Powar stones

Powar stones

『コーラル(珊瑚)』


珊瑚(コーラル)
宝石言葉: 聡明、幸福、長寿

状態: 珊瑚は色によって赤色、桃色、白色にわけられます。
その中間色を「ぼけ」とよび、とくに桃色のぼけは珍重されています。
赤は身体を強く保ち、想像力と実行力を与える。
ピンクは純愛、忠誠、優しさの象徴。
白は奉仕的で、犠牲的な優しさを表します。

身体: 不妊症を直す薬としても珍重されたという事です。
珊瑚は古くから、災難避け、病気護り、邪眼避けなどとして、お守りとされていました。
嵐や暴風雨からも身を守ります。
特に海難避けとして、船乗りに好まれたそうです。

精神: 七福神信仰と結びつき招福、魔除けの宿る宝 として珍重されています。
柔らかな赤い色は貴方に愛を語りかけます。
赤いコーラルは「ベースチャクラ」に働きかけ、活動力や異性を求める欲求を強めてくれます。
しかし、中々恋人が出来ない方は、まずは薄いピンクのコーラルを身につけて『恋人が欲しい』と願う気持ちを高めたり、人恋しさを募らせ、体中から恋人募集中のオーラが発散されるよう、コントロールしてみるといいかも知れません。
珊瑚には人体の中の海のパワーや創造力を養い、直感力を強くする効果があります。
体と心のバランスがとれて『こんな自分がなぜ、生まれてきたのか?』とか『自分は生きていてもいいのか?』という、抱く必要のない不安やプレッシャーから、解放してくれる効能もあると言われています。
体の発育を助けてくれ、感情と心をリラックスしてくれ安定した性格にしてくれるのをサポートすると言われています。
珊瑚は『幸運を招く』というよりも、むしろ、魔よけ的に不幸を遠ざける役割を担っていると言われており、それは『良い意味で、あらゆる意識や感覚に対して鈍感になる』ということです。

伝承: 現在、珊瑚は日本の特産と考えられていますが、江戸時代以前はイタリアを基点に、海のシルクローか,あるいは陸のシルクロード経由で中国へ、そして日本へと運ばれていた地中海産の宝石で、貴重な輸入品ゆえ、黄金の国ジパングでも金以上の価値がついていました。そのため、はじめは「胡渡(こわたり)珊瑚」、のちには「古渡(こわたり)珊瑚」とよばれました。
珊瑚は仏教の経典の中にも7つの宝のひとつとして出てきます。正倉院には東大寺の大仏開眼式に用いた珊瑚のついた王冠が所蔵されています。
千年も前に、マルボドゥスは『宝石について』の中で、「コラルス(珊瑚)は、悪魔の霊や怪物を撃退し、そして物事の楽な始まりと幸運な終わりをもたらす。」と伝えました。


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