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2004.10.23
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カテゴリ: アメリカ映画
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【この映画について】
この映画は本来ならドラキュラ伯爵にスポットライトをあてる所を、あえてドラキュラ・ハンターとして名高いヴァン・ヘルシングを主役扱いしている。
だからといって決してドラキュラが脇役である訳ではない。ドラキュラと記憶を無くしたヴァン・ヘルシングがバチカンの秘密組織団から密命を受けて、モンスター・ハンターとして名を上げるのが全体の流れである。
【ストーリー(ネタバレなし)】
自分の過去の記憶を一切なくしたヴァン・ヘルシングはそんな自分を救ってくれた、バチカンの秘密組織団の聖騎士団の密命を受けてモンスター・ハンターとしての毎日を過ごす。モンスター達は死ぬ間際に人間の姿に戻る為に、彼は常に各国の警察からお尋ね者として追われる身だった。
そしてパリのノートルダム寺院でモンスターを退治してバチカンに戻った彼に、今度はトランシルバニア(現在はルーマニアの一地方)で村人達を恐怖に陥れているドラキュラを退治せよとの命を受けた。
早速彼はお供の修行僧のカールを連れて向かうが、カールは武器開発の天才で彼はこの後最後までヴァン・ヘルシングを助けることになる。トランシルバニアに到着した一行はよそ者であるヘルシングに敵意を持って接してきた。そして応対したのはここを治める一族の末裔のアナとヴェルカンで、この兄妹がドラキュラを倒さないと9代に渡る恨みが晴らせないことになり地獄に堕ちる事になる。そして対応している最中にドラキュラの花嫁の3人が不意に村を襲ってきた。ヴァン・ヘルシングは何とかその中の一人に花嫁を退治したが、村人達はむしろドラキュラの復讐を怖がった。
結局は兄妹とヴァン・ヘルシングらはドラキュラを退治するべく力を合わせるが、兄のヴェルカンがドラキュラの手に堕ちて狼男に変身させられてしまった。ドラキュラは長年フランケンシュタイン博士の研究を支援してきたが、それはドラキュラが自分の野望を達成させる為の物でありその研究の邪魔になったフランケンシュタイン博士を追放し替わりに兄が身代わりになってしまった。
ここからは長々とドラキュラとヴァン・ヘルシングらとの戦いが延々と続くが、どう見てもヴァン・ヘルシングが活躍しても物量豊富なドラキュラに叶わなかった。そして一連の戦いでヴァン・ヘルシングも狼男に咬まれてしまい、48時間後の満月の夜にドラキュラの下僕になってしまう。だがヴァン・ヘルシングはドラキュラの秘密を何とか解き明かすことが出来て、逆に狼男に変身してドラキュラと戦う。
果たして壮絶なドラキュラと狼男に変身させられたヴァン・ヘルシングとの戦いはどうなるのかは映画館でどうぞ。
【鑑賞後の感想】
この映画は観る前の予告編を映画館で観た時は果たしてどんな内容なのか半信半疑の状態だった。
だがいざ映画館で観てみたら意外と、と言えば失礼かもしれないが面白かったといった印象だ。劇中ではヴァン・ヘルシングとドラキュラの過去の因縁がドラキュラの口から語られて動揺するヴァン・ヘルシングの姿もある。そして、人質交換で舞踏会でアンとドラキュラがダンスするシーンは劇中で唯一の華やかなシーンであり、この辺の格差も良く出来ていると思った。
注文を付けるとすれば、ヴァン・ヘルシングが記憶を無くした経緯をもう少し掘り下げるとより一層人間性が強調されて良かったのではないか。ドラキュラ関係の映画は長い映画の歴史でも、俳優を変えて何度もリメイクされているのでそのうちまた違うコンセプトで上映されるのを期待したい。





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Last updated  2005.09.19 00:31:32
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