どうして豆柴に？
犬も猫も飼ったことのない相棒と、10年以上前に愛猫が亡くなってから
次が迎える気持ちになれなかった私なんですが、丁度1年前今のマンションに
引越しをすることになりました。
今時のマンションのごたぶんにもれず、ペット飼育OKで、体重10kg以下・体長
（なぜか体高ではなく）40cm以下の条件付。
最初は里親募集で猫をと思ったんですが、近所に知り合いもなく1年前に仕事も辞めて
子供はいない私。
犬を飼えばどんどん外に出て、知り合いも増えるかなと思い「犬にしよう！」と決心。
「新築なんだから、5年ぐらいたってからにしようよ～」という相棒の言葉は無視しました。
無償の愛を捧げる喜びを知って欲しかったからです。
犬となると大きさ制限のため雑種は飼えず、犬種選びからスタートしました。
リンクさせていただいている、 黒豆柴の天ちゃんとこゆきちゃんの HPで、飼い主さんが
「天ちゃんとの出会い」を書いていらっしゃるんですが、選んだ犬の条件がそっくりで、
後から読んでびっくりしました。
「短毛（お手入れ簡単）・一緒にアクティブに遊べる・無駄吠えしない」
そして同じようにいいなと思ったのはジャックラッセルと日本テリアと豆柴でした。
本物の豆柴の存在については、随分昔に何かでみてずっと気になっていたんですが、
まぼろしのような存在だと感じていました。。
ジャックラッセルについて調べたところ、かなりの運動量が必要で1日4時間の散歩とか、
マンションじゃ無理とか、かなり覚悟が必要とあって…
いろんな方の話を読んで、こりゃ体力のない自分には無理だなあと思いました。
晴太が来る半年前に、姉がノーフォークテリアを飼いだしたんですが、犬種えらびで
ジャックラッセルと一度は迷い、同じ理由であきらめたそうです。
とっても元気で活発な犬種なんですよね。
日本テリアは豆柴同様に出産できる頭数が少ないためブリーダーさんもごくわずかです。
ランにも一匹きますが、その他にはめったに会うことがありません。
丁度出産情報がなかったのと、相棒の好みにあわなかったらしくやめました。
豆柴について調べると「豆柴といわれて飼ったら普通の柴だった」という話が多く、
そうなるとマンションの規定にひっかかる可能性も高いので、信頼のできるブリーダーさん
探しが必要だなと思いました。
なんだかんだと1ヶ月以上悩んで迷っている私をみて、相棒が「とりあえず連絡して
みればいいじゃない」と言ってくれ、2箇所にメールし1個所に電話しました。
電話の方は「寒いからどんどん死んでるよ」と聞いて、犬に対する愛情に疑問を持ち、
ここはやめようと思いました。
夜11時過ぎに出したメールにすぐ折り返しご連絡いただいたのが、、 千葉のブリーダーさん
でした。
ここは巣立っていったワンコ達のページがいくつもリンクされていて、電話の声が
とても優しい感じのいい方で、さっそく翌日見に行くことになりました。
そこには5匹の子犬がいて、雄が白と赤。雌は赤が2匹と白。
行く前から漠然と、雄の赤がいいなとも思っていました。
珍しくない毛色の方が、比較的ではありますが血も濃くなく
丈夫だろうと思ったからです。
ひときわ小さいくせに、一匹だけお腹が破裂しそうだったのが晴太です。
このこは食欲があるから、万が一病気しても回復力があるんじゃないかと思いました。
みんなでころげまわって無言で遊び、どのこも抱っこすると固まっておとなしくなったのを
覚えています。
「食欲のあるこのこにします」といってから、そこにいた仔犬の仲で
一番年上だと教えられました。
ブリーダーさんいわく「顔は一番かわいくない時期だよ」と
言われましたが、拾った猫を何頭もみてきた私の考えでは
「ぶちゃいくな子ほどおとなになったら美しくなる」と思っていたし
3ヶ月以上親兄弟といたほうが、社会性ができていると考えていたので
平気でした。
5月の法事が終わってから飼うようにしようといってたのを忘れ、2月の4日に会って
晴太に決め、帰りにあわててコルクボードだのケージだのベッドだの購入し
一週間の間にサークルを作って翌週迎えに行きました。
自動車の中では酔うこともなく、うんちを3回ぐらいしました。
ワン！と吠えることもなく、いたずらもしないちびの晴太は
おとなしく猫みたいにクールで、かえって心配していたのを思い出します。
今もドッグカフェに行くとちんまり座っているため、「おとなしい」とか「おりこう」だとか
言われますが、ランでの晴太を知ってる人には信じてもらえないだろうなと思います。
そして、一日4時間散歩は無理！と思っていた私が、今は3時間半～4時間毎日散歩と
ランで費やしていることと、相当な犬バカになったことが驚きです。
晴太のおかげで、決して社交的でない私にもたくさんのたのもしい相談相手や
お話相手ができました。
もし豆柴飼おうかなと思っている人がいるなら、もしドッグランに行きたいなと
思っている人がいるなら、是非に！と勧めたいと思います。
愛情をもってしつけをし、社会性も育てればきっとこたえてくれると
思います。
今日もみんなと爆走している姿を見て、幸せな気分になりました。
© Rakuten Group, Inc.
