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2010年12月30日
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カテゴリ: 倫理
さて、今年もあと1日と数時間。 日本の政界はいまだに混迷をきわめ、景気低調も相変わらず続いています。 いいかげん、くだらん内ゲバを止めて、マトモな政策を考えてもらいたいものです。

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年の瀬、生活困窮者を対象にした年末緊急職業相談が29日、東京や大阪など大都市部のハローワーク19か所(11都道府県)で行われ、全国で約3700人が相談に訪れた。(2010年12月29日 読売新聞)
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現在、日本の失業率はずっと横ばいのままで、まったく雇用改善にはいたっていません。 どなたかは「一に雇用、二に雇用!」とかを力強くおっしゃてましたが、どうなったのでしょうか?


ところで、以前からもそうでしたが、最近 富に不審IPのしつこいアクセスが多く、困惑しております。 もっとも、解析の結果、発信元の想像はつきますが・・・



さて、いきなりですが、「人はなぜ働くのでしょうか?」

主目的は「収入を得るため」「生計を立てるため」でしょう。

まあ、なかには母親から何億円といったおこずかいを頂く人もいますが、そういう特殊な例を除いて、働かなければ現金収入はありません。

一般的に、現金収入がないことには生計は成り立ちません。 自給自足の生活だとしても、多少の現金支払いは必要でしょう。

しかし、一生働かずに暮らせるだけのお金があったとしても、何らかの形(収入を主眼としない)で働く人も多くいます。

では、それ以外の理由は何でしょうか?

まず、収入面をみてみますと、かなり収入面が良かったとしても、

 人にほめられたり、認められることもなく、
 人の役に立っているという実感もなく、
 人から必要とされているという実感もない。

という仕事だとしたら、どうでしょう。 そういう仕事を収入が良いから、といって、長く続けられるでしょうか?

たいていの人は長続きしないと思います。

ということは、収入が一番ではないのでは?とも思えます。 しかし、反面 ほとんどの人は収入面を一番重要視します。

では、その次に考えられる、立身出世欲。 これも多くの人が内心望んでいるはずです。

有名になりたい。 人から尊敬される人間になりたい。 など、です。

これには収入面も絡んできますが、高額所得を得れば、有名にはなれますが、尊敬されるかどうかは別です。

また、昔から「働かざる者、食うべからず」という言葉があります。

これは資本主義社会では当然のことです。 特殊な人を除いては、「働かない」→「収入がない」→「生活できない」 となりますからね。

しかし、この言葉、意外にも社会主義を唱えるレーニンが言い出したものなのです。

新約聖書のパウロの言葉を引用して言った言葉で、新約聖書では「働こうとしない者は、食べることもしてはならない 」とあります。

ということは、資本主義社会ばかりでなく、社会主義社会でも「働く」ことは重要なことだとされているようです。

そして、「働く」ということは、「傍を楽させること」ともよく言われます。

なかなか意味深な例えだと思いますが、この意味の取り方は考えようによって、いろいろあると思います。

また、多くの人が、「なぜ働くのか?」との質問に、「生活のため」、「家族のため」と答える人が多いらしい。 実に単純明快な答えです。

前者は目先のため。 後者はちょっと先の将来のため。 しかし、後者はその後に続く将来のため とも言えます。

生活のために、したくない仕事をする。 それは決して否定されるべきことではないでしょう。 反面、自分の望む仕事に就いている人はごくまれです。

医者になりたくとも医学部に入れる人は限られているし、弁護士になりたくとも司法試験に合格するのはごく少数でしょう。

しかし、生活(収入)のためだけに仕事に就いているとすれば、いずれ無力感が漂うに違いないと思います。

いかに社会に絶望し、どれほど世間に失望しようとも、やはり生きていかなければなりません。 もっとも、その気力を無くしたときに人は重大な過ちを犯すことになります。

「なぜ働くのか?」 この答えは人によっていろいろあるでしょう。 そして、答えの見つからない人も多いと思います。

ちょっと話は逸れますが、ヨーロッパなど社会主義が起こった時、マルクス主義の根本には労働崇拝という考え方がありました。 原始の時代から労働には「喜び」が伴っていましたが、今 その「喜び」がないように思います。

では、「働く」→「幸せを求める」としたら、どうでしょうか?
それでは、「幸せ」はどうしたら求められるのでしょうか?

こうなると、かなり哲学的になって、余計わからなくなるかもしれませんね。


ある高僧が、人間の究極の幸せとは、

1.人に愛され 2.人に誉められ 3.人の役にたち 4.人に必要とされること

と言いました。

このうち愛されること以外は、「働くことによって実現される」とも言いました。

つまり、「幸せ」=「働くこと」とは、

 愛されること
 褒められること
 人の役に立つ事
 人に必要とされること

ではないか、と思います。 でも、これが答えではありません。 残念ながら正解は永遠の謎かもしれませんし、正解はないのかもしれません。

ちなみに、大卒で定年(60歳)まで勤めた大手サラリーマンの場合、トータル給与額は平均で約2億5千万円前後。 退職金の平均額2175万円を加算した生涯賃金は約2億7千万円前後、と試算されています。

しかし、従業員1000人以上の大企業と、100人未満の中小企業ではどの業種でも1億円近い開きがあります。


余談ですが、夏目漱石の「それから」に、働くことに関して興味深い話が描かれています。

実業家の父の経済的な援助のもとで裕福な生活を送り、学生時代から満たされた生活を送ってきた代助。

その代助に対し、出世して豊かな生活を獲得したいと願っている平岡が対比的に描かれ、また その代助が恵まれた生活を捨て、かつて慕っていた三千代と共に生きる決意をするまでが描かれています。

興味のある方はぜひご一読ください。

尚、あらすじはこちら→「 それから


本年中、皆様には大変お世話になりました。 最後にやたらムズイ話になりましたが、これで打ち止めと致します。

どなた様も「良いお年を迎えられますよう」、切に願っております。
 ありがとうございました。





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最終更新日  2010年12月31日 13時38分43秒
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