ケーン’S トレーニング・センター   ☆ BBGYM堺支部

ケーン’S トレーニング・センター   ☆ BBGYM堺支部

サイクル・トレーニング



 サイクル・トレーニングとは、当初は低い重量でセットを組み、少しずつ負荷を上げながら一定期間のサイクルを過ごし、サイクル最終日には自己ベストを狙うトレーニング方法だ。
 文章で読んでも解り難いだろうから、俺の行なっていたベンチのサイクルの一例を書いてみよう。

第1週 85kg×8回×2set、95kg×5回×1set
第2週 90kg×8回×2set、100kg×5回×1set
第3週 95kg×8回×2set、105kg×5回×1set
第4週 100kg×8回×2set、110kg×5回×1set
第5週 105kg×8回×1set、110kg×5回×1set
第6週 110kg×8回×1set

 このサイクルで狙っているのは110kgで8回挙げる事。
 これが成功すれば、1週間のOFFを取り、各週それぞれ2.5kg増やした重量で新サイクルを開始する。
 基本的にはメインセットが8回×2set、第5週と6週のみ1setで行なう。
 メインセットの後に5回×1setを行なっているのは2週先の重量だ。これを行なう事によって、重さ慣れをしておく「メモリーセット」だ。
 また、第4週や第5週のメモリーセットで8回イケそうだと感じたら迷わず挑戦する。成功したら、そのサイクルはそこで終了となる。

 ベンチ以外の種目は第1週は流す程度で、第2~4週はキツめに行なう。第5週は、目前に第6週を控えているので、やはり軽めに。

  けっこう精神的にはキツイんだけれど(いろんな意味で。やってみれば分かります)、無計画にトレーニングを重ねてゆくと、停滞、悪くすれば後退することがあるので、そういった時はこのサイクル・トレーニングが有効かも知れない。

 マンネリ化してきたら、そのときはメインセットを6回2setにしてみたり、負荷を上げる幅をサイクル後半では小さくしてみたり、変化をつけることも出来る。

 このトレーニングは特別なものではなく、パワー・リフターが好んで用いることの多い、パワーアップを目的としたメジャーなトレーニング方法だ。



© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: