0歳からのバイリンガル子育て

0歳からのバイリンガル子育て

中学校・高校の頃



中学校になると、授業で英語が始まりました。

「中学校になると英語も始まるし、勉強が難しくなるよ~」と
近所のおばちゃんたちに脅され(?)たりもしましたが、
私は英語が大~好きでした。

というのは、
あの、小学校のときに行っていた「お遊び英語教室」での経験がここに来て生きてきたからです。
英語教室でどんな勉強をしたのかほとんど覚えていないのですが(先生、スミマセン)、
たしか、単語を覚えたりするのが一通り終わると、
一緒に勉強していた一学年上の子たちに合わせて、
中学校の教科書を読み進めていたという記憶があります。

私たちが中学校に入る年にその教科書はモデルチェンジしたため
まったく同じというわけではなかったのですが、
基本的な文法などは一緒。
つまり、一度やった内容だったからす~っと入っていけたというわけです。

さらに、基礎英語の「英語の歌」もここに来て生きてきました。
例えばThree litte kittensの歌では、
数詞と形容詞を同時に使うときの語順や、複数形の使い方を覚えることができますよね。

そんな感じで、
幸いにも英語は難しいというコンプレックスを持つことがなく、
英語の授業を楽しむことができたのです。



★ペンパルズ・イン・アブロード★

英語がすこ~しずつわかってきたころ、
学校の先生に薦められたからと思うのですが(これも記憶が定かではない…)
海外にペンパルを持つようになりました。

1000円ぐらいのお金と自己紹介を「●●文通協会」というところに送ると、
薄い紙にタイプされた海外の同じ年頃の子を紹介してもらえるのです。

「文通のための英語」という文例集をほぼ丸写しして手紙を送ると、
ある日、ポストにエアメールが!
まるで大好きなタレントから返事が来たように
大・大・大興奮で手紙を開いたのをよく覚えています。

びっくりしたこと…
それはアメリカ人のハンドライティングがあまりにも汚いこと。
…読めない…(^^;
あと、便箋からは日本にはない、不思議な香りがしました。

その後私はペンパルにすっかりはまり、
アメリカ以外にエジプト、東ドイツ、中国、マレーシア、韓国の友達と
手紙を交わしました。

つたない英語だったので、すぐに途絶えてしまった人もいます。
でも、その中の二人とは、大学のときアメリカで再会を果たしました。


★初めて「ガイジン」と話す★

初めて外国の方と話したのは、
忘れもしない、中学の修学旅行でのこと。

箱根に行って、大涌谷を訪れたとき、
あちこちにちらほらと外国人旅行客の姿が見えました。

その中で二人、ベンチに座ってくつろいでいる男性がいました。
二人が気になって、私はベンチの周りを行ったり来たり。
気づかないうちに、じろじろと見つめていたはず。

その中の一人が
「How are you?」と話し掛けてきたのです。
「I am fine.Thank you.And you?」
教科書で習ったことを思い出しながら、
私は小さな蚊の泣くような声で言いました。

すると…
「Oh, very good!」
と返事が返ってきたのです。

私は一目散に英語の先生のもとへと飛んでいきました。
「先生、ちょっと~!ガイジン、ガイジン、話してみてよ!」
田舎からやってきた私たち中学生一行は大騒ぎ。
英語の先生を呼んでその男性たちのところに行きました。

「あ~、はうあーゆうー」
「おお、先生、英語しゃべってる!」
もう、周りは黒山の人だかり。

私は勇気を振りしぼって質問を。
「Did you see ET?」
彼は、
「Yes」と答えたのですが、その後が聞き取れない。
友達にたずねると、「Did you cry?って言ってたよ」。

ネイティブの英語って、すご~く速く話すんだ、と
ちょっぴりショックを受けた出来事でした。


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