I歯科医院の高楊枝通信。

I歯科医院の高楊枝通信。

高カリエスリスク症例1.2(右上6の再建)



前回のつづき

https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202403110000/

このブログでは露髄した歯髄をしかも露髄して何ヶ月も何年も経過しているケースでも平気で3MIX+α-TCPで直接覆髄しているのだが、一般の歯科医師には信じられないことだと思う。
現代歯科医学では有り得ない話なのだ。
通常感染歯髄を保存することはできず、直覆を試みても後で痛くなって失敗すると習うからだ。

しかし現実は違う、歯髄は非常に感染に強い組織でポリープを除去しないで直覆しても何ともない。
その場で沁みる痛い等の不快症状が瞬時に消える。

ポリープとは感染などの外部刺激に抵抗するための組織で歯髄ポリープを顕微鏡で見ると細菌や免疫細胞が繊維組織の中に散在している。感染していないわけがないのだが。

向かって左の赤みが強いポリープが歯髄ポリープで右が歯肉ポリープだ。

はみ出たポリープを除去しただけで埋め戻している症例はここだけでしか見れません。
では時系列でどうぞ




局所麻酔下で電気メスでポリープを除去した。2カ所の点状露髄が見える


軟化象牙質(虫歯)を除去する過程でじわじわと出血する




ボスミン液で止血




3MIX+α-TCPで直覆




CR+ボンディングシステムで歯冠を再建していく。ストリップスを使わない場合の1次CRだ。
この画像が重要!








隣接面分離(詳細はfreepageにアップしている)


デンタルフロスが入ることを確認


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