2013.09.06
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カテゴリ: がらくた箱
20代前半の頃の体重は、今より8kg少なかった。今も標準体重をやや下回る体重だが、それより更に8kgも少なかったので完全にやせの範疇に入っていた。

あれから四半世紀以上経った今、確かにその頃に比べると肉っつーか脂肪はずいぶん付いてるしそもそも加齢であちこちの余分な肉が重力に逆らえず垂れてるしたいして筋肉も付いてないし、まあ要するにすっかりおばさん体形になっている。

しかしやせてるから良いかっていうと必ずしもそうともいえない。
まず脂肪が少ないので胸のボリュームがどうしても貧弱になる。
それなりに量は食べていたのに太らなかったのだが、それは胃弱だったせいだと思われる。市販のカレールー(ジャワカレーとかバーモントカレーとか)を使ったカレーを食べると毎度胃もたれでひどい目にあっていた(実はそれがイヤでスパイスを使うインドカレーを作るようになった)し、てんぷらは食後必ずひどい胃痛に悩まされたので食べられなかった。結局胃が弱いので太る暇が無かったのかもしれない。
海外に行くと腹を壊しやすく、胃腸をやられて寝込むことも実はたびたびあった。

転機はどこにあったかというと、2回目の中国暮らしだった。

1回目の中国暮らしでは留学生という立場と外食がままならない時代だったこともあって、総じて食事量は比較的少なかったし質もいまひとつだった。朝は油条2本と豆乳、昼は学生食堂のあんかけ(具なし)うどん、夜は塩もみ胡瓜と日本から送られてきた塩辛とごはん、なんていう食生活だった。よく栄養失調にならなかったと思うが、その頃がやせのピーク。

しかし2回目は仕事で行ったので留学生の頃より経済的には余裕があるし、外食や食材事情も1回目よりはかなり良くなっていた。行きつけのまあまあ美味しい食堂もあったし、かなり自由に自分で作ることもできた。食事事情が良くなっていて、昔日記に書いたことのあるサバイバル系国営食堂がほとんど無くなっているなど、中国暮らしでも食べることがそれほどストレスではなくなっていた。
こうして中国料理に日々馴染んでそれなりに美味しいものを食べているうちに胃腸が鍛えられたのではないかと思う。

その頃から少しずつ体重が増え始めた。
増えてしばらく止まりまた少し増え、を繰り返して今に至る。
今は市販のルーを使ったカレーもてんぷら定食も普通に食べられる。唯一苦手なのがギトギト系ラーメンで、これは今でも確実に腹を壊す。よって二郎は相変わらずダメだ(が食べたくなる)。

時々自分の腹回りを見て、いやあすっかり弛んだなあ、と思うのだけど、若い頃のようにやせたいかというとそうでもない。油の勝ったものを食べるたびに胃が痛くなるのも海外で食べ慣れないものを食べるたびに腹を壊すのもやっぱりちょっと困る。スタイル維持よりも生活の質を上げたいからねえ。
とはいえ、あと2kgぐらい落としたいというのも本音。油断するとすぐ弛んだ感じになるので、皮下脂肪を落としたい。今は業務で動き回っているので体重管理は結構ラク。涼しくなったら散歩に行くようにしようっと。

なかなかやせられないのも困るけど、食べても太れないってのもそれはそれで結構大変だったりもする。やせの悩みも太った人の悩みもそれなりに分かるので、どちら様も無理せずに、というのが結論でした。





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最終更新日  2013.09.06 23:51:28
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