あるパーティーダンサーの独り言

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2017.02.06

至福の時

(7)

カテゴリ：オーディオ

家人が出かけて一人となった週初の朝・・・眠い
風邪気味で体調が今一つだったせいもあって、幸い幸運にも体があいていたのをいいことに日がなゴロゴロとしていた３日間
就寝も夜９時と睡眠時間は足りているはず
もっとも頭痛や発熱と体調不良は続いていたから眠りは浅かったかもしれない
でも明け方にぐっしょりと汗をかいて目を覚まし、寝返りをうって上半身を布団から出したら気持ちが良くて朝までグッスリと気持ちよく寝れたから寝起きもよかった
なのに眠い
床にゴロリと寝転がってＮＨＫＦＭのきらクラの再放送を聴く
ふかわりょうというあまり好きでは無いタレントが司会する番組なのだが、一緒の遠藤真理というチェリストが好ましいのと、案外センスの良い、それにほとんど唯一とも言えるクラッシック音楽のバラエティー番組というのでほぼ毎週聴いている
けど寝転がって聴くのは初めてかも
当然睡魔が襲ってくる
うつらうつらしながら聴くクラシック音楽の小品っていいものだ
夢うつつの中で音楽が流れていく
大好きなグリーグやシベリウスの抒情曲集やトゥオネラの白鳥がと思ったら意識が途絶える
あれ聴いたことがない歌曲がと意識が戻ったと思ったらまたうつらうつら
パイプオルガンが流れていたなあとまた意識が戻り気づくとさっきのオルガンとは違う
枕元に置いたコーヒーを飲むとすでに冷たくなっている
けど美味しい
意識がしゃんと戻ってきた
放送が終わって司会の二人が交互に投稿者の名前を読み上げながらフェードアウトしていく
好きな時間が終わってしまったという少し寂しげな感覚を抱きながら起き上がる
改めて熱いコーヒーを入れなおしてから、ふと思いついてチューナーを切りＣＤプレイヤーに灯をいれた
長年愛用してきたソニーの３３３という型番のプレイヤーが寿命を迎えたのが昨年暮れ
なかば衝動的に買ってしまったＤＥＮＯＮのＤＣＤ１６００ＮＥという発売されて間もないＣＤプレイヤー
シンプルで今流行の付属機能のないアナログ出力だけしか無いというところが妙に心をとらえての購入
位置づけは同じ中級エントリー機といったとこだけど、音は細身の高音がきれいだった前のソニー機とは正反対の中低音が充実した穏やかな音
どっちも好ましい
さっきほどのサンサーンスの３番のオルガンの音が、床に寝転がって聴いていたせいか小さなスピーカーなのに妙に深く沈んで聴こえたのが気になって、新しいＣＤプレイヤーだとどう聴こえるのだろうと思ったから
今度はサブウーファーもつけたせいもあってこれはこれで良かった
なんか幸せな午前中

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