OF CORUSE ONEPIECE!

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桃色の衣裳

桃色の衣裳

いっせいに木が華やかに
桃色に染まる。
か細い腕一杯に
桃色の衣装をまとう。
やはらかな
薄桃の
衣装は
日差しに
ゆるく
照らされ
あわい
光を
反射する。
そよ風は
桃色を
からめとり
草花に
おすそわけをする。

春の催し物は
いきものに
冬の終わりを告げ
いきものみなで
それを
お祝いする。
冬に溜まった
心の雪を
解かし
少しずつ
少しずつ
暖めてゆく。

生命の祭りの
美しい盛上げ役は
今日も風に
そよそよ吹かれ
春の
なごやかな
光を
ぼうっと
放ち
いきものはそれに
癒され
冬の辛さに
感謝する。
感謝する。



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