週刊ST(ジャパンタイムズ)
5月18日号の課題
「若い人たちの意見を聞いた方がいいかもしれませんね」。
私の答案(投稿文)( 5月25日の日記
)は
You can appeal to the young for opinions.
6月15日号に掲載されたモデル例は
You might want to get feedback from young people.
仮定法をうまく使っています。私も柔らかさを出そうと仮定法を考えたのですが、上手くいかなったのでとても勉強になりました。他にも柔軟な発想で投稿された作品が多く、刺激になりました。 詳しくは週刊ST6月8日号(6月5日発売)本紙をご覧下さ~い。
さて今日のお勉強。
6月8日号の課題
「コンピューターの調子がおかしい」。
私の答案(投稿文)は
Something is wrong with my PC.
これは決まり文句のよう。大学受験用の問題集(Next Stage/桐原書店)に'Something’s wrong with the car!'「この車はどこかおかしい」と言うのがありました。アドバンスドフェイバッリト和英辞典の「調子」の項には'There is something wrong with my computer.'「コンピューターの調子が悪い」とあります。
「どこかおかしい」も「調子が悪い」もそして「調子がおかしい」も殆ど同じ状態を表しています。機械が故障で動かない状態の一歩手前。なんとか動いているけれど、いつ壊れてもおかしくない状態。それで something (is) wrong with をいただきました。そのままだと恥ずかしいので、computer だけ PC に置き換えて。今回は殆ど調べることもなくあっさり終わったので、他の方の投稿文やモデル例を拝見するのが楽しみです。
この前の日曜日に英検(準1級)を受けてきました。4年前に2級を受けて以来です。リスニングで沢山間違えたので合格点には届かなかったと思います。(>_<)
英作文はこの「ヤワらか」で鍛えたつもりでしたが、なんといってものんびり道草しながら練っているので、短時間に100語の手紙を書くのは難しいことでした。私は15分も充てましたが、思うように表現できず、読み返しもできず失敗でした。やはり試験対策用の練習をもっとすべきだったと思います。
それでも4年前にはとてつもなく遠くに感じた準1級が、もう少し努力すれば届くような感じがしたので、溜め息橋ではありませんが、微かな明かりが見えたような気持ちです。語彙もまだまだ足りないけれど、長文問題はできたので、弱点を補強して何度か受験すれば受かるのではと思いました。当分の間頑張ってみます。
次はイタリア旅行の写真第9弾。かつて海洋国家として栄えた都市で、ドゥオーモ広場には白亜の立派な教会施設があります。
手前の円筒形にドーム型の屋根の建物が洗礼堂。その次の色んな形の屋根がある大きな建物がドゥオーモ。そしてその奥に旗がなびいている少し傾いた鐘楼が見えます。そうピサの斜塔。ここはピサの街です。
このドゥオーモは、地中海貿易で得た富をもとに11世紀に建設が始まり13世紀に完成したそうですが、その後すぐ国力が衰えたそうです。いまでは海は土砂で埋まり、海を感じさせるものがありません。イタリアにはこのように中世の遺物が修復されながらも昔の姿を保ち今でも使われている事が多く、驚かされます。
斜塔に登ってみました。これがチケット。
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入り口はこの下にあります。
内部の石のらせん階段を上がると、ドゥオーモなど辺り一面が望めます。
ドゥオーモの中はこんな感じ。
中央に吊るされたランプを見て「へぇ~、こんなに大きかったんだ!」と夫が感嘆していました。ガリレオが「振り子の原理」(振り子の等時性)を発見したという伝説のあるランプだそうです。なんでも子供の頃にガリレオの伝記を読んで、もっと小さいものだと思っていたそうです。
地動説で有名なガリレオ・ガリレイ(Galileo Galilei)は1564年ピサの生まれ。ピサ大学で学び、敬虔なクリスチャンだった彼がこの大聖堂に何度も通ったことは間違いないでしょう。お隣の斜塔にも「落下の法則」の実験に使われたと言う伝説が残っています。
この二つだけではなく、洗礼堂にもガリレオを思い出させる出来事がありました。
ピサの大聖堂のように旧い形式の教会では、洗礼堂と教会が別けられており、まず洗礼堂で洗礼を受けないと教会には入れないことになっていました。ちなみにミラノのドゥオーモなど時代が下がると、教会の中に洗礼用の施設があります。このピサの洗礼堂は内部の残響が素晴らしく、洗礼堂のスタッフがサービスして彼の美声とその響きを聞かせてくれました。
聞きながらクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を思い出しました。アカペラで「ガリレオ」を繰り返した後のエコーが洗礼堂の残響に重なるのです。歌詞のガリレオはガリレオ・ガリレイのことではないけれど、この曲を作る時、フレディ・マーキュリーの頭の中にガリレオ・ガリレイとこの洗礼堂もあったと思えてならないのです。イタリアで、シェイクスピアだけでなく、クイーンも思い浮かべることになるとは…。
さて次回6月15日号の課題は
「これはきっとうまくいかないだろうと彼は思った」。
これを英語で表現してください。
一緒に投稿してみようと思われる方はこちらからどうぞ。→ 「ヤワらかアタマの英作文教室」