【きんぎょのおつかい】


作: 与謝野晶子
絵: 高部 晴市
出版社: 架空社
本体価格: \1,456
発行日: 1994年


文を書いたのがあの与謝野晶子さんというのでびっくり!
内容を読んで、またびっくり!同姓同名の別人が書いたの?と思うくらい、
与謝野晶子さんのイメージが変わりました。
なにしろ、金魚をおつかいにやろうという発想ですからね(笑)

おつかいを頼まれた3匹の金魚は甲武線の新宿駅につきました。
切符をもらおうとしますが、駅夫(駅員)さんに
「お手がないからあげられません」と断られます。

え?そこなの??って思いませんか?

切符無しで電車に乗る事を許された金魚たち。
しかし、電車に乗って慌てる金魚。
車掌さんも駅夫さんも駅長さんも飛んできます。
そこで金魚はこんな事を言います。
「水がなくて苦しいから電車に水を入れてください」

おいおい、今まで平気だったじゃないか・・。
駅まで歩いてきたんじゃないのか?
と、つっこみたくなります。

初めから10ページでこんなに面白い展開。
絵もとっても素敵でお気に入りの一冊になりました。
小さな子どもさんには文章が長く、言葉が難しいので
是非ご家庭でわかりやすい言葉に代えて読んであげて欲しい絵本です。




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