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2023.10.09

白鍵と黒鍵の間に

テーマ：映画館で観た映画(8516)

カテゴリ：池松壮亮

金曜日の映画ハシゴ、
1作目は会社最寄り駅のシネコンでこちら。

白鍵と黒鍵の間に　　 tomo623

「2023年南博／小学館／「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会）
監督：冨永昌敬
脚本：冨永昌敬、高橋知由
原作：南博

　深い時間ではなかったが、
私が見たこの回は数人しか鑑賞していなかったなあ・・・

あらすじ　　　　　　 c-book0545

昭和63年の年の瀬。夜の街・銀座では、ジャズピアニスト志望の博（池松壮亮）が
場末のキャバレーでピアノを弾いていた。博はふらりと現れた謎の男（森田剛）に
リクエストされて、“あの曲”こと「ゴッドファーザー愛のテーマ」を演奏するが、
その曲が大きな災いを招くとは知る由もなかった。
“あの曲”をリクエストしていいのは銀座界隈を牛耳る熊野会長（松尾貴史）だけ、
演奏を許されているのも会長お気に入りの敏腕ピアニスト、南（池松壮亮、二役）だけ
だった。夢を追う博と夢を見失った南。二人の運命はもつれ合い、先輩ピアニストの
千香子（仲里依紗）、銀座のクラブバンドを仕切るバンマス・三木（高橋和也）、
アメリカ人のジャズ・シンガー、リサ（クリスタル・ケイ）、サックス奏者の
K助（松丸契）らを巻き込みながら、予測不可能な“一夜”を迎えることに・・・。

美しいパンフです。　　　　　　　　　　　　 c-book0546

最近にはめずらしく、ちょっと凝ってますね。
カラーページは半分の大きさで、カラーはそこだけ。

c-book0547

　本ページは五線譜デザインに
なっていて、テキストがとても多く情報が多いです。

久しぶりにこういう感じの映画を、なんの情報も入れずにみたので、
自分の中で理解が追いつかない部分もあって、、、
思わず見た後本屋で原作となった南博氏の「白鍵と黒鍵の間に」買っちまった。
これから読みます。

舞台は80年代、昭和の終わりの銀座なのですが、その裏側というか、、、
キラキラした表とは全然イメージが違っていてびっくり。
大学でピアノを一生懸命極めていても、いざ仕事となるとこんな状況もあり、
なのか、という切なさもあったりして。
ギャラ（というかチップ？）は、結構札でもらっていたりして、
実入りがいいのだろうか、とも思ったが（バブルな時代だし）
最後投げ込まれたビルの谷間（なんで生きてたの？）は、出口のない
谷底みたいで、、、表と裏感がすごかった。

作中、ポイントとなる　　　　　　 c-book0551

「ゴッドファーザー愛のテーマ」は、実際に池松壮亮が
弾いているとのこと。実は彼にハマった最初の頃、中学時代に学校の
合唱コンクールの伴奏を耳コピでした、という動画を見たことがあるんで
練習したらきっと弾けるんだろうなあ、、、と思っていました。
耳がいいんでしょうね。もちろん、本人の努力のたまものでもあるだろうし。
指や手首の形もよかったし、そういえばＣＭもあったなあ。
SOYJOYのCMでピアノ&ラップ、もありましたね。

もちろん、目当てで見に行ったので c-book0548

池松くんの二役（ずっと別人と思っていた私）もいいのですが、Ｋ助（松丸契）も
カッコよかったですねー
ちょっと面白い経歴の持ち主で、　　　　 c-book0549

お若いが才能あふれる感じ、そしてほとんどセリフは無いが、
ずっとサックス吹いててカッコいい。
挿入曲一覧もあって、気になっていた曲を確認できました。

c-book0550

　精力的に映画出演し続ける池松壮亮くん
作品、久々に見ました。まだまだ待機作もあるし、気がつけば30代になっていて、、、
ますます今後が楽しみな役者さんの一人であります。
初日舞台あいさつでこのピアノレッスンと同時に
フィギュアスケートとボクシングも役作りのために習っていたとかで、、、
商業的な消費的な作品に疑問を投げつつ、自分はただただストイックに仕事してる、
そんな硬派なイメージですが、みかけるCMはお茶目だったりして。
ホントは、コメディテイストなものももっと見たいんだけどね。

ホリプロ辞めてフリーになって、今後どうなるんだろう、、、と思ったが
実力と実績があるのでまだまだ映画中心とした作品世界で
愉しませてくれるだろうな、と期待期待。