「全国レベル」
今年は4地区、全日1回戦を見てしまいました。思えば、3年前中四国で「強いチーム」を作りたくて始めたコーチ。選手と一緒に成長した3年間でした。特にここ2年は運動をする上で一番大切な「体」を作ることの大切さを言い聞かせてきました。今年ようやくチーム全体に練習以外でクロスを持たずにトレーニングをする習慣ができて、そこにいろんなものを乗っけられるようになったところです。道のりは本当に長い!!でもこの苦労なくして東京では戦えないということを、2年連続して中四国の選手が関東のチームにこてんぱんにされるのを見ていて痛感しました。チームを根本から変えること。それが「急がば回れ」なんでしょうか・・・。
ただ、未だに目標を達せられないままであるということが、思いがけない泥沼に足を突っ込んだという感にもなり、あのころよりもずっしりと責任を感じつつある今日この頃です。最初の4年生は「4年で続けること」で相当悩んで、さらに「全日出場か全国で通用するチームか?」で相当長いことミーティングをしたっけね・・・。もちろん出れなければ意味のないものかもしれないんですけど、出るだけでは意味がないんです。予想以上に評価は厳しい。今までの4地区枠全日出場チームが地区で常に勝てていないのも・・・。去年、全日で関東1位と対抗することがどういうことかをしっかり理解することから始めて、相当な覚悟で設定した目標なんですよ。思いがけず川崎より先に、中四国から全日に出るチームが現れて、その全日での試合を見ながら(関東チームの観客のぼやきを背中で受けながら・・・)、やっぱり出るだけではダメなんだと痛感しました。現実は厳しい。でも、そこまで川崎がたどり着けないということはあの舞台に立つにはまだ足りないものがあるということ。 部員数もしかり。こればっかりは選手が自覚して、変革を起こすしかない。「1学年10人!」を当然にできれば、チームは絶対強くなる。今年知った「ラクロスの楽しさを伝えること・自分が楽しむこと」を忘れずに。
ただね、東京でのラクロスを体験している小山とかと練習をしながら、可能性はゼロではないと身をもって知っている選手がいるんだから、もう一度そこをきっちり目指すことは充分意義がある。今年やってきた最低限のフィジカル強化。そこから始めたおかげでずいぶん時間がかかってしまったけれど、ここから全てを乗っけていく。課題はたくさんあるけどね。それでも、何をするべきかも分かっているし、どういうチームにするかで迷うこともない。あとはやるだけなのだ。運営面でも、スキル面でも川崎は中四国をリードする。させていく。チームだけが強くなっても、継続しては強くなれないからね。これは本当の話。そういう意味で川崎を越えるチームが出てくれば、中四国はもっと飛躍するでしょうね。全国との差はあってしかり。それを環境や運営のせいにしてはいけない。全て自分たちが作った環境なのだから。自分本位でもいけない。誰かがやってくれていることもたくさんあるのだから。
謙虚にまっすぐ、強くなる。今年こそ集大成かつスタートとなる年になりますように・・・。本当に何ヵ年計画になるんだろうねー。