長いフライトでの肩こり・腰痛  予防の話




肩こり・腰痛の話


ハワイまでの長いフライト、機内では、ゆっくりとした睡眠も取れない方も多いと思います。
また、時差があるため日本を夜出発し、ホノルル時間の朝6~7時には、到着します。
ということは、日本時間では、まだ夜中の1時か2時なんですよね。
体の調子もおかしくなるわけで、肩こりのひどい私は、もう、肩がパンパンそして、長い時間座っているので腰も痛くなるし・・・
せっかくのハワイ旅行が台無しにならないように、ここで肩こりについて、ちょっと書いてみました。



肩こり、腰痛を予防するには

筋肉の老化については、いろいろな意見に分かれますが、ふだんの運動を常日ごろ心がけている人とそうでない人とでは、15~30歳も体内年齢の差が出るといいます。
筋肉というと、運動器官としての筋肉ばかりを連想しがちですが、血液循環も筋肉抜きには考えられません。つまり、心臓から流れ出されていく血液は、心臓の圧力で全身に送られ、ひとたび静脈に入った血液は、骨格筋のポンプ作用によって心臓に戻っていきます。
これは毛細血管の収縮も筋肉が収縮したときに起こります。

筋肉が衰えれば、血液循環が悪くなり、また同時に血量が少なくなれば、酸素や栄養素が身体のすみずみまで送られません、こうして悪循環となります。
筋肉の健康が衰える40代ぐらいから四十肩が起こるのもこういったことが原因なのです。

筋肉の衰えた部分に流れる血液は、疲労物質がたまりやすく、また、酸欠状態になります。
こうした悪血のたまった筋肉は、非常に硬く、緊張し、こわばっています。
ひどい肩こり、腰痛などは、まず筋肉の中にたまった悪血の部分の血行をよくしていくことが肝心です。
過激になり過ぎないよう、人の手の先の柔らかさで、こわばった筋肉を徐々にもみほぐしていくと急激に血行がよくなり、血液が流れ出します。
同時に痛みも薄らいでいきます。
(指圧も同様の効果があります)

小学生くらいの子供がいれば、毎日でも背中に乗ってもらって足踏みを10分ほどやってもらうだけだけでも、背中から腰の部分の悪血が原因する痛みがとり除かれていきます。
子供の足先は柔らかく、重さもちょうどよくマッサージ師にやってもるほどの快刺激が得られます。

また肩は、仕事の合間、通勤中のホームなどで、ふだん使わない側(うしろ)に20回~30回まわしをすると随分違います。

ハイヒールをいつもはいている女性、また、ふかふかのソファー、車のリクライニングのきいたシートなどに長い間座っている人は椎間板ヘルニアやギックリ腰に襲われること間違いなし。

実際に椎間板ヘルニアの自覚症状のない人でも、腰椎のあたりを押したときに、異常な痛みを訴えるようであれば、すでに椎間板ヘルニアの前兆でもあるといえます。

座禅で長時間座る場合に、おしりの下に二つ折りの座布団を入れて、少し前のめりになるような姿勢で座ります。
これは、長時間座っていても、背中が疲れず腰痛に襲われない最も理想的な姿勢だからです。
長時間にわたってイスに座って仕事をする人は、絶対にイスに深く腰掛けすぎず、背もたれにもたれないことが大切です。


筋肉痛をとるビタミンB群

スポーツ選手やゴルフをする人の間でギックリ腰になったという話をよく聞きます。
これは、中腰の姿勢から急に腰を伸ばしたときに、背骨を支えているスジの一部が切れたり、腰の筋肉が捻挫するためです。
この予防としては、ふだんからやはり腰や筋肉の柔軟性を十分に保っておくことが大切だといえるでしょう。筋肉が硬くなる最大の原因は血液の酸素欠乏状態と乳酸がたまることです。

筋肉中の乳酸をすみやかに処理してくれるのが、ビタミンB1をはじめとするビタミンB群です。
また、乳酸の燃焼過程で完全に水と二酸化炭素に分解するためにはクエン酸を含む黒酢を、毎日飲むことです。
肉中心の食事、酒、砂糖のたっぷり入ったものは、乳酸をためやすくするので、腰痛のあるときはなるべく控えめに。

また椎間板変性症という病気がありますが、これは痛みを伴った頚椎の変性です。
つまり、椎間板が薄くなったりつぶれたりという状態です。
椎間板というのは、もともと軟骨の一種で、20歳を過ぎると老化が始まります。
脊柱のひとつひとつにスポンジのようにはさまった状態にあり、外からの力をクッションのような役目でやわらげる働きもあります。
この椎間板は、コラーゲンというたんぱく質と、ムコ多糖と水分からできているので、老化を防ぐにはコラーゲンを作るたんぱく質とビタミンCを多く含む食品、ムコ多糖を含む海藻類、とくにモズクのようにヌルヌルするものを多くとることをお勧めします。


肩こり解消

肩こりの原因は人によって様々だと思います。ひどい肩こりで悩んでいる人は普段の姿勢を見直してみましょう。

まず、頭のてっぺんとお尻の肉を意識すると、体の縦の線がまっすぐに整ってきます。次に、両腕をまっすぐ上に伸ばし、そのまま真横に下ろしてみましょう。
これで、胸と両肩をつなぐ体の横の線が整います。
大きな全身が映る鏡の前でやるといいですね。

正しい姿勢を意識することで深い呼吸ができ、体の中に新鮮な空気をたっぷり取り込むことができます。
すると、血液循環や新陳代謝が促進され、肩こりも解消されやすくなるのです。


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