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2005.05.14
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カテゴリ: ヨーロッパ映画
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【この映画について】
昨年の3月にフランスで公開されて以来、フランスでは7人に1人が鑑賞したとの記録があるほど大ヒットした映画。この現象は米国でも評価されて、ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞では外国語映画賞の候補にもなり、アカデミー賞では更に主題歌賞でも候補になった。残念ながら授賞は逸したが、外国語映画なら2部門での候補入りは見事だろう。
映画の中で見事なボーイソプラノを聞かせているのはジャン=バティスト・モニエで、彼は聖歌隊「サン・マルク少年少女合唱隊」の一員でもある。
【ストーリー(ネタバレなし】
世界的指揮者のピエール・モランジュ(ジャック・ペラン)はNYでの公演中に母の訃報を聞く。急遽故郷のフランスへと戻ったピエールは、葬式後に彼の家にペピノが訪れてきた。それは50年ぶりの再会だった。そこでペピノは一冊の日記を持ち出しピエールへ渡し、ピエールはその日記を食い入る様に読み始めた。
1949年フランスの片田舎の寄宿舎に一人の元音楽教師クレマン・マチュー(ジェラール・ジュニョ)が赴任してきた。ここは校長と体育教師シャベールとマチューの3人の教師しかいない。生徒は皆両親とは離れて生活をする身であり、面会日に会いに来る親もいれば全く面会に現れない親もいる。
マチューが赴任してきた日に、用務員のマクサンが子供のいたずらで大怪我を負った。激怒した校長は容赦なく体罰を加えるが、結局犯人は名乗らず。マチューはそれでも忍耐強く子供達と接しているうちに大きな発見をした。それは夜中に校内を見まわっている時にピエールという子供が口ずさんでいるのを耳に止めていた。マチューはその歌声に何かを感じた。
その歌声に触発されてマチューは生徒達に合唱団を結成することを持ちかけた。最初は気乗りしなかった生徒達も、徐々にコーラスの楽しみを見出した。そうしているうちに、今まで心に葛藤を抱えていた生徒達に変化が明らかに現れてきた。授業中にコーラスに励んでいる生徒を発見した校長は、コーラスの授業に難色をしめしていた。合唱団の中でもピエールだけはずば抜けた歌唱力を持っていたが、問題児のピエールには転向してきたワルのモンタンが接近してきた。マチューはそんなピエールの行動を注視して、ピエールの歌の才能を伸ばす為に面会に訪れる母親にリヨンの音楽学校に通わせるように説得する。マチューは熱心に母親に説得するうちに淡い恋心を抱いてしまうが、ピエールはそんな二人の仲をみて嫉妬して心を閉ざし歌うのもやめてしまう。
マチューはピエールの才能を認めながらもあえて彼を突き放す。コーラスの練習は彼抜きで進む。そして寄宿舎のスポンサーである伯爵夫人が合唱団の噂を聞いて、是非歌声を聴きたいと言い出し来校した。相変わらずピエール抜きでコーラスは進んで行き、合唱団の指揮を執るマチューはタイミングを見計らってピエールに目配せをしてコーラスに加わらせてソロを歌わせた。
ある夏の日に校長が不在の時に、学校で火災が発生し宿舎は焼け落ちた。校長がこの時密かに画策していた勲章授与の夢も灰となった。この火災の責任はマチューに転嫁されて、彼は学校を辞める羽目になった。
そしてマチューを見送ることを校長に禁じられていた生徒達は、最後に意外な行動を取ってマチューを喜ばせた。更に、その後に予期せぬ出来事がマチューの身の上に起こった。それは一体何だったのかは映画館でどうぞ。
【鑑賞後の感想】
この映画はフランスで大ヒットした勢いで、各地の映画祭の外国語映画賞を授賞したり候補になったいりしていた。そしてアカデミー賞でも外国語映画賞と、この映画の評価を決定付けている、主題歌賞(授賞はモーターサイクル・ダイアリーズ)の候補にもなっていた。
何と言っても素晴らしいボーイ・ソプラノを劇中で披露しているモニエ抜きではこの評価はなかった。透明感があり且つ伸びやかな(こういう表現が適切かは分からないが)声は、他の生徒役の子供達と違い唯一吹き替え無しだったそうだ。
今後迎える変声期でこの美声は失われるのか、それとも更なる美声を我々に披露してくれるのだろうか?次作への期待が高まる。






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Last updated  2006.06.13 22:21:19
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