ハワイ旅行記。。（1993年1月）
ハワイ旅行記。。参加者、、だんな、私、長女（3歳）、私の妹（みみちゃん）
海外旅行はハワイに始まり、ハワイに終わるというが､私は当時アメリカ本土、香港、韓国、メキシコと行ったがハワイは初めて、、
当時3歳の娘もアメリカ本土に一度行ってるけど､ハワイは初めて､､
だんなははじめての海外旅行はヨーロッパでハワイは3回も行っている、、
でも1人だけ基本に忠実な参加者が1人いる。。私の妹のみみちゃんです。
みみちゃんは初めての海外旅行で飛行機に乗るのも初めてです。
今回のハワイ旅行はだんなの会社で安い航空券が手に入るというのを11月に聞いて、すぐに話が決まりました．
出発は平成5年の1月7日に決め、私とみみちゃんは初めてのハワイ旅行に大いに張り切り、ガイドブック5冊を買い求め、12月中にいろいろ計画を立てました．
美味しそうなレストラン、子供に楽しそうな観光地、買い物、、、いろいろリストアップしました。
ホテルもだんなに安く手配してもらい、飛行機の時間も決め、観光地、食事内容も厳選して決め、私の心はすでにハワイへ。。
でもはじめての海外旅行者みみちゃんは、1人でガイドブックの出国手続き､入国手続きのページを読んで研究しています。。海外が初めてで､しかも英語の苦手なみみちゃんは「sightseeing」「sevendays」と練習していました。
こんなことを練習するのは、初めて海外旅行に行く、お年よりの人だけかと思っていたので、びっくりしました！！
いよいよ、出発当日。。19時50分のノースウェストで出発なので、16時半くらいに家をでました。
空港まで行く途中、ハンバーガーを買って、空港のロビーで人目を気にしながらももりもり食べました．
その間にだんなは搭乗手続きをしました。
そしていよいよ出国手続き開始のランプがつきました。
みみちゃんははじめての経験でドキドキしているようでしたが、手荷物と身体のX線検査をとおり出国手続きを済ますまで約5分で終わりました．
あっけない出国手続きにみみちゃんもホッとしているようです。
あとは搭乗を待つだけ、、待合のロビーには免税店もあり、退屈しのぎにいろいろ見て回りました。
欲しい物はいろいろあったけど、ハワイでもっと安く買えるかも、、と何も買いませんでした．
そしていよいよ搭乗開始です。他の人達はわれ先に、、と搭乗口に殺到していましたが、私は「どうせ席は決まってるんだから､あんなに急いで並ぶことはないのに。。」と悠々と座って人の列がなくなるのを待っていました．
あまりにゆっくり座っているので､みみちゃんは1人でおろおろしていました。
列がなくなった頃、ようやく重い腰をあげました。
みみちゃんに搭乗券を一枚渡して､だんなと私と娘の3人で先に搭乗口を進んでいきましたが、すぐについてくると思っていたみみちゃんが全然きません。
どうしたんだろう、、と思っていたら､どうやらみみちゃんに私の名前の搭乗券を渡してしまったようで、搭乗口の係員に止められてしまったようでした．
みみちゃんは「ちゃんと確認してから渡してよ」と文句を言っていましたが、私はここは日本で本当によかった、、と思いました．もしハワイだったら、みみちゃんは1人で上手く説明できずに、困り果ててしまったことでしょう。。
やっと飛行機に乗りましたが､私達が最後の搭乗者だったようです。ちょっとゆっくりしすぎたかな？？
そしていよいよ出発です。
飛行機初体験のみみちゃんを窓際に座らせて、娘、私と3人並んで座り､だんなは通路をはさんで1人で座りました．
無事離陸して名古屋の美しい夜景を見ながら空の旅へ…
名古屋からホノルルまでの所要時間約7時間。。
ホノルル着は朝7時45分くらいになるので、その7時間で夕食、睡眠、朝食を済ませなくてはいけません。。
でも夕食がきたのは離陸後1時間すぎです。
急いで食べて歯磨きをして、さあ、早く寝なくっちゃ．．と思いましたが､皆浮かれているので､なかなか寝られません。。
ふと気がつくとだんなは機内が空いていたので、3人分のシートを使って､1人で横になって寝ていました．
機内はだんだん静かになっていましたが、あちこちでもぞもぞと動いているので､皆苦労しているんだな～～と思いました．（だんな以外は、、）
今寝ないとハワイで困る、､と思えば思うほど、目がさえてしまいます。
ようやく娘は到着2時間前くらいに寝ました．
私もうとうとと1時間くらい眠りました．
みみちゃんは30分くらいしか寝なかったようです。
そして朝食がでて、もうすぐハワイです。
私も空いている窓際に座り、高度が下がる機内からハワイを探しました．
「あ、あそこに見えるのはダイヤモンドヘッド！海が綺麗だね～～」と前の席に座っているみみちゃんに話かけましたが、返事がありません。
「ねえ、みみちゃん」とつっついたら、振り向いて何か見せてきました．
何だろう､､と思ったら､機内のヘッドホンが入っていたビニール袋にゲロが入っていました．どうやらもどしてしまったようです。。
「どうしよう、、これ」と言うみみちゃんに「ちゃんとゲロ袋が座席の前のポケットに入っているから、それに入れなきゃ､､」と教えました．
でもあのうすいビニール袋が破れなくて本当によかった。。
予定通り無事到着して､みみちゃんのために予備のゲロ袋を他の座席から3枚ほどもらっておいて、飛行機を降りました．
娘はようやくおきましたが､まだ眠くてぼ～～っとしています。
さあ入国手続きです。ずいぶんたくさんの人が並んでいてびっくりしましたが、だんなは「こんなものはガラガラな方だよ、本当に混んでいる時は何時間も待たなきゃいけないんだ」と言っていました．
待っている時、梅宮辰夫らしい人がいました。
みみちゃんは「わぁ～～芸能人ははじめてみた！写真を撮ろうか？」といいましたが､別にファンでもないのに、写真を撮るまでもないかな、、と結局撮りませんでした．
でもさすがハワイ！！まだまだ芸能人に会えるかも､､､と期待してしまいます。
入国審査も15分くらいですぐに終わり､せっかく覚えたみみちゃんの英会話も使うこともなく終わりました．
預けた荷物をターンテーブルで拾い、出口を出たらいきなりもう外でした。。
なんだか少し寒かったのでびっくり！！
私のハワイのイメージは、出るとホンワカと暖かくて､「アロハ」と女の人が首にレイをかけてくれる、、というものだったので、ちょっとがっかりでした。
「なんだか期待はずれでがっかり、、」とだんなに言うと「首にレイをかけてもらうのは2階の団体用の出口だけで、レイの料金はちゃんと旅行代金に含まれているんだ」と言ったので､な～～んだ、、ただじゃないなら、別にいらないか、、と思いました．
空港を出たら、他に観光客はいませんでしたが、だんなは迷わずに右に向かってどんどん歩いていきます。レンタカーの予約がしてあるので、だんなは車を取りにいくのに、ちゃんとレンタカーの場所もチェックしてあったんだな～～と感心しましたが、どんどん歩いてもそれらしい所はありません。
だんなは不安になったのか「ちょっとここで待っていて」と一人でまた今来た道を走って戻ってしまいました．
みみちゃんは「こんな誰もいないところに置いて置かれて、もし殺されちゃったらどうしよう、、」と不安そうでした。
娘はようやく目がはっきり覚めたようで、1人であちこち歩き回り、みみちゃんの不安をよりいっそう濃くしていました。
10分くらいでだんなが戻ってきて､ようやくレンタカー会社に到着できました。
車はなんとリンカーン！！日本円で9000円弱でした。
レンタカー会社からもらった地図を頼りにいよいよハワイ観光が始まりました．
運転手はもちろんだんなです。
助手席に私が座り､まずパンチボールへ出発しました。
私は地図を見るのが苦手なので（しかも英語の地図だし、、、）だんなが主に地図を見ながら運転しました。
パンチボールはすぐに分かりました．
日立のCMの「この～～木なんの木、気になる木～～」の木がいっぱいありました。
団体旅行だとバスの中から見学するだけの場所なのですが、私達は道の端に車を止めて写真を撮りました．
みみちゃんは「ここは墓地だから、写真を撮るとおばけがでるよ～～」と1人で怖がっていました．
突然娘が「ねえ、早くハワイに行こうよ～」と言い出しました．私達は驚き「え、？？ここがハワイだよ」といいましたが､「ここはハワイじゃないよ。海が全然ないし、、、もう帰ろうか。」と言い出しました．
どうやらハワイ＝海と思っていたようです。
「海は明日行って泳ごうね」と言ったら一応納得したようです。
次はヌアヌ・パリ展望台に向かいました。
ところが、、、私は急にトイレに行きたくなりました。急に行きたくなったのに､急に我慢できなくなり、「早くトイレに行きたい！どこかのお店でトイレを借りよう」と訴えました．だんなは「まだどこのお店も閉まっているから、我慢しろ」と言うので､少しの間我慢していましたが、苦しくなってきてもう限界！！
「早くヌアヌ・パリに行ってよ～～そこのトイレに行くから」と言ったら、だんなは「あそこにトイレなんてなかったんじゃあ。。」と言いました.
私は「観光地にトイレの1つもないわけないじゃん」と車を急がせました.
途中で「ちょっとそこら辺の草むらで車をとめて～」と言いたい気持ちになりましたが、なんとか我慢しました。
トイレに行きたい気持ちも波があって、急に我慢できなくなったと思うと、少しずつ楽になり、また急に我慢できなくなる、、、という繰り返しです。
ようやくヌアヌ・パリに到着しました。風が強くとても寒くて､よけいトイレに行きたい気持ちになりました。ところがだんなの言うとおりトイレがありません！！
「観光地にトイレの1つもないなんて、一体どうなってるの！！」とむやみに腹が立ちました.トイレに行きたい波の合間に急いで写真だけ撮って、「さあ、早くトイレのあるところに行こう」とさっさと帰りました.
だんなもみみちゃんも「え～～、もう行くの～～」とのんきなことを言っていましたが、こっちは観光どころじゃない。。
よっぽど観光バスにあるトイレを借りようかな、､と思いましたが、何とか我慢してヌアヌ・パリを後にしました。
「まったく子供より始末が悪いな～」とだんなに文句を言われましたが､私の頭の中はトイレのことでいっぱい。。「早くこんな山を抜けてトイレのあるところに行こう」と1人で騒いでいました.
だんだん波の合間が短くなってきて､いっそゲロ袋でしようか、、、それとも娘の紙おむつでしようか、、と考えました.
娘が「おトイレに行きたくなってきちゃった」と言い出したとき、ようやく山を抜けて町にでました。
そこでコンビニを見つけて急いで駆け込んだ。
そして娘を抱きかかえて「May I use the restroom?」とお店の人に聞いて､いかにも娘がトイレを使うかのように装ってトイレに駆け込みました.
娘が「トイレ～～」というのを待たせて、まずせっぱつまった私が一番にしました。
座ったとたん色の無色な大量のおしっ○がでました。こういう時にどうして濃縮してでないんだろう、、と不思議です。
ようやくすっきりしていつもの自分に戻りました.
次に娘、みみちゃん、だんなと全員が次々とトイレを借りました.
私はこのコンビニのお店に感謝の気持ちでいっぱいになり、オレオクッキーを買って店をでました。
ようやくドライブを楽しむ心の余裕ができて、景色を楽しみました。「あ～！海だ！！綺麗だね～～」と5分前がうそのように心が弾みました。
そしてその辺の海辺で車をとめて降りると、ようやく暖かくなってきたので､トレーナーを脱げました。
暖かい風をうけ、ようやくハワイなんだな～～と実感！！
娘も海をみて大喜びです。
適当に車をとめただけの海なので、辺りには人は1人もいない。。
でも砂はとてもさらさらで、水溜りには魚までいた。
すごい！！やっぱり日本の海とは全然違う～～と感動しました。
沖に島も見えていい感じです。
うれしくってこのどこかよくわからない場所で記念撮影をしました。
朝食は機内であまり食べられなかったので､皆おなかが空いてきました.
どこかでお昼ご飯を食べなきゃ､､と見ると、レンタカー会社からもらった地図にピザハットのコーラ無料券がついていたので、そこに行くことにしました。
後日観光する予定のシーライフパーク、ハナウマベイのそばを通り過ぎながら、ワイキキ方面に向かいました。
ピザハットはすぐに見つかり、皆でもりもりピザを食べてから、そのあとトイレを探すのに苦労しないように、ちゃんと皆でトイレに行ってから店をでました。
次にクレイジーシャツのアウトレットがすぐ近くにあるはず、、と探しにでかけました。車があると本当に便利♪
すぐにショッピングモールは見つかりましたが､クレイジーシャツのお店はなかった。。嫌がるだんなに通りがかりの人に聞いてもらったら､以前はあったのに、今は移転してしまったそうだ。。せっかくクレイジーシャツが安く買えると思ったのに残念。。
今度はハワイのだんなの会社の支店に、今回いろいろ安くしてもらったりとお世話になったので、挨拶に行くことにしました。
ワイキキの中心街にあるので、インターナショナルマーケットプレイスの近くの5階建ての駐車場に車を止めた。
私もだんなと一緒に挨拶に行きたかったが、娘が車の中で寝てしまったので､だんな1人で行き、私とみみちゃんと娘で車で待っていることにしました。
このあたりは治安も悪いようで、何だか薄暗い駐車場で待ている間に怖くなってきて、私とみみちゃんは二人で息をひそめて待っていました.
でも車のドアを開けていないと蒸し暑く、眠った娘が汗びっしょりになってかわいそうなので、ドアを1つ開けておくことにしました。
でももしここにか弱い女子供だけでいることがばれたら、殺されてしまうかもしれない、、とみみちゃんはドア係りになりました。
他の車がここを通りかかったらドアをそっと閉めて､行ったらあけるという地味な仕事がドア係りです。
この方法は大成功で、ドアを開けるとス～～っと涼しい風がとても気持ちよかった！！でも1人でドアを開け閉めしているみみちゃんの姿はとても間抜け…
そんなことを30分もしているうちに眠気が襲ってきた。。
日本では今は真夜中の時間だし、飛行機でもあまり眠れなかったので、こんな状態なのに30分くらい寝てしまいました.
ふと目を覚ましたら､みみちゃんはまだドア係りをしていました。10分くらいは寝たそうですが、怖いのですぐ起きてしまったようです。
それにしてもだんなの帰りが遅い～～！！
「ちょっと様子を見てこようか？」といったら、みみちゃんは「1人で待ってるのは怖いから、行かないで､､」というので仕方がないから、みみちゃんにはドア係りをしてもらって、私はガイドブックを見たり､娘の汗を拭いたりして、だんなの帰りを待った.
娘が起きていたら､ホノルルのビーチでもゆっくり散歩したのに～～と残念でした。
ようやくだんなが戻ってきたと思ったら、もう3時間が過ぎていました.
私はひどく怒ったけど､だんなは「いろいろ割引券をもらってきてやったのに。。寝てればよかったのに。。」と全然謝らずに簡単に言っていました。
私はすごく怒っていたけど､何事もなく無事にすんでよかった、、という気持ちも大きかったので、まあ許してあげることにしました.
まだまだ続きます．．また今度。。
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