** 長島便り **

2004/06/13
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今日の地元新聞に載っていた記事によると
今年、ニューヨークは、17年に一度やってくる
セミの大発生の年だそうです。

履歴書には書けないけど「セミ取り名人」の
肩書きを持つ私は今から腕が鳴ります、ふふふ。

東京の実家の辺りでセミを捕まえようとすると
すかさず母親の「そっとしといてあげなさいな、
短い命なんだから、かわいそうに。」の一言が飛んでくるので
いつもガマンしてるんです。

アメリカに来てから、セミを見かけることがなかった。
「声はすれども姿は見えず」ということはよくあった。
だけど、今年は大発生!やった~!
大好きな脱皮の観察ができる~!
もう、あんな神秘的な現象をナマで見られるなんて~、
今からとっても楽しみなんです、大発生が!

17年前に産み落された卵が、今頃地中で孵化しているなんて。
卵からセミになるまでが17年ですよ、17年!
このセミは新聞の写真を見ると、目が真っ赤な種類でした。
羽の色が黄色っぽい茶色。すごくキレイなんです。
早く見たいです。

あの「ジリジリ、ミンミン」鳴く羽音も懐かしい。
記事によると、大発生するセミの声は80~90デシベル
(地下鉄駅内の騒音レベル)にも達するそうです。

そういえばセミの声を聞くと「ああ、今年の夏も終わるんだなぁ」
という気持ちになって、子供の頃過ごした夏休みを
思い出しませんか?

セミの声と風鈴の音、水遊び、草いきれ、青い空と緑の木々、
冷えたスイカ、夏休みの宿題、祖父母の声。

早くセミの声を聞きたいなぁ。
昔過ごした夏の思い出に浸りたいなぁ。





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最終更新日  2004/06/14 09:32:39 PM


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