TITLE LIST(SONG WRITERS)
1.Eagle(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) 冒頭の曲としては始めての少し重い雰囲気が漂う曲。イーグルとは米国のロック・バンド『EAGLES』のことをテーマに造ったらしいが、この曲とイーグルスの関連性は見られない。 2.Take A Chance On Me(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) アバを代表する曲の一つで全米チャートでは3位を記録する大ヒットとなった。アバらしい溌剌とした底抜けに明るいポップス曲で聞いていても何だか嬉しくなってくる。曲は女性陣がリードして行って男性陣がバックで~TAKE A CHANCEを呟きまくる展開。だが途中ではフリーダのソロ・パートがありその後にアグネサの高音が響く。アバのポップス曲の魅力が全てこの曲に詰っているので、アバの曲で他人に推薦するならこれだ。自分が悲しきフェルナンドの次に好きな曲。 3.One Man One Woman(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) フリーダのボーカルで始まって中間部分ではアグネサが加わる展開の曲。内容はお互いの関係に亀裂が入ってしまったけどきっとやり直せると歌っている。 4.The Name Of The Game(Benny Andersson/Stig Anderson/Bjorn Ulvaeus) 邦題は『きらめきの序曲』は全米チャートで12位を記録した。これも1同様少し重い雰囲気が漂うがアグネサがそんな曲調を上手く捕らえて歌う。中間部分かからの曲の展開やコーラス・ワークがメリハリを利かせている。 5.Move On(Benny Andersson/Stig Anderson/Bjorn Ulvaeus) 珍しくベニーのソロでの『肉声』での語りで始まる曲。コーラス・ワークの良さとアグネサの何かを噛み締めて歌うような様が曲に彩を添えている。何だか人生の訓示を聞いているかのような内容だが、中間部分のコーラスの歌詞はflowing,morning,dawning等の韻を含む単語を使いながら詞でもリズムを作る方法を上手く導入している。この手法は多くのミュージシャンが使う手だが、英語を母国語としないアバはこれを多用する事で聞えを良くしている。フォーク調の流れと
アコギのメロディー・ラインが綺麗で素敵な一曲。 6.Hole In Your Soul(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) アルバム中唯一のロック調の曲で男性陣のバック・ボーカルも大きくフィーチャーされている。リードはアグネサで頭のてっぺんから高音を目一杯強調して歌っている。途中でメロディーが転調するところ等は初期のロック調の曲には無く、この辺りがアバ・サウンドの成長した点だ。内容は貴方の魂を満たすのはロックンロールだよと歌う。 "The Girl With The Golden Hair"-3 Scenes From A Mini Musical 7.Thank You For The Music(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) ここからの3曲はミニ・ミュージカルの設定で繋がったイメージで表現している。『金髪の髪を持つ少女』(直訳)と言う名のまるでアグネサの事の様なタイトルのミニ・ミュージカルだ。この曲はアグネサのボーカルがメインで聴いていて安心できる上に心が落ち着くそんな曲だ。 8.I Wonder(Departure)(Benny Andersson/Stig Anderson/Bjorn Ulvaeus) 一転してフリーダのソロのボーカルが聴けるチョッとしっとりと歌う姿が生かしている。中間でベニーのイージー・リスニング風のピアノ・ソロが聴ける辺りは、ミュージカルを意識してのものだと思われる。 9.I’m A Marionette(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) ゆったりした曲から今度はスピード感のある中間でのギター・ソロがカッコいい曲。私は操り人形で皆の言いなりとチョッとこの頃のアバの忙しさを吐露したかのような(?)、スパイスの効いた歌詞が印象的だ。
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1. As Good As Knew(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) バロック調のイントロから曲はDISCO風のアレンジに替わり、中間部分ではアグネサのボーカルに再びバロック調の演奏が加わる凝った展開。全米シングル・チャートでは19位を記録。 2.Voulez-Vous(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) フランス語のタイトルを持った表題曲で本作で最もDISCO SOUNDが強調されている。この曲には賛否両論が有るとは思うが個人的には発売当時から好きになれなかった曲でもある。アバの本格的な米国進出を図る戦略上はこの手の曲はやむを得なかったのではないかな。全米シングル・チャートでは80位と振るわなかった。 3.I Have A Dream(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) フリーダがリードをとるナンバーで最後のパートでは子供のコーラス隊が加わる。当時のコンサートでも当地の子供達を集めてステージに上げていた。曲もアバらしいゆったりとした雰囲気をフリーダが上手に表現している。子供が夢を語るような歌詞が印象的な曲でホッとさせてくれる。 4.Angeleyes(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) アバお得意の明るい感じの溌剌としたポップス曲で、前作の2を思い出させる。内容は失恋した彼女が川沿いで偶然彼が別の女性といる所を目撃して、複雑な心境を吐露しているそんな曲だ。 5.The King Has Lost His Crown(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) フリーダがリードを取る曲で中間部はこのアルバムのテーマでもあるDISCO風のアレンジが施されている。 6.Does Your Mother Know(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) アルバム中唯一ビョルンがリードを取るナンバーだが、コーラス部分が多いので初期のような曲調とは多少異なる。ロック色が一番強く出ているが、これはある程度ステージで披露する事を念頭においていたと思う。全米シングル・チャートでは19位を記録した。 7.If It Wasn’t For The Night(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) ストリングスが終始曲をリードするがここでもDISCOを多少意識したようなリズムが見れる。アグネサの高音が全体を引っ張っていき最後の方ではタイトル部分を連呼する。 9.Chiquitita(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) ユニセフのキャンペーン・ソングとして発表された。ユニセフのコンサートでもアバはこれを披露してそれをTVで見たのを憶えている。曲名はスペイン語で小さな可愛い女の子という意味だと思う。曲はアコギとピアノが力強くリードしていく展開で、最後にはベニーのピアノ・ソロが彩を添えている。『FERNANDO』同様多少ラテン風のトラッド色が出ている曲構成がこのアルバムで一番のハイライトだと思う。全米シングル・チャートで29位を記録した。PVでは何故かメンバーが雪達磨の前で歌っている。 10.Lover(Live A Little Longer)(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) ベニーのピアノが多少コミカルに展開するが、この曲もDISCO風なアレンジが施されている。 11.Kisses Of Fire(Benny Andersson/Bjorn Ulvaeus) ゆったりしたイントロから一転速いテンポで曲が進んで行く。これも前曲同様にDISCOの影響を感じさせる。 12.Summer Night City 『MORE GOLD』の1を参照。