Oh To Be Wicked Once Again

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その男・榎忠

心斎橋のキリンプラザの榎忠展「その男・榎忠」を見に行ってきました。
総括すると、元気バリバリ、人間ってパワーに満ちているんだよなあと、
あらためて認識したような、そんな感想を持ちました。
彼の最も有名な作品は、パンフにも使われている、
「ハンガリー国へ半刈りで行く」です。


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ハンガリー旅行中の写真も展示されていたのですが、
右半分の髪・まゆげ・ヒゲがなく、逆に左半分は延び放題で、
西部警察の大門警部(渡哲也)ばりのサングラスをかけて、
タバコをふかしながらという容貌は、まあこれ以上怖いやつは
ないなという感想を抱かせてくれました。

というか、その姿で電車に乗ると、向かいの座席の人が目の
やり場に困ったり、隣の親子連れが不自然に子どもに話しかけたり、
反対側の乗客が突然バッグの中をゴソゴソし始めたりするのが
すごく伝わってくる、と本人が映像の中で話してましたからね(笑)。



次の作品は、無数のスクラップされた機械部品を旋盤で加工し、
磨き上げ、それを縦横無尽に並べて、都市空間を作り上げてしまった、
新作「RPM-1200」。設置された階段を上って周囲を見渡すと、
すっかり圧倒されると同時に、小学生の男の子はこりゃー見てる
だけでワクワクするような代物だなあと思いました。

まあ榎忠さんは基本的に、人間がワクワクする、
楽しくなる作品を作る方だと思いますけどね。



28年ぶりに復活した作品「BAR ROSE CHU」。
何も知らずに行ったのですが、今日は偶然にも榎忠さん扮する・・・
いやもとい、榎忠さんとは別人格の、Rose Chuさん本人がいらっしゃる
日でした。というわけで道頓堀「神座」でラーメン食べてから
(3年ぶりくらいだなー、まあ一度は食べてみる価値はあるかと。
癖になります)、BARが開店する時間に再びキリンプラザへ。


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キリンプラザから道頓堀を臨む



順番を待っていよいよ入店。
最初にRose Chuさんからかけられた言葉
R「あらぁ、男前じゃないのぉ」
私「あ・・・、ありがとうございます(ぽっ)」
R「学生さん?ここは学割がないのよぉ(笑)、結構高いわよぉ~」
私「あっ、今日はちょっと張り切りました(笑)」

えー、ちなみに榎忠さんは御年60歳を越えておられます(笑)。
あ、Rose Chuさんは何歳か分かりませんが(^^;
ちなみに、ビール・ソフトドリンクは整理券と交換ということで、無料です。

それにしても、服装も化粧もかなりきてましたねー。
全身網タイツの上から、つけ胸、ベルベットのドレスに、金髪カツラ、
つけまつげは銀色、でもあえてヒゲは生えておられました(笑)。
隣の方が服装もまつげもほめてしまうもんだから、僕のほめるところが
なくなってしまい、「キレイな巻き髪ですねぇ」って言ったものの、
巻き髪ほめるってどうなんだろうという気もしつつ。
でも見事な巻き髪でした。いやカツラなんですけどね(笑)。


rose chu
↑サイン入りカードをいただきました(右上に小さいハートマークつき)。こんな服装がカラーになります。
でもサイン、Enoki Chuって書いちゃってるんですが(笑)


いやー、おもしろかった、ほんとに。


どうやら土曜日はRose Chuさんがいらして、
日曜日は榎忠さんがいらっしゃるというシステムのようです。
開店時間は18:00~20:00。
しかし、特別展は来週で最後ですので、
興味持たれた方はご注意ください。


榎忠展「その男榎忠」(06年4月16日まで)


060408


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