☆じゃんきー☆のあふぉな日々(´ロ`;)ノ

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『SILENT☆ANGEL』 7


机を叩きながら正人が怒鳴る「出て行くって・・・どういうことだよ」みち子も負けじと言い返す「悪いけど、あなたとはもう一緒に暮らすことはできないわ・・・もううんざりなの!」正人は自分の非を絶対に認めない性格だ。「子どもはどうするんだよ」みち子に親としての自覚を促そうと怒鳴る。みち子は悲しげな目をしながらも言葉を続ける「香奈は私が引き取るわ。でも二人は育てられない・・・美奈は・・・しばらくあなたが引き取ってちょーだい・・・。」正人逆ギレ!「お、おい!勝手に決めるなよ!それでも母親なのか!」正人の身勝手な言い分にあきれつつみち子が続ける「身勝手なこといわないでよ!二人も育てるなんて無理よ!それに・・・もうアナタの妻じゃないし、家族でもなくなるわ!わかってるでしょ!!」

正人の頭はすでにパニックだ「ちょ、ちょっと待ってくれ!暑い、暑くてもう何も考え
られねーよ。頭を冷やせ!お前も頭を冷やすんだ!」何を言ってるんだろうこの男は?
みち子は吐き捨てる「もう何度も話し合った結果でしょ。見苦しいわよアンタ!」

正人はうめく「三行半は・・・決定的なのか?・・・」「な、なぁ・・・も、もう浮気
なんて しないからさぁ・・・」みち子呆れる「はぁ・・・アンタってホントにサイテ
ーな男ね!こんな男と18年も暮らしてたなんて、悲しくなってくるわ・・・さ、香奈、
行くわよ。」長女の香奈は悲しげな視線をみち子に送る「お母さん・・・。」みち子は次
女美奈にかけより頬をなでながら涙ぐんで話し始めた「美奈、ごめんね。お母さん必ず
迎えに来るから、それまでがんばるのよ。」美奈は涙を流すしかなかった「お母さん、
香奈ちゃん・・・・心の中でつぶやいた・・・」

みち子に手を引かれて出て行く香奈・・・「美奈ちゃん・・・(涙)」母と娘二人は涙で
別れるのだった・・・。そこへ正人は割り込む「お、俺の名前は呼んでくれないのか?」
呆れたみち子、無言で正人をにらみつける!

正人はおびえて叫んだ「ひいぃぃぃぃっっっ」


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