モルトウイスキー&バー情報

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June 17, 2005
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カテゴリ: コラム
クライヌリッシュ です。

写真左から
1.ハートブラザーズ 14年
  1988 53.3%
2.クーパーズ 19年
  1983 51.7%
3.SMWS 26.23 19年
  1983 56.6%

クライヌリッシュ蒸留所が設立されたのは 1819年といいますから、200年近くも前のことですが、現在の蒸留所は 1967年に旧蒸留所の隣に新設されたものです。旧蒸留所は1983年まで操業されていて、67年から83年の操業停止までに造られたモルトは、ブローラ--BRORA--の名前でボトリングされています。残念ながら67年以前のクライヌリッシュを飲んだことがありませんので、私の知っているものは、すべて新しい蒸留所のものです。

ここのシングルモルトは典型的な北ハイランドモルトというべきもので、フルーティー、ピートのバランスがとれた香りとボディのしっかりした味わいが特徴です。若いモルトはワックスを連想させ、麦芽風味をしっかり残しているという印象があります。また、長熟モルトは香りに華やかさが加わり、味わいもややスパイシーになる傾向があるようです。土屋守氏が「通好み」と書いていますが、まさに言い当てているように思います。

そして熟成にはバーボン樽やホグスヘッドを用いたものが多く、シェリー樽熟成をほとんど見かけないのも特徴と言えるのではないでしょうか?(なぜかブローラは結構シェリー熟成が多い) スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ(SMWS) はこのモルトをコードNo.26として好んでボトリングしますが、若いモルトも長期熟成ものもそれぞれに素晴らしいものが出てきて安心して買えます。

写真右のSMWS26.23は素晴らしい出来でしたが、最近ボトリングされた26.34(31年)もエクセレント!バランスの良いハートブラザーズ、かなりスモーキーなクーパーズもGOODでした。私がクライヌリッシュを最初に飲んだのは今や伝説的なG&Mのバイカラーボトル(カスク)で、最初から幸福な出会いではありました。

ネットショップで買えるクライヌリッシュのリストはこちら
クライヌリッシュのテイスティングノート(モルトクラブ)





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Last updated  June 17, 2005 01:37:33 PM
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