あるパーティーダンサーの独り言

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2007.02.27

メジロ

(8)

カテゴリ：季節

足元でふと動く気配に見ると道路の生垣の椿の花にメジロがぶらさがって蜜を吸っていました
目と目があったらキョトンと見かえす姿がなかなかに愛らしいものでした
それで思い立ってベランダに輪切りのミカンを置いてみましたら今朝メジロが食べに来ていました
お腹が空いているのでしょう
ガラス越しに人が見ているのも気付かず夢中になって食べています
かわいいものですね

かってメジロを飼ったことがあります
野鳥を飼うのは禁止されているのですが、何年か前の寒い朝ドアの前にボロきれのように落ちていたのです
鷹かモズにでも追われて壁にでもぶつかったのか、それとも寒さと空腹に倒れたのか
拾い上げても動きませんでしたが心臓が動いているのはわかりました
部屋に入れて暖めてやったらモゾモゾと動き始めました
まだ弱っているようなので小鳥屋に行って和カゴとエサを買ってきて世話をしたのですが、元気になったらいや良く食べること
お腹が空いていての行き倒れだったのかもしれません
暖かくなった頃に無事に旅たって行きました

そのカゴをベランダに置いておいたのですが、翌年なんとそのカゴの中でションボリと止まっているメジロがいました
足輪をしていますしどうも飼われていたのが逃げ出したもののようです
逃げたもののしょせん飼われた鳥、空腹とさびしさに耐えられなかったのでしょう
自ら空きカゴに入って待っていたようです
あわてて水やらエサやらあげましたら、すごい勢いで食べていました
この鳥は老鳥だったようで何ヶ月か後に衰弱してなくなりました

ベランダのミカンはメジロとヒヨドリが奪い合っています
もちろん可愛らしいメジロに応援をしています
やがて山に帰っていくのでしょう

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