語る1





我が家の娘は、もうすぐ1歳。最近私の言っている事によく反応するようになった。英語で、「ままのところにおいで!」というときゃは~と抱きついてくる。(かわいい)今のところ殆ど英語で育てている。理由は、第一に旦那が日本語殆どわからない。第2に、私はバイリンガル教育の一環に従事していて、セミリンガルの子供を見るたびに考えさせられる。毎回、バイリンガルについて自分の子供どうしよう?と考えてきたし、今でも考えている。でも子供への心の負担とか言語の遅れとかリスクも考えてしまう。

結論として、子供の言葉の遅れや混乱もあるので、ひとつの言語でしばらく過ごし、少しずつ日本語を導入することにした。

このバイリンガルについては、かなり事例(成功パターン失敗パターン)を見てきた。環境と能力が大きく左右する。

環境とは、2言語に親しむチャンスがあり、2言語を学ぶチャンスが与えられるような環境におくこと。才能があっても、掘り出す機会が無ければ、眠ったままになってしまう。

能力、一人一人もって生まれた能力。言語に明るい子供もいれば、全然向いていない子もいる。運動神経は、目に見て明らかにわかるものだから、運動おんちの子供をまさかオリンピック目指してXXジムに通わせることはないだろう。言語力は、運動能力に比べるとはっきりと目の前でデータがでて明らかになるものではないので、錯覚しやすい。観察していると、わかっては来るものの実際に自分の子供となると、期待している気持ちが膨れ上がり、目の前の現実が幻想に飲み込まれてしまう。


この2つをかね合わせると、才能のある子供に才能が伸ばせるような十分な環境を与えることが理想だ。

でも日本語英語の2言語で毎回指示をするものなんだか不自然。まずは、何語でもいいから、いや極端な話言葉でなくてもいい、意思の疎通が出来る何かを築き、子供とのコミュニケーションをはかりお互いの絆を深めていくことが大切ということに行き着いた。言語能力が強ければ、後から教えても十分に間に合うはず。

やはり、人間向いていること、天から与えられた才能を見つけ出し、それを伸ばしていくことがいいと思う。与えられた時間は1日24時間。みんな同じ。その時間をどう効率的かつ満足度の高い日々にしていくかは、その人次第。人生楽しいこと喜びが多い方が良いに越したことはない。ならば、その人に与えられた才能を発掘し、それに時間とエネルギーを費やしたほうが出来ないことを泣きながら押し付けられるよりも数百倍もいいはず。

実際は、言語が超苦手という人はそ~んなにはいないのだがバイリンガルだけが人生でもない。

今の私の方針は、娘の特徴を観察すること。言語能力はどうなのか?2言語やれそうかどうか?それから、欲張れば、娘がもって生まれていただいている才能はどんなものがあるのか?観察の中からこれらの疑問の答えを出していこうとしている。



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