読みたい本だけは、購入しています。

早速、この本の注文をしたのですが、
「一冊1,680円×3冊分」というのは、
万年金欠病のわたしには、「清水の舞台から~」、とは言わなくても、
わが家の階段の中段くらいから飛び降りるくらいの気合いのいれようかも!?

心の栄養を親子で買えた、、と思える本との出会いでありますように。
そして出来れば、書評を投稿することで、
「購入代を、謝礼で取り返すぞ~~!」と、投稿バカな私は、新たな投稿への闘志も湧くのでしたっ。
(・・・まだ読んでもないのに~~!)

でも、まだ手もとに届いていません。。。
早く読みたいなあ。。。


●「本屋さんへ行こう!」では、上記ウェブサイトから書評の投稿が出来ます。
掲載謝礼は1000円図書カードです♪
書評投稿に興味のある方は、どうぞ投稿を♪





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年03月07日 14時10分41秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: