ケーン’S トレーニング・センター   ☆ BBGYM堺支部

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バーベルも買うか 2


 ただし、どうしても扱う重量が増えてくると、ダンベルだけでは賄いきれなくなってくる事があるのも事実だ。

 一般的に市販されているダンベルだと、おそらく片方40~45kgくらいまでしか増量出来ないはずだからな。
 ダンベル・シャフトの長さには限りがあるし、かと言ってダンベルに20kgプレートを装着する訳にも行くまい。 


 かなりの高重量を扱うハード・トレーニーには、やはりバーベルが必要になってくる。
 バーベルがあれば、高重量のスクワットだって思いのままだ。


 さて、今回からはバーベルを購入するにあたって、その選定方法を語ってみよう。
 バーベル・シャフトからいってみようか。


 色々なトレーニング機器販売会社のカタログを眺めてみると、実に豊富な種類のバーベル・シャフトがある事が分かるだろう。

 大きく分けて、プレートを装着する部分の直径、全体の長さ、材質、などに違いがある。


 プレート装着部の直径は、50ミリのものと28ミリのものがある。一般的に50ミリ径のものは「オリンピック・シャフト」、28ミリ径のものは「スタンダード・シャフト」と呼ばれる事が多い。


 オリンピック・シャフトの長所は、プレート装着部分(スリーブ)が回転する仕組みになっているので、クイック・リフトやカールを行なう際に慣性の力が働きにくく、スムーズに動作できる事だ。
 微妙な感触だが、ベンチ・プレスやスクワットの時にも軌道を保持し易い。

 当然オリンピック・シャフト用のプレートは穴が大きく作られているので、脱着が行ないやすい事も利点の一つだな。


 スタンダード・シャフトの長所は、これまでダンベルに使っていたプレートも利用できる点にある。
 オリンピック・シャフトを購入するなら、1.25~5kgといったプレートも全てあらためて揃えなければならないのだからな。

 更にスタンダードの最大の利点は、安価であることだ。


 なお、一般的にはオリンピック・シャフトの方が、耐荷重量において優れているので、これも重要な検討課題のひとつだな(スタンダードでも耐荷重450kgなんてシロモノあるが、少し値が張る)。

 どうだ。
 バーベルの、その内のシャフトだけの、さらにその中の選択要素のひとつでしかない「プレート装着部の直径」ひとつ取っても、これほどまでに検討材料があるのだよ。

 少し長くなってしまったようだな。

 シャフトの「長さ」「材質」については、次回に語るとしよう。



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