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先日、両親の家に行ったら駐車場で金木犀の匂いがふわっとした。お隣の家から香ってきたようだ。思い出して、近くの患者さんの家に行った。ここのお家にも、大きな金木犀がある。残念ながら少し遅かったようで、花は固くなっていたが、まだほんの少し香りが残っていた。この家にはもう誰も居ない。在宅で診ていた患者さんは、介護をしていたご主人が急な病気で失明してしまい、介護が出来なくなり、病院へ入院した。ご主人の方は娘さんの家に引き取られたようだ。在宅の患者さんは数年のスパンで、亡くなったりして居なくなることが多いが、この患者さんはあしかけ18年ぐらい私が訪問していた。脳出血、くも膜下出血で四肢麻痺、球麻痺(喋れない、飲み込めない)の状態で、胃瘻での完全栄養だった。胃瘻の是非が問われる昨今だが、この患者さんは胃瘻のお陰で息子さんの結婚式にも出席、孫の誕生も、孫の高校入学も経験できた。この胃瘻を無駄だと言う人は誰も居ないだろう。最後の訪問は数日前に終わっていたが、引っ越しの日、もう一度お別れに行った。患者さんをハグして「長い間患者で居てくれてありがとう」とお礼を言う。次に旦那さんをハグしたら、旦那さんが泣き出した。突然の失明(片方の目の血管が突然詰まったそう。もともと反対の目はよく見えないらしい)で本当に不安だったのだろう。こういう形で在宅の患者さんと別れるのは私もはじめてのことだった。来年も再来年も、咲くであろう金木犀を見に来ようと思う。
2020.10.14
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いつの間にか梅雨に入り、6月も終わろうとしています。結構筆まめなつもりだったけど、随分間が開きました。皆さん、お元気でしょうか?この数年、患者さんで身内の方を亡くされた方が少なからず居られます。長い看病の末だったり、晴天の霹靂だったり。多くは配偶者の事が多いですが、お孫さんを亡くされたと言う方も。肉親の死亡は最大のストレス。心身の調子が悪くなるのはあたりまえと言えるでしょう。お薬もお出ししますが、それ以外に私に出来ることは話を聞いてあげること。無理に励ますことは良くないと医学的には言われていますが、それでも最後にはいつも言ってしまいます。「何時かは元気になりましょう、それが亡くなった方の望んでいることですよ」ずっと前に、ブログの友人から紹介された動画を思い出して検索してみました。名前も内容も適当だったけど、探せば見つかるものですね。「アニメ ・亡くなったひと・ 励ます ・前を向いてあるく」こんなキーワードで検索したら子宮癌で亡くなった奥様のことを綴ったブログでこのアニメが紹介されていました。当時かなり話題になったので見た方も多いかも知れません。梅雨のひととき、湿った心を温めたい時にどうぞ。それでは、今日も元気で!ウオーキングツアー
2015.06.28
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年が明けてから、ずっとインフルエンザ台風が吹き荒れています。例年お正月明けは暇なのですが、今年はカルテがずらっと並びました。みな発熱の付箋が張ってありました。インフルエンザの診断に関する色々なことは、以前の日記に書いたのでそれを参考にしてください。大事なことは、テストで陰性と言うのは、その時に陰性と言うだけで、インフルエンザが否定出来る訳では無いと言うこと。翌日に陽性になることはざらにあります。そして、患者さんが周りに増えてくると、インフルエンザっぽく無い症状でもみなインフルエンザの事が多いです。印象として、今年のワクチンはよく効いています。ワクチン打ってインフルエンザに罹ってる人は沢山いますが、みんな熱が低い。38度を超える事は希で、殆どが37度ちょっとと言う人が多いです。まあ、それだから診断が遅れたり、その人達が感染源になったりするんですが。それでも、その個人にとっては症状が軽く済むのは有益なことですね。で、個人的なことになりますが、年末には腰の骨折騒ぎでご心配をおかけしました。結局クリスマス明けに、骨折は無いと判明、ギプスからコルセットに替えて、正月明けにはコルセットも外してボウリングを再開、1月中旬にはバレーボールも再開しています。すごい快復力でしょう。17日に、センターのチャンピオンを決める大会があったのですが、私ハンデ31を十二分に活用。自己ベスト2位のアベレージ196を出して、見事4位に食い込みました。予選6ゲームで、200以上が4つ、ノーミスが2つで、アベレージ196は立派な物だと自分でも満足でした。まあ、その後放心状態?自己ワースト記録を連発してるのですが。まあ、ハンデの多い低アベレージの人はこんなもんです。ま、こんな調子で元気ですので。それでは、明日も元気で!
2015.01.27
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えっと、本日の日記も、先日のと同様に、職場のHpのブログに書いた記事の転載です。ここで紹介した本は、以前にもこのブログで取り上げたことがあるような気がする・・。最近、昔のことが思い出せなくなっているのでご勘弁ください。先日のこと、予防接種に入って来た12才の男の子が、泣きながら鼻をすすっていたので、この年になって予防接種が怖いのか・・と思っていたら、そうではなくて、待合に置いてあったマンガを読んで泣いていたそうです。彼を泣かせた本はこの本でした。村上たかしさんの「星守る犬」。私は見ていませんが、映画にもなったそうです。ペットロスと言うよりは、中年男と犬のロードムービーと言う感じの話ですが、確かに最後は切なくなります。で、この話続編があります。最初の話の冒頭と、続編の最後が繋がるんですよね。二つ合わせて読むともっと泣けたりします。純粋なペットロスの話がこれ。[つい最近ペットを亡くされた方に読んで欲しいです。巻末に付けられた風野楓さんの文章もすばらしい。待合室には、以前は週刊誌を中心に本を揃えていましたが、最近趣向を変えて、自分好みの本、患者さんに読んで欲しい糖尿病や死を見つめる本など置いています。滅多にないと思うのですが、待ち時間が長いとき、これらの本を味わっていただけたら嬉しいです。
2014.08.11
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診察室に新しい机がやってきました。今まで使っていたのは、所謂Office用のシステムディスクでした。開業当初から16年使っていたので、多少古びていましたが、特に不満もなかったです。でも、先日副院長のクリニックで使う机を探していた時に、テーブル工房kikiさんの机に出会いました。その暖かい木の温もりに魅せられて、クリニックの机は栃の木で作って貰ったデスクにしたのです。その時に、ムクムクと物欲が・・いやそうではないけど、こちらの診察室にも同じようなデスクが欲しくなったのです。クリニックの机は、丸太を縦に割った半分を使うので、その残った半分で診療所の机を作って貰いましたのです。夫婦茶碗の如く、夫婦机とでも言うのでしょうか?前の机の時、患者さんの足がいつも机の脚に当たって不自由をおかけしていたので、机の距離を長くして、且つ患者さん側の奥行きを狭くしました。机の脚は患者さんの足から離れるように付いているので、診察の時にくるっと回っても足が机の脚に当たらないようになりました。塗装も何にもしてない、研きをかけただけの生の白木です。表面の木の模様は、クリニックの机と同じになります。手垢が付き、汚れがついてもそれが味になるような机だと思います。私たちも、この机に負けないように味を出していこうと思います。そして、この机と一緒に、素敵に年をとっていこうと思います。どうかよろしくお願いします。
2013.08.09
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当院の看板に書いてある文字です。今度副院長の漢方内科クリニックが開院するにあたり、当院の診療時間が変更になりました。開業以来16年続けた日曜日午前の診療が7月いっぱいで終了になります。駐車場の看板には「日曜も正午まで!」と書いてあったので、それを書き換える必要があったわけです。(去年書き換えたばかりなのになあ・・)何を書こうか迷いました。当院の前の塀にそって、禁煙外来、女性内科、漢方診療の大きな看板があるし、建物の上にも看板あるし、道沿いに立て看板もあるし。ほんとなら看板つぶして駐車の邪魔にならないようにしたいぐらいなのですが、それもお金かかるしなあ・・。と、言う訳で当初は「日曜診療やめました、ごめん!」にしようと思ったのですが、受けを狙ってるとか、ネガティブだとスタッフに言われたので止めました。で、いろいろ考えた末に浮かんだのが、「今日も元気で!」と言う言葉です。看板がこんなので良いのか?と考えましたが、いろいろ調べてみても、過剰な宣伝は規則にひっかかるけど、こういう文句は大丈夫みたいです。って、言うかそもそも、こういう文句って広告ですら無いですよね。患者さんおよび道を通る人たちへのメッセージってことで。お魚の絵も好評のようで嬉しいです。では、みなさん。今日も元気で!
2013.08.02
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みなさま、お元気ですか?関東の方は台風がひどいようですねこちらは、昼頃に少し強い雨が降った位で、夕方にはあたりも明るくなってきて、思わずウオーキングに出ました。低気圧が通ったあとのせいで、涼しい風が吹き半袖のTシャツでは寒い位でした。低気圧の通った後は寒い。中学か高校の頃に理科で習ったよなあ、そんな事を思い出しました。随分年をとってしまったけれど。そう言えば、今日は十五夜でしたっけ?そんな事を思いながら、ゴミを出した帰りにそっと空を見上げました。まだ雲が多いけど、とぎれとぎれにお月様も見る事が出来ました。そう言えば明日から10月。大安ですね。六曜カレンダーも見なくなって随分経ちます。久しぶりにトミを洗いました。脇の下や太もももの付け根が汗で甘酸っぱい匂いがする。そして耳や鼻はもう少しこんがりした感じで臭い。少しは綺麗になったかしら?ジョンリーさんのところのアニーが亡くなったそうだ。トミはこの12月でやっと4歳。人間で言えば何歳位?もうおばさんかしら?明日から、また新しい気持ちで。
2012.09.30
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土曜の朝は2人の患者さんに往診だ。2人目は、1人暮らしで耳が遠くて、ちょっと惚けていると言うばあさん。ちなみに、老人ぼけって言葉は今は使わないが、私はそんなに悪い言葉ではないと思ってる。関東の方ではぼけと言うと、どうも差別用語音ように思われているらしいが、関西ではボケとかアホは普通に使ってるし。老人ぼけがダメなら、漫才のボケと突っ込みは良いのか?って話しになる。ま、主題はこれじゃないので、差し障りがあるなら認知症と言い換えても良い。いつも玄関から入らずに、寝室の南側のガラス戸を開けて入っていく。前にも一度あったけど、今日もしっかりと鍵がしまっていた。窓を思いっきりドンドン叩くも反応無し。家の周りをぐるっと回ったが、どこもしっかりと鍵が閉まっている。惚けてるんだから、戸締まりぐらい忘れろよって思うけど、こういうところはしっかりしてるのよね。日によっては、ちゃんとお茶を入れて待ってくれていたりするのに、今日は大歩危(と、言う名の綺麗な谿谷があると言う)の日なのだろう。思いついて電話をかけてみる。でも、耳が遠いから聞こえるかな?36回ぐらい鳴らしたところで、電話に出た。でも、予想通り話しが通じない。何遍もどなたですか〜と聞かれるので、近所の目も気にせず大声で「○○じゃ〜。主治医の先生じゃ〜」と怒鳴る。はあ、そんな人は知りません。私耳が遠いので、また改めて家の方に来てください・・って。「今いるんだよ〜家の前に。その窓のカーテンを開けるんじゃ〜」と言いながら、ガラス戸をドンドン叩くも、婆さん怖がっているのか余計に反応無し。挙げ句の果てに、「電話切りますね」と電話を切られてしまう。もう一度かけると「もういたずら電話しないでください〜」と言われて、また切られる。この診療前の貴重な時間に、暑い太陽の下で一体何をやっとんじゃ?と思いながら、どうしようも無いので帰院する。午前中にヘルパーさんが来るはずだが、彼女たちはどうしてるんだろう?合い鍵でも持ってるのかな?それとも、婆さんその頃には正気に戻ってるのか?合い鍵貰って置いてもいいけど、でも何か事件があったときに事情聴取されたりするのも嫌だし。それに、患者さんは1人じゃないので、婆さんの合い鍵だらけになっても困る。一人暮らしのお年寄りも、医学的問題以外に、こういうそれ以前の問題も多いのだ。午前の診察をしていたら、受付が笑を堪えながらながらやってきた。先生、ヘルパーさんが薬を取りにやってきたけど、○○さんが、「今朝、不審な電話があって怖かった」って言っていたそうですと言ってました。だからあ、不審者じゃないの。ワシじゃ!
2012.08.18
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いつのまにか3月も終わりになってます。3月は猿、いや去るか・・。毎週土曜日は、診察前の往診が2件ある。2件目は、80代後半の一人暮らしのお婆さんだ。実は彼女は、僕の中学の同級生のお母さんである。僕の母親よりは8つぐらい年上になるかな。とりたてて大きな病気ではない。要するに年よって一人暮らしが困難になってきている老女なのである。大きな庭のある家に一人で住んでいる。庭はいろんな花が咲き乱れている。この間まで紅梅、白梅が咲いていたが、今はツツジと桜が咲き始めている。でも誰も手入れしないので荒れ放題。部屋の中には、ご主人が生きていた頃からあると思われる、古い道具や書類がそのまま残っている。おそらく、今となっては、この家の中にある95%ぐらいの品物が、彼女にとっては不要なものだと思うけど、それを整理する人も居ない。息子さん2人は年に何度か帰ってくる程度である。毎回訪問したときに、その様子をメールで知らせている。グループホームとか老人ホームを探してるようだ。長男さんは独身で一軒家に住んでるけど、同居と言う線はないらしい。毎日ヘルパーさんが食事を作りに入ってる。でも、ほかには手が回らないと見えて、髪の毛ももうぼうぼうのび放題である。静岡の人なので、お茶にうるさい。毎回行けばお茶を入れてくれる。彼女が入れてくれるお茶は、それほど熱くなくて甘くておいしい。今朝は訪問すると起きて居ずにベッドで寝ていた。いつものように、ふらふらするわ、もう脳梗塞になるんじゃないのかなと言う。まあ5年ぐらい前からこんなこと言ってるけど、何も起こってないから、今後も起こらないだろうとは思うけど。簡単な診察をした後で、ばあさんのためにお湯をわかしてお茶を入れる。飲んでみると、熱くて味が薄い。「先生、これお茶の味がしない、葉っぱをけちったわね」と言う。んなこといっても、うちはいつもパックのお茶だからわかんないのよね。そう思いながらお茶を入れ直す。彼女の急須は、一人用の万古焼きで、蓋が2つに割れているけど、それをそのまま使っている。小さいから加減がよくわからんのよね。そんなことを思いながらお茶を入れ直す。うん、今度はまあまあだとばあさん満足した様子。世代的には母の世代だが、自分にとっては婆さんと言う感じが近い。父方の祖母は僕が小さいときに亡くなったし、離れて住んで居たので思い出は少ない。母方の祖母は、昔同じ町内で住んでいたし、小さいときは美容室を営む母の代わりによく面倒を見て貰ったので思い出が多い。両親が夫婦げんかをしてる時など、僕は町内を走り路地を抜けて祖母の家に行き、彼女の部屋の窓をコンコンと叩いたことを思い出す。高校生の時に今の実家へ引っ越してからは、月に1回ぐらいお泊まりで遊びに来ていた。上品で色白で美人の婆さんだったので(うちの母は残念なことに祖父に似ている)僕は彼女が好きだった。祖母は僕が医者になって2年目の秋に突然亡くなった。医者に行く暇も無かったらしい。大分前から心臓が悪かったことは知っていたが、突然のことだった。成長の家を信奉してた彼女は、「ありがとうございます、ありがとうございます」と言っていたそうだ。僕はそのとき高知の端っこの市民病院に居た。あんたに脈を取って貰いたいと言われていたのに、医者になってからは忙しくてあまり婆さんに会ってなかった。死に目に会えなかったことは、今でも少し心残りである。今目の前にいるこの婆さんの最後の脈を取ることがあるんだろうか?ここまで診たから、最後まで診てやりたいなと思う。まあ、それは家族の都合も病気の進行状態などいろいろなものに左右されるのだろうけど。そういえば、大学生の時、敬老の日に祖母を連れて郊外のお寺へドライブしたことがあった。急な坂で対抗した時にエンストしてマニュアル車だったこともあり、坂道発進が出来ない。クラッチをつなごうとするとエンストする。車はかなりの角度で傾いており、うっかりブレーキを離したら、あっという間に下がりそう。そんなとき、彼女は横でやっぱり「ありがとうございます、ありがとうございます」とお祈りをしていた。対向車に、エアコンを切れと言われて、それでエンジンが繋がり無事を得た。その後、お寿司屋さんによって帰ったんだよね。そんなことを思い出しながらお茶を飲んでたら・・時計が鳴る。おっともう9時じゃん。朝の診察に遅刻である。昨日も往診が長引いて遅刻したし。いかんぞうと思いながら自転車のペダルを踏む。今日は風が強い。春一番かなあ。もう春なんだ。
2012.03.24
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昨日は配偶者の誕生日。得意のローストビーフを作った。前は、土鍋で保温調理をしたが、今度は電気釜の保温を採用。これなら、ジブロックが破れても肉汁の回収が出来るからね。学校ではインフルエンザ大発生。中1は学年閉鎖、恐らく中2も明日にはそうなりそうな勢い。カズの小学校はそれほどでも無いらしいが。足跡が消えてから解ったことがある。友人の所へ読んだよと言う足跡を付けるには、コメントを書かないとあかんのよね。今までのように読み逃げは許されない。ある意味、交流が活発になるのかも知れないね・・と褒め殺しておく。
2012.01.16
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お昼休み、スーパーで夕食の買い出し。今夜はPTAの部会があって忙しいので、炊き込みのチキンライスにしようと思っていたのだが、店に入ると揚げたての上手そうなロースカツが目に入った。カツ丼にしたらチキンライスよりも更に簡単だと悪魔が囁く。そういえば昨日のカレーが残ってるから、カズにはカツカレーと言う手もあるなあと更に悪魔が囁く。と、言う訳で深く迷わずにロースカツ5枚をチョイス。カツ丼やカツカレーを上手く作るコツは、自分でカツを揚げずに買って来る事だと言う配偶者の至言が身にしみる。で、他にも色々買い物をしてレジに並んで財布を出そうとしたら、が~~ん、財布に札が1枚も無い。いや、硬貨だってほとんどない。自分の悪い癖で、財布の中身を確かめずに買い物をすると言うのがある。もう一つ悪い癖で、品物の値段を見ずに買い物をすると言うのもあるが・・。自分の財布に金が入ってないというのは想定外だった。これまでにも何度もあったけどさ・・。幸い、うちとスーパーは、国道を挟んでほぼ向かいなので、横断歩道を渡って、受け付けの女の子にレジから1万円を恵んで貰う。ん?自分の金だからまあいいか。で、もう一度レジで仕切り直しと並んでいると、いきなり声をかけて来た人が居る。地元なので、患者さんに声をかけられることも多いのだ。つい先日100歳を超したばあさんを見送った家の人。その節はどうも・・とか色々とお礼を言われる。左の耳でそれを聞いて、お悔やみなど申し上げながら、右の耳ではレジの姉ちゃんの「お買い上げが5000円以上なので、さくら卵が半額になりますが、どうされますか?」なんて問いかけに答えている。聖徳太子ちゃうちゅうねん。これも、財布を確認せんかったせいや・・。病気の話は出来れば病院の中だけにしましょうね。
2011.11.29
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今日、末っ子のカズが犬に手の甲を噛まれた。舗道を歩いていて、犬の前を横切ったときにガブっとやられたそう。犬はラブラドールリトリーバーで、飼い主は僕らもよく知っている近所の人。その犬とも今まで何度も出くわしたけど、今までそんな事は無かったのに。犬も、この不快指数でイライラしていたのかな?カズの手の甲は2カ所結構えぐれて、黄色い皮下の脂肪組織がはみだしていて、血も結構出ていた。こういう傷は、縫合したら絶対に化膿するのよ。開いたままにしておかねば。表面を消毒なんかしても意味が無い。ばい菌は奥の方に入ってるからね。表面は流水でよく洗って、後は抗生物質の注射と内服である。しかし、こいつは我慢強いな。こんな状態でも泣きもせず。そう言えば、4才の時にミドリにリビングでこかされてあごの下を切り、6針縫ったときにもじっと我慢して泣かなかったもんなあ。なかなか健気な奴。携帯を買い換えた。Mac使いの私としては、iPhoneが欲しかったけど、ポケットに入れるにはちょいとでかいし、色々と欲しい機能がなかったりして断念。何よりも配偶者と長男が同じを使ってるからなあ。それはヤバイだろ。SH03Aから、SA10Cへ。同じメーカーで、防水になったわけだ。他にも色々機能充実。まあその100分の1ぐらいしか使わないんだけどね。らくらくホンでも良いんだけど、あれはスタイル悪すぎ。もう少しかっこよくしてよ。同じメーカーなのに、前は右上に付いていたメニューボタンが、今度は左上になっていたりして、使うのに戸惑う。せっかくメーカー変えなかったんだから、操作をしやすいようにしておいてよ。着メロも新しくダウンロードし直さないとあかんのが面倒。電話の着信音は山下達郎の「キスから始まるミステリー」。病院からの電話は「クレオパトラの夢」。メールは桑名正博の「月のあかり」である。着うたは何だか恥ずかしい。大体これにしてる人って、使ってる曲がダサイ人がおおいんだよね。もっと恥ずかしいのは、メロディーコールって奴。電話をかけてきた人に、自分の好きな曲を強引に聴かせると言うのは、これ余計なお節介でしょう。あれだけは出来ない。あれもみんな着うた以上にダサイのが多いのよ。う~ん、静かな曲、PSYZの「ビー玉坂」ぐらいなら許せるかな。でも、この曲はなかった。朝のアラームにあまりけたたましいのがしてもなあ。これはゴンチチの「歩いても歩いても」で決まりだ。ま、こういうのをやり直すのは面倒だけど、楽しかったりするのよね。
2011.07.06
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当院の診察は9時からだが、在宅診療の方の往診は、朝の診療前に僕が一人で行く事が多い。土曜日は毎週2人を往診。一人は、四肢麻痺で寝たきりの女性、ご主人が看病している。もう一人は、一人暮らしの80才後半の婆さん。特にどこがうんと悪いと言うのではないが、もともとそんなに丈夫な人でなく、2年前の夏に夏ばてになって寝たきりになり、それは回復したけれど、病院まで歩いて来るのはしんどいと言うので往診に行くようになった。普段はヘルパーさんに助けられて生活をしてる。まあ、そんなに重篤な病状では無いし、頭もそんなに惚けては居ないので、往診に行くと診察して、世間話をして帰ってくる事が多い。静岡にいる息子さんがお茶を送ってくると言い、毎回お茶を入れてくれる。彼女もお茶を入れるのを楽しみにしている。なにやら、かれやら、色々講釈を一人で言いながら、いくつかの湯飲みにお湯を入れ、それをあちこち移し替えて温度調節をしながらお茶を入れてくれるのである。それがなかなかに美味い。自分でお茶を入れると、ティーバッグのお茶に熱湯を入れて、口を付けられないぐらい熱いお茶を作って、ふうふうして飲むと言う感じだが、婆さんの入れてくれたお茶は、ふうふうせずとも飲めるぐらい温度が冷えていて、それでもしっかり味が出ていて、濃いんだけど甘かったりするのだ。もちろん、お茶の種類もあるとは思うのだが。今日はその上に柏餅が付いていた。げ・・朝からこれを喰えと言うのか・・と思ったけど、せっかくの行為なので頂く。炭水化物を制限している身には美味いのだ、これが。これは正式の餅米じゃないのよね、お団子なのよ、上新粉なのよ・・なんて婆さんブツブツ言いながら、僕が食べるのを見ている。餅米が上新粉だったらどうなのよって思うけど、そういうい事を言い出すと話しが長くなるので余分な事は聞かない。後は、静岡の息子さんの話などして、いずれ向こうへ行くなら、今のまだ少し元気のあるうちに行った方がいいよ、なんてそんなアドバイスをする。まあ、往診と言っても、息子さんの代わりに話しをしてお茶を飲んであげているようなものだ。今朝はPTAの会に行くので、いつもより早めにちょっと退散。玄関で婆さんが思い出したように言う。「あ・・先生、今日はまだ診察して貰ってなかった・・」ぎょ・・話しとお茶に夢中となって本文を忘れていた。まあ元気だしいいじゃん。「大丈夫、来週の楽しみにしとって・・・」「ほな、待っとうじょ~~(じょは、断定の意味を表す阿波弁の助詞)」そんな風に土曜日の朝は過ぎていく。
2011.05.28
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何を隠そう、いや何も隠してなかったけど、社交ダンスと言うものを習っていた。習い始めたのは、もう4年ぐらい前になる。配偶者の患者さんに、スタジオを持って、音楽やダンスを教えていて、彼女ら夫婦自身がアマのトップクラスなんだけども、彼女達を教えにくるプロのダンサーが居るので、個人教授を受けてみないかと配偶者が誘われた。丁度ダイエットの必要性をひしひしと感じて居た配偶者が2つ返事でオッケーして、ダンスにはパートナーが必要というので、別に僕は興味も無かったけど引きずられていったのだ。プロの先生と言っても、これからの新進気鋭の若手の先生で、レッスンは非常に厳しかった。アマチュアがダンスを習う場合、検定試験を受けて協議会に出るのを目指すか、ダンスパーティーで楽しく踊るか・・2つの選択肢があるのだが、先生達はプロなので前者の道を迷わず選ばされたようなのであった。配偶者などは、襟首をつかまれて操り人形のようにくるくる回されたのが堪えたのか、1年もしないうちに脱落して、月曜日は淡路に勉強に行っているので、その後は疲れるとか(そんなん最初から解っていたじゃん)理由をつけてレッスンをさぼるようになり、やがて来なくなった。そして、もともとお供で来ていた僕が残った訳である。僕はどういう理由にせよ、一旦始めたものを途中で投げ出すのは嫌いなタイプだし、ダンスも出来なかったステップが踊れると楽しいものなので、いつのまにか一人でレッスンに通うようになっていた。検定試験の6級と5級を受けたし、先生達が主催のパーティーでデモも踊った。デモと言うのは、衆目の中先生と二人だけで踊るのである。そんなん駆け出しの僕が踊っても良いのかと思うのだが、なんせ踊ってくださいと言われて、じゃあやりますと答えたら、出演料○万円、先生のお相手料○万ですと言う世界なのだ。このデモは結構勉強になったがストレスにもなった。本番の2ヶ月ぐらい前からは、本来の月曜のレッスンに加えて、土曜日の夜もレッスンに行った。レッスン代自体が1時間6千円とかなので、出演料も含めると結構貢いでいたのじゃないかと思う。で、本番のデモはとても上手くいった。会場では「あのお方は誰・・」と言うおばさま達のささやきが・・。ところが、いざダンスタイムになると、そういう女性達にお相手を頼まれても、上手く踊れないのである。一生懸命デモの難しいダンスを練習したけど、パーティーで踊るような簡単な踊りは先生達も教えてくれなかったし、全く上手く踊れないのだ。これも困る。ダンスを続けて行く上で、一番問題となったのは、自分が何を目指すかと言うこのモチベーションである。競技会を目指すにはパートナーが居るし、とてもそれほど気合を入れて練習する意欲も時間もない。かと言って、パーティーに頻回に行く時間もないし、一人でパーティーばっかり行く訳にもいかないだろう。そう考えると、何の為にダンスを習うのかと言う命題に行き当たってしまうのだ。まあ、この年度末、ダンス以外にバレー、PTA、医師会などで滅茶忙しくて、1週間毎日夜は出て行くみたいな週が続いていたので、子ども達の相手もせなあかんし、これではまずいと思っていたのだが、丁度4月から先生達が今のスタジオを出て、1月に新築した自分たちのスタジオでレッスンを始めると言うのを聴き、丁度潮時かと思った訳だ。新しいスタジオに移るのに、練習生が辞めると言うのもどうかと思ったが、スタジオの開設祝いのパーティーにも出席して、ここでもデモを踊ったし、まあ義理は果たしたと。先生達にも理由を話したら、惜しがってくれたけどまあ快く納得してくれた。と言う訳で、この月曜日がラストダンスだった訳だ。今まで習ったブルース、ジルバ、タンゴ、ルンバ、ワルツ、スローを一つずつ復習。最後は一番よく練習したワルツで終わった。自分のシューズを抱えてスタジオを出る時はちょっとセンチな気分になったね。まあYOU TUBEなどでも色々レッスンの動画があるので、そういうのを見ながら、また時間があれば始めようと思っている。その時は配偶者も一緒にだな、責任とって。
2011.03.15
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毎週土曜日の朝、診療前に訪問診療に行くお婆さんは、特にこれといって大きな病気はないけど、何と言おうか全体が弱っていて虚弱な高齢者と言う感じの人だ。特に夏の暑さには弱く、しんどいので受診そのものが難しくなる。でも、身体はともかく口の方はとっても良く回る。息継ぎなしで延々と喋るので、この女性には大きな心臓疾患、肺疾患は無いなあと分かるのだ。緊急用に携帯を教えてからは、週に何回も電話がかかってくるような状態だった。行ってみればそんなに丁皺悪いわけでもない。一人暮らしだしやはり不安なのだろうと思う。そんなわけで、去年の夏の暮れから毎週お宅へ伺うようにしている。やっている事は、簡単な診察と世間話である。でも、それだけでも効果があるようで、携帯への電話が全く無くなった。関東に住む息子さんと相談して、毎日ヘルパーさんに入って貰っているのも良かったのかも知れない。実は彼女の次男と私が小学校中学校の同窓生なのである。彼は年取ってからの子どもみたいで、彼女は私の母親よりは10歳近く年上だが。11月頃は、庭の柿が採れないままに鳥のえさになっているのが悔しいので、むしってくれと言う。庭に出て柿を取っていたら、「私も連れて行って~」と久しぶりに外へ出てきた。今年は柿が不作のようで、患者さん達も誰も柿をくれなかったので、彼女の柿は嬉しかった。先週は、自らお茶を入れてくれた。付け合わせのお菓子が甘いなあと言っていたら、今週は赤カブの漬け物がお茶請けに出てきた。静岡の新茶と赤カブの漬け物はなかなかに美味しかった。この赤かぶは、静岡の名産だと言う。そう言えば「赤カブ検事」ってテレビドラマがあったよなあ。あの検事はかなり方言がきつかった。そう言えばドラマ「細うで繁盛記」に出てくる方言もこんな感じだった。あれは静岡の三島あたりの話しだったかしらと思いながら、家に帰ってPCで検索したら、赤カブ検事は飛騨高山の話で、検事さんの方言は名古屋弁らしい。そして細うで繁盛記は伊豆の話だった。人間の記憶って曖昧だね。ともあれ、婆さん来週は何を出してくるだろうか、楽しみにしているのである。
2011.01.15
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インフルエンザが、キタキタ~~なんて書いていたら、本当に来たんです。よりによってうちの職員に・・。土曜日から熱が出てるって・・日曜日も診察していたし、休みの月曜だって連絡くれたら診てあげたのに。遠慮せんと言えばいいのに。いきなり仕事するつもりで制服着ていたけど即早退させました。なんせ今うちの職員には妊婦様が居るしね。この妊婦様も、まさか・・の妊婦様で、なんせ18年ぶりの妊娠らしい。うちのような少数の職場でも、ちゃんと職員の妊娠出産にたいしては対応しないとあきません。と、言うわけで彼女(既に40歳超えているし)が臨月までちゃんとお勤め出来るとは思えないので、急遽常勤を一人増やすことにしました。日曜日のパートさんを格上げ。彼女は以前からうちの常勤に成りが立っていたので非常に喜んでくれました。ところがぎっちょん、その彼女が現在常勤で勤めて居る医院が、なかなか彼女を止めさせてくれない。止める1ヶ月前に申し出れば良いはずなんですけど、11月末に申し出ているのに、今は忙しい時期だからもう少しとか何とか言って、なかなかいつ止めると言う話しになってないみたいです。そんなん彼女の方から、いついつで辞めますと最後通牒突きつけたらいいと思うんですけど、まあ彼女もいい人だし、その医院だって少人数でやってる事を知っているだけに、苦しいものがあるんでしょう。しかし、うちはその日曜パートから常勤に格上げする彼女の代わりの日曜のパートを既に確保して、その人は新年度から来ていると言うのに、そっちの医院はまだ求人だって出してないらしい。理由は忙しいし、この時期にはよい人が来ないからだって・・・・。そんなんお前のところの勝手だろ!労働基準局に密告したろうかって思いますが。でも、非常識ですよね。職員が辞めると言い出せば、その日から次の職員確保のために動くのが普通と思うんですけど。まあうちも妊婦様の彼女が比較的元気なので、まあいいかなんて思っていたのですが、今回みたいに一人欠けると大変。妊婦様には残業はさせたらあかんと言う決まりらしいし。こんな時のために常勤を増やすはずだったのに・・と思うと腹立つのよ。彼女には、早うしないと1日1日とボーナスが満額から減っていってるで~~とチクチク言っていたのだけど、今日はもう少し尻を叩いてみようと思っています。けど、今この地方では、中央病院が立て替える予定と、大きな民間病院が移転新築する予定で、どんどん若い看護師を確保しているらしくて、もともと求人難なのが更にひどくなってるらしいです。んな、事言ったって、うちはうちの診療を守るしかないもんね。と、言う事でまた沸点が上がってるのでした。
2011.01.11
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例年の事だが、冬の感染症には順番がある。夏の名残のマイコプラズマ肺炎があり、感染性胃腸炎が流行、そして乳幼児の間でRSウイルス感染症が流行、その後でインフルエンザが流行り出すと言う順番だ。今年は少ないなあと思っていても、年末年始を挟むと人の移動があるせいで、患者さんが増えて来る。今年もそうだ。12月は胃腸炎の患者さんが殆どだったけど、昨日の夜に当院での今シーズン初めてのフルの患者さんが出た。でも、その人は地元の人ではなくて、神戸から単身赴任できていて、正月神戸に帰り、徳島に帰ってきたとたんに発熱したそうだ。正月には人の多いところへ色々出かけたと言う。(ついでに言うなら某製薬メーカーのMRさんだった)今日、午前中に3人出たと思ったら午後にもパラパラ。今日1日で5人の患者さんが出た。検査で出なかったけど疑わしい人も数人。これからはねずみ算的に増えてくると思う。折しも寒くなる季節。当地では恵比寿さんの頃、センター試験の頃は一番寒い。ウイルスが喜ぶ季節である。皆さんご用心あれ。あ・・・うがいでもしとこうっと。追加なんか僕が病気の発生状況を報告してるのって、アオエさんが降雪状態を報告してるのに似てるね。
2011.01.06
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今日はカズの個人面談だった。予定より10分遅れて始まった面談は3分ぐらいで終わったらしい。学業も友人関係も問題ございませんと言うことだ。先生・・触らぬ神にたたり無しで深い話を避けたんじゃないだろうなあ。配偶者も拍子抜けだったらしい。遅れていた面談の、時間調整うまくも出来たことでしょう。カズは給食の当番の時なども、とってもてきぱきと動けているそうで、「家でもよくお手伝いをしてるのでしょうか?」と聞かれた。配偶者が「家では兄ちゃんや姉ちゃんのパシリとして散々使われていて、召使いと言われています。」「ちなみに、めしつかいと言う字をどんな字を書く?と中1の姉ちゃんに尋ねたら、「飯使い」と答えました。」そんな話をすると大受けだったらしい。今日は職員にボーナスを支給する日でもあった。誰も僕にはボーナスをくれないのが不満であるが、まあ仕方ない。もちろん振り込みなので、明細を渡すだけの素っ気ないものだが、毎回明細と一緒にお手紙を入れて渡している。今日のはこんな感じね。職員の皆様へ 今年もあと少しとなりました。また無事に賞与が出せることを嬉しく思います。 開業して14年目に入り、医者も職員も建物も年をとりました。これから年々と、肉体的には衰えも出てくるでしょうが、それを上回る経験、勘、知識などが備わってきているものと思うし、そうなるよう努力する必要があると思います。 酒に例えると、新酒ではないけれど、熟成された古酒のような味わいが無ければならない、そうあって欲しいと思います。 毎年同じような事を言いますが、常に患者さんの立場になって、周りに目を配り、気を配り、心を配る必要があります。 決して「慣れ」や「流し」で仕事をしてはなりません。常に、快適に仕事が出来る術はないか考え、こうした方が良いと言う事があれば遠慮無く進言してください。 また、常に情報に耳を向け、新しい知識を習得する意欲も必要です。 これからも、枯れることなく、瑞々しく熟成した職業人になるようお互いに努力を重ねていきましょう。こんな風に今年も暮れつつある。
2010.12.15
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今朝、いつものように、日曜日も病院を開けて診療しておりました。10時半ぐらいに、ど~んと凄い音がして、患者さんの自動車がうちの玄関に・・。どうもぼう~~としていて、ブレーキを踏むつもりがアクセルを踏んで急発進したらしい。幸いにも自動ドアのガラスは割れなかったし、けが人も居なかった。自動ドアが囲まれているステンレススティールの窓枠みたいな部分が折れ曲がっているので、こっちをメインに直さないとなあ。ドアの横の外壁も割れて崩れ落ちているし、その向こうのヘイを横に分けて置いているんだと思う。その後一瞬停電になって、診察室の電気が全部落ちたりして・・そんなこんなで疲れました。夜は気を取り直してバレーの試合。今日はいつもと違って、後ろでしっかりとレシーブをして、よそから借りてきた若い女性達を盛り上げました。全勝だったけど得点率の関係で3位になりました。ま、自分もレシーブに徹したら、ひとかどの人間になると分かって安心した次第。しかし、今日はびっくりしたなあ。
2010.09.12
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それは今朝の往診の帰り道でのことだった。バイパスを横切り、国道沿いにある当院の方を目指し田舎道を配偶者の買ってから8年、一度も洗車してない赤いポロに乗って走っていると、病院まで300mぐらいのところで、一人のおばさんが歩いているのに気がついた。両脇に松葉杖をついている。背中が丸まっていてオバサンと言うよりはおばあさんに近いと思われた。帽子をかぶり、小さいバッグを体にひっかけて少しずつ歩いている。最近の松葉杖って昔のような木じゃなくて、カメラの三脚のような金属製の細いロボットの足のようになってるのね。こういう人をひっかけたりしたら大変だ。そんな事を思いながら十分に距離を取ってやり過ごす。しかし、このおばあさん、完全に4点歩行でこの4つの足のどれに足払いをかけても、簡単に転倒してしまうだろうなあ。どこまでいくんだろう?道路沿いに家は無いし、この先は線路で上り坂だし・・。国道まで出て、スーパーとかバス停あたりへ行くんだろうか?大変だなあ・・そんな事を思いながら車を走らせたんだけど、どうしても気になってしまい、Uターンをして引き返してオバサンの近くに車を止めて近くまで歩いていった。「おばさん、どこまで行くん?僕は国道の方まで行くけど、あっちへ行くなら、良かったら乗せていくでよ」(もろ阿波弁丸出しである)虚をつかれたおばさん。びっくりして目を丸くしながら「いや、私はもうちょっとすぐそこの家までなんで、大丈夫。ありがとう」オバサンの指した方向に家は見えなかったけど、どこの家?と突っ込むわけにいかず「ほな、気ぃつけて行きな」と挨拶をしてその場を去った。怪しい人に見えたんだろうか?やっぱしこの赤いボロの車が悪かったんだろうかとか、ラメ入りのステューシーのTシャツを着ていたのがまずかったのだろうかとか、色々と自問したのだけど、顔見知りだったらともかく、ああいう状況でホイサッサと車に乗ってくる人はあまり居らないだろうなと思う。でもさ、オバサンが松葉杖4本ついてヨチヨチ必死で歩いてる横を、知らん顔して若者が(いや、若くないけど)車で通りすぎるのもどうかなと思ったのさ。こんな風にナンパは失敗したのであった。ところで、前の日記で書いた自転車の事であるが、放置の札を巻かれたまま同じように放置されているので、警察に電話をかけて尋ねてみた。あの自転車には盗難届は出されていなかったので、放置自転車として扱われると言うことであった。このあたりははっきりとわからなかったけど・・防犯登録がきっちり出来て居るんだから鑑札の番号で持ち主を調べて連絡してあげたら?と尋ねたら、放置自転車にそこまではやらないと言う旨の事と、防犯登録をしていても(自転車さんの不備などで)ちゃんと登録が出来て無くて持ち主が解らない場合がある・・との事だった。そんなんだったら、何の為の防犯登録だよ!お金も払っているのに!と思うんだけどね。そういう訳で、あの自転車は処分の対象になりますと言うことで、数日後には無くなっていた。処分するぐらいなら、ワシにくれ!!こっちもなんか釈然としないおであった。
2010.09.08
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ふう・・・毎日暑いですなあ。クールビズにしたり、ゴーヤーを植えたり、ひょうたんを植えたり、打ち水をしたり風鈴を吊したりするのも悪くないんだけど、一体この暑いのは地球温暖化のせいであって、その源は何か、我々人間はどうしたら良いのかと言うのを地球規模で考えないとあかんような気がするなあ。末端の枝葉だけ一生懸命いじくって満足していてはだめなような気がする。と、大きな事を書いて置いて、暑さのせいなのか何なのかよく分からないけれど、相変わらず日記は滞りがちである。と、言っても僕は元気。毎朝45分ぐらいのウオーキングはずっと続けているし、週に2回はスイミングもしている。体重はまだ少ししか減ってないけど、そのうちど~んと来そうな予感がしてるのである。数日前から、洗濯物の乾いたのを整理する場所に見慣れないTシャツが置いてあるのに気づいていた。こんな奴だ。子どもがユニクロででも買ってきたのかと思ったけど、それにしては柄がしゃれているし異国情緒がある。自分では買った覚えがない。サイズ的には僕のシャツなのである。配偶者に聞いてみた。「あれはね、○○さんのオーストラリア旅行のお土産に貰ったの。ずっと着れなくて置いておいたんだけど、もう良いかと思って、出して洗濯しておいたのよ。」ああ、そうか、あの人にそんなのを貰った事があったっけ・・。彼女はうちの患者さんである。いや、患者さんであったと過去形で言うのが正しい。と言うのは、彼女は精神疾患を患って、ここ数年の治療はそっちが主体で、うちにはたまに来るぐらいだったし。そして先日、彼女は亡くなってしまったからだ。その訃報は新聞で見た。彼女は僕らより丁度10歳ぐらい年上のオバサンで、生活習慣病でうちに通院していた頃は、どこにでも居るような普通の、ちょっとなれなれしいひゃあひゃあ言う、憎めないおばさんだった。それが親が病気をしてその看病で苦労をして。親が亡くなったら、誰も看病をしてなかった兄弟や親戚が寄ってきて彼女を責めたり、つまはじきにしたり、そういう色々なストレスの中で、彼女は躁鬱病を発症したのだった。それからは、主に精神科に通院して、何度か入院もしたらしい。当院に来るのは、いつも燥の時で、突然やってきては大きな声で待合室で、ちょっと意味のわからい事を言ったり、「ここの先生は、ビールはエビスが好きなんでよ~~」なんて事を言ったり、順番が待てなくて他の患者さんを診察しているのに、いきなり診察室のカーテンを開けたりと言うちょっと困ったちゃんになっていた。それでも、憎めない人だった。燥なので、いっぱい買い物をして、いろんなものを僕ら夫婦にくれたりした。僕もちょっと自分とは趣味の違うワイシャツ何ぞを貰って困ったりもしたものだった。そんな彼女が燥なんだけど、ちょっと元気だったときに行ったオーストラリア旅行のお土産にとくれたのが、このTシャツだったらしい。らしいと言うのは、直接貰ったのは配偶者で、他にもブランドの口紅とか沢山いろんなものを貰ったらしい。燥の時期に貰ったものだけに、ホントに彼女が分かっていてくれたのかどうかそのあたりも不明で、お中元やお歳暮にくれたビールは飲んでしまったけど、それ以外の時に貰った品物に対しては、こんな風に使わずに置いておいたり、値段の高いものは、その場で丁寧にお返ししたりもしたと記憶している。しばらく見ないなあ、同じく当院にかかっているご主人によれば、少し鬱がひどいと聞いていたので、またそのうち反動の燥が来たらやってくるだろうと思っていた。その矢先の訃報であった。診察に来たご主人に聞いたところでは、食事中に食べ物をのどに詰まらせて、窒息し救急隊員の処置で一旦蘇生したけど、そのまま脳死状態になってその後に亡くなったと言う事だった。年齢的に、食べ物を詰まらせるような年ではない。恐らく鬱がひどいので、精神科の薬も増えて、筋力の低下や意識の朦朧状態があったのでは無いかと推測するが、それも彼女の運命だったのかなとも思う。彼女が亡くなって、品物を返す相手もいなくなったし、もう良いかなと言うことでしまって置いたこのTシャツを配偶者が出してきて洗濯しておいてくれたのであった。今日の午後、そのシャツに身体を通してみた。最初、大きいかなと思ったそのシャツは、洗濯したせいか、もともとそれほど大きくなかったのか、残念な事に僕にはちょいときつかった。残念である。配偶者に来て貰うか、もしくは彼女の墓標としてそのままハンガーに吊しておこうと思う。ハンガーに吊したTシャツが、窓から入ってくる夏の暑い風に揺れている。そのシャツを着て笑っている、元気でひゃあひゃあ馴れ馴れしく喋っていたあの頃の彼女を笑顔が見えた。
2010.08.27
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僕は、診察の時に必ず病気以外の事を話ししようと普段から心がけている。「血圧は・・はい正常ですね。では、お薬をだしておきます」「血糖値はちょっと高いですね。もっと体重を減らしてください。では、お薬はいつも通り出しておきます」それではあまりに芸が無いし、こちらも患者さんも面白くないだろう。それにそれでは患者さんを知ったことにはならない。だから、カルテには「来月、出雲へ旅行」とか「来週孫の結婚式、東京」とかメモが書いてある。(そして以外に血圧の数値が書き抜かったりしている。で、次に来たときに「旅行はどうでしたか?」とか「結婚式はどうでしたか?」と聞くわけだ。そこから話しが始まるのね。そういうのが無い人には、もっぱら天気の挨拶とか(イギリス人かお前は?)「なかなか暖かくなりませんねえ。お花見はどこかへ行きましたか?」と言う具合だ。これが5月の連休明けになると「もう田植えは終わりましたか?」にとってかわる。「うちは農家じゃないです」なんて切り替えされる事もあるんだけどね。まあ、そういう風に肩って貰う事によって、今まで見えなかった患者さんの素顔とか、家の様子とか家族構成とかがわかってくる事があるわけで、それが診療にも大きく役立つのよ。今日話ししていた中で印象に残ったのは、もうじき90歳に手が届こうとする男性のSさん。この人は高血圧で通院しているけど、年下の奥さんが最近認知症気味でほとんど家の外に出なくなった。子供さん達は離れて暮らしているし、一人で奥さんの代わりに家事をして奥さんの世話もしている。昨年転んで椎体の圧迫骨折をして、しばらく寝込み、もう年寄りの二人暮らしは無理かと思ったが、何とか最近復活している。今日はカルテを見ると、料理学校へ行こうかと思ってると書いてあった(これは配偶者が書いてあった)ので、料理学校へ行きましたかと言う話しから入る。ところが、Sさんは自分はもう料理もなかなかの腕なので、今更料理学校へ行くのは止めたとのこと。行ったら若い女の子にモテルかも知れませんよ~なんて冗談を言いながら、卵焼きぐらい出来るようになりましたか?と聞くと、Sさん真剣に怒って、そんなものはお茶の子さいさい、自分の肉じゃがや野菜の煮付けは、本当に味が良いってほめてくれるだとか自慢を始めた。そしたら、絶対に副院長(配偶者)よりも料理が旨いですよ~。彼女は白ネギを切るときに、斜めに切らずにそのままぶつ切りに切る人なんですよ~なんて、本人居ないところで秘密をばらして、大いに盛り上がろうとしたのだが、またSさん真剣に、「いや、料理によって色々切り方が違うからね~ネギマ鍋や鯖の味噌煮ならぶつ切りでも良いんですよ」なんて真剣に言う。A型ねと思ったらその通りだった。まあ、今日は暇だったのでこれだけ喋る暇があったのだけど。Sさんには降圧剤の他に、軽い安定剤(抗不安剤)を出している。緊張の強いことが、より高血圧を強くしてると思ったからだ。Sさんもこれを飲んでいると調子がよいと言う。「先生。ワシは起きている間、ずっと3つの事に気をつけて緊張してるんです。だからこの薬を飲むとそれが少しほぐれてほっとするのね。」「ほほう、何にそんなに緊張してるんですか?」「まずは、車の運転に気をつけて、絶対に交通事故を起こさないこと」なるほど・・確か1年ぐらい前にお昼に少しお酒を飲んで診察に来たのを僕が見つけて、もし飲酒で捕まったりしたら老人二人の生活がどうなるのか・・と強く諭した事があったっけ・・とそのことは突っ込まなかった。「次に、あのぼけたバアサンに絶対に起こったり、腹を立てたりしないこと。」「そして、毎朝綺麗に髭をそって、絶対に無精髭を生やさないこと」う~ん、なるほどと思いながら、僕は毎朝剃っているのに、何故か髭が残ってしまう自分の首をさすりながら、感心したのであった。こういうのはきっちりと配偶者に申し送っておこう。こうやって人間を診る事が面白い。こんな職業につけて幸せだと思っている。
2010.04.16
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水曜の夜、いきなりゲロを吐いたカズ。その日は参観日で、授業中の態度が悪いと、見に行っていた配偶者からさんざん罵倒されている最中にゲロしたので、これはメンタルなストレスか?精神的に弱い奴め~と、更に責められたりして。その後熱が出てきて、まさかメンタルなもんで38度を超える熱は出ないだろう。今流行の感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)だと親が気がついた次第。このブログをずっと読んでくれている人はご存じだろうけど、医者の子どもになると手厚く看護されるだろうと言うのは世間の誤解であって、うちの子ども達なんぞ、治療はおろか診断もおろそかに放置されている場合が多い。まあ、その根底には、子どもの病気は殆どが自然に治ると言う認識があるからではあるが。カズに与えられたのは、スーパーのビニール袋を張ったバケツと、「ここ以外の場所に吐いたらこらえんぞ」と言う言葉。「病気の時ぐらい一人で寝ろ」とも言われていたなあ。翌朝になって、メーカーが持ってきていた試供品の経口補水液が与えられた。その後発熱も引き、木曜日の夜には家族と一緒にお鍋を囲めるまでに回復。金曜日は本人が学校へ行くと主張したけども、土曜日からハチ北高原でのスノーキャンプに行かせる予定だったので、大事を取って休ませた。ま、そういう訳でカズは元気に今日はキャンプに出かけた次第。夕べ配偶者と一緒に、早く治って良かったなあと話していたら「初期治療が良かったから」とのお話。初期治療って??「何も食べさせなかったこと。ちょっと吐き気が収まっても、すぐに食べさせなかったこと」らしい。そりゃそうだ。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は必ず自然によく治る病気である。患者さんには、初日はしんどいけど、1日経てば半分、2日経てば9割ぐらい治った感じになりますよ。だからしんどいときは慌てて食べようとせずに、経口保水液を少しずつ・・と説明している。翌日にも水分が採れないようなら点滴で水分だけでも入れてあげましょうと言うけど、それで翌日も来る人は滅多にいない。ま、個人差があるわけで、1週間ずっと水が飲めずに点滴に来た子どもさんも居たけどね。ちょっと吐き気が止まったときにタケノコの里を一袋食べさせましたなんてお母さんが言ったのには驚いたけど。結局、カズは吐き気止めも整腸剤も解熱剤も使わなかった。うちの家族は、僕とヒロキ以外はこの胃腸炎によくかかる。確か4-5年ぐらい前は、2年続いて元旦に配偶者とミドリとカズが並んで吐いて、僕は元旦から布団を洗濯した記憶がある。けど、そのときからも、誰も何にも薬使ってないのよね。配偶者は抗体が出来たのか最近は強くなり、ミドリも時々はかかるけど、何も要らないと言って洗面器だけ持って部屋にこもって1日くらい経てば治った・・って出てくる。(天の岩戸みたいに)。吐いちゃうとやっぱりビックリするだろうけど、そういう病気なので、翌日になってまだしんどかったら受診するぐらいでも良いと思うけどね。あ・・こんな事書いたら小児科の先生に怒られるかも知れない。2歳ぐらいまでの子どもには、腸重積と言う怖い病気があって、これもやっぱり吐くし、これは早期に病院へ行く必要があるので、2歳ぐらいまでで、吐いた後もぐったりして元気のない子は一度診て貰った方がよいと付け加えておきましょう。年連を重ねて行くにつれて、やっぱり親の感と言うのも養っていかなあかんね。
2010.02.20
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患者さんの血液検査は、某検査会社さんに委託している。緊急の検体については、無床の診療所でも特に小児科などでは、自分のところでやっている所も多いが、やっぱり機械のメンテナンスも大変だし、手間も要るし、検査会社さんに緊急と指定をしておけば、たいていはその日のうちにファクスで結果を返してくれるので、そんなに不自由は感じない。ここ何回か、土曜日の午後に出した緊急検査結果のファクスが土曜の夜、日曜の朝になっても帰ってこない事があった。おかしいと思ったけれど、PCで直接アクセスして結果を見ることも出来るので、それほど気にしていなかった。この土曜日にもやはり出した検査結果がファクスされず、これは土曜日だけの現象なので土曜日の担当がスカタンなんだろうと思って、一度検査会社に連絡しておいた方が良かろうと思い、担当者にその旨連絡をした。担当者は平身低頭で(いや、そんなに脅してないし・・普通にしゃべっただけなのに)、事実を確認しますと答えたが、暫くして新たな事実が判明した。土曜の夜に出すファクスはきちんと送信されていたが、エラーが出て帰ってくるとのこと。いや、土曜日のみならず、普段の日でも夜に送ったファクスはエラーとなる。それで係の人が翌朝にファクスするとちゃんと送れていたと言う事だ。普段の診療時間には、その会社からのファクスも来るし、他の医師会とかからのファクスもどんどん来る。だから気にならなかったのだけれど、どうも時間外のファクスが送れないらしい。そういえば、少し前に余所の病院の先生が、インフルエンザワクチンの事で医師会の医療機関に連絡を取っているのに、当院のところだけファクスを送れないのでそこで止まってしまうとぷんぷん怒って電話をかけて来た事があった。その時恐縮してもう一度送り返した貰ったら、ちゃんと受信できたので、それもそのままになっていたのだ。よく考えたら、その先生が送っていたのは自分の診療が終わった夜で、送り直して貰ったのは、翌日朝の診療時間内だったのだ。これではっきりした。問題があるのは当院のファクスだったのだ。ここで、職員からの発言。そういえば、朝の8時過ぎに来ても前日の緊急のファクスが帰ってきて無くて、8時半を過ぎた頃に帰ってくるようになったと言っていた。それは夏頃に電話のシステムを新しくしてからだった・・って今頃言うな~~。早速電話のシステムを担当した会社へ電話。担当者がやってきて 調べた結果、やっぱり時間外になったらファクスが受信できないようになっていた。何でそうなったかは不明。新しくした当初は、ちゃんと時間外にも送信をして確かめたとの事。その後何度か、微調整に来たときにシステムをいじったのが原因かもと・・。まあ、これで一見落着である。教訓。物事を新しくしたときには、何らかの予期せぬトラブルが発生する可能性がある。そして、検査会社の人もひとこと「お宅のファクスは夜になったら送ってもエラーが出て、朝になったら治りますよ」と言ってくれたら、もっと早くに見つかったのに。職員にしても、朝の8時半にならないと緊急が帰ってこなくなったって事を言ってくれたらと思う。些細な変化でも気になることは、ちゃんと報告しよう。
2010.02.01
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日本全国で新型フルの発生が少し右肩下がりになったと言う。そうかなあ?中高生は減ったように思うけど、社会人、保育園児、小学生が増えてきたように思うけど・・と思っていたら、徳島県はいまだ右上がりだそうだ。うちの薬局の先生は、うちの診療所がタミフルよりもリレンザをよく使うのを知っていて居くれて、リレンザなら3年分ぐらい備蓄がありますと言ってくれたけど(市内の他の医療機関ではすでに品切れのところも多いようだ)、最後まで持つかな?タミフルのドライシロップはもうじき品切れになるみたいだし、大丈夫かいな。こんな時期は、学校の行事もある程度自粛したらいいと思うけど、近くの小学校では、友だちが手をつなぐ会みたいなのをやって、その翌日が参観日。患者さんはその頃からどっと増えたわいな。まあ受験生なんか、今のうちにかかっておけと言う意見もあるけどね。しかし、ミドリのクラスが学級崩壊寸前で、担任が疲れてしまって長期休み→担任交代と思ったら、カズの担任が今度は骨折で自宅療養のために担任交代だって。どうなっとんじゃ?この学校は?今週末は寒波が来るらしい。皆さんご用心。うちは明日、ボーナスの日。誰か俺にもくれ~~~。
2009.12.14
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あら、あっという間に12月なのね。なかなか日記書くヒマがないわあ。やっと今日から学級閉鎖が解けてカズとミドリは学校へ。ヒロキはまだ学級閉鎖中。中学校の方が太っ腹だね。思うけど、学級閉鎖中にすでにインフルエンザに罹患した子供を集めて学校で授業をしてくれたらいいのに。同じクラスで、休んでいる子と登校している子で足並みが揃わなくなると言うのもわかるけど、それは普通の病気で休むときでも同じだしさあ。相変わらず新型フルが多い。検査キットもどんどん減っていく。学級閉鎖になるぐらいのクラスに居て、両隣と前後の席の人が休んでいて、39度の熱があったら別にテストしなくてもインフルとして治療したら良いと思うのだけど、なぜかみんな痛い思いをして鼻をこすって貰いたがるのよね。会社も学校もテストをして貰ってこいと言うらしい。指定すんなよ、決めるの医者なんだよ。テストをする一番の目的は、インフルかどうか疑わしい時にまず使うべきで、明らかにインフルぽいのを確かめても良いけど、それはやっぱり勿体ないでしょ。インフルならテストが必ず陽性になるわけでもない。発症から時間が経ってなければもちろん、時間が経っていても出ないことはあるのよ。それをインフルと判断するのは患者さんの診察所見や、周囲の状況を見ての医者の判断だし、陰性の人にインフルとして治療を始めるのも、患者さんとの相談の中での人間的な作業になるのよ。自動販売機に診断キットを入れて、陽性ならタミフルが出てくるような機械を・・なんて言う人がいるけどそんな簡単なもんじゃないんです。例の漢方保険外しは、永妻厚生大臣が反対してくれるけど、財務省や首相は仕分けに異を唱える事に渋い顔らしい。敵は財務省だったのだな。たんに数字あわせで物を言われたらたまらないなあ。目に見えなくとも大事な事ってあるでしょう。そういうものも考慮して貰わないと。トミさんは2回目の生理が始まりました。カズの小さいときのパンツを履いて、ケージの中でなんか調子悪そうです。高知から来てるプー子ちゃんが、毎日部屋をぴかぴかに掃除してくれるので別の家みたい。でも、ティッシュとタオルの減り方が半端じゃないです。こんな近況でした。
2009.12.04
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あれだけ頑張ってお仕事してるってのに、新型インフルは猛威を振るって居るみたいで、カズのクラスとミドリのクラスが相次いで今日から学級閉鎖。木曜まで休みだって。ミドリはともかく、カズなんてインフルに罹って治って登校始めたところなのに・・。かかって治った子供ばっかり集めて授業してよねえ。んな事言っていたら、中学のヒロキのクラスもなんと今週いっぱい学級閉鎖。今週いっぱいって太っ腹じゃないかい。だいたい彼の学校なんて学級閉鎖はあるわ学年閉鎖はあるわ。学校閉鎖にしろよ、全く。そうだ、これで毎朝子供のために早起きしなくて良いし、弁当作らなくて良いし・・って喜ぶわけにもいかない。毎朝ダラダラしてる子供たちを怒鳴りつけ、3度とも子供の飯を用意して・・。夏休みのあの怒号と喧噪の日々が戻ってくるじゃん。閉鎖の間って、むやみに子供は遊びに行けないしさあ。夏休みよりたちがわるいかも。はあ・・・。
2009.11.30
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朝は50人ほどインフルエンザの患者さんを診察。終わったのが1時過ぎ。急いでゴハンを食べて午後の準備。午後は1歳から3年生の子供の新型ワクチンの接種。県と保健所からの要請で、特別に枠を取ってやる。休日の常勤職員も全員出勤。このワクチン、当初は受付で3600円を支払い、領収書と接種済み証を貰って、本人(と言うか保護者)が徳島市に申請をして料金を振り込みで返還して貰う方式だった。当然だが、普通の予防接種と同じで現物支給にしろと言う話が出てきて、医療機関がまとめて後で請求と言う事になりそうだと言う話はあったが、具体的な手続きの話はなかった。ところが、一昨日あたりから患者さんから電話があって、接種の負担軽減書と言うのが役所から送られてきて、それを持って行けば無料になると書いてあるがどうなのかと言う問い合わせがぽつぽつと来た。んな事言っても、こっちは何も聞いてないのよ。とりあえず、窓口で料金を払ってちょうだいと言っていたら、昨日の夕方になって徳島市の保健センターから、負担軽減書を持ってきた人には料金を取らずに後で請求云々の要項が送られてきた。遅いやろ!前日やで!夕方やで!だいたい、医療機関に先話を通してから保護者に送るのが筋やろう、逆じゃん。んな事言っても、仕方ない。持ってきた人にはタダで、持ってない人には(小学生は持ってるけど、小さい子は意外と送られてないみたいだった)領収書を出してと急遽方針を変更。軽減書と同時に、接種済み証明書証をコピーして出せと書いてるので、コピー係にもう一人事務のパートさんに来て貰う事にする。しかし、この要項。よく読むと、この軽減書の交付は12月1日からとある。前倒しじゃん!いいけどさ。そして、使用期限は3月31日だと書いてあるが、いつから使用可とは書いていない。だから今日からでも良いんでしょ・・と考えるのが普通でしょ。で、1時半過ぎて、常勤の職員も集まってきて(日曜の午前中は常勤は休みでパートの看護師さんと事務で外来をやってる)準備をしていたが、看護師の一人が保健センターのHPのコピーを持ってきて、それによるとこの書類が使えるのは12月1日からと書いてある。んな、あほな。保健センターのHPのコピーなんて、この忙しいのに見いひんし(僕はそういうのがあるのさえ知らなかった)、そもそも前倒しで書類を配ってるし、その保護者に配る書類にも、医療機関に送る要項にも12月1日からしか使えないとはどこにも書いてない。そういう事で、持って来た患者さんには全員これを使って貰った。もし前倒しで使ってるから、料金を支払いませんなんてお役所ごとを言うなら、本気で暴れてやるぞ。ま、普通に考えて、どうせ料金は支払うものだし、保健センターの手間や個々の保護者に振り込む際の手数料などを考えたら、医療機関の一括請求の方が簡単で楽なのに決まってる。(医療機関は手間だけど、少なくとも患者さんや保健センターは楽だ)。だから大人の対応をするのが普通だろうと思うけど、役所と言うのはとんでもない役所の事が多いからなあ。それが唯一の今日の懸念である。
2009.11.29
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電子署名の件、次々にしていただいてるようで、本当にありがとうございます。今日の診療中にも、患者さんが続々と署名してくれました。今日、県の医師会の理事会があって、県医師会としても署名活動に取り組む事になりました。他府県の状況がどうなってるかわからないのですが、何とか上手く行けば良い、いやいかなあかんと思ってます。さて、新型フルが猛威を振るっていて、ほとんどの県で警報が出ているみたいですね。うちの診療圏でも、続々と患者さんが増えていて、学級閉鎖も続出・・すでに学級閉鎖を通り越して暮らすの4分の3以上が罹ってしまったところもあります。中高生から始まり、今は小学校、そして幼稚園や保育所に飛び火しているもよう。兵庫県ですでに品切れ状態となっているタミフルドライシロップが徳島県でどれだけあるのか不安です。ところで、新型フルを診察していて気づいたことがあります。それは、おじちゃん、おばちゃんがかかってないと言う事です。普通、子供がかかると、兄弟や家族が芋づる式にかかってしまう事が多いのですが、兄弟はともかく、中高生の親がほとんど患者として来ていません。それから学校の先生。学級閉鎖が相次ぐぐらいになると、先生もたくさんうつってしまう事が多いのに、ほとんど先生の患者さんを見ません。これは慢性疾患として受診している学校の先生も不思議だと言っていました。もちろん、年寄りの患者も居ない・・。理由は2つ考えられます。ひとつは、高齢者の一部はH1N1のウイルスに抗体を持っている人がいると言われていたが、実際にはもっと広い範囲に抗体を持ってる人がいると言う可能性。でも・・新型と言う訳ですから、そんなに抗体を持ってる人がいるわけないのです。これはおかしい。もう一つの理由は、新型なのでみんなマスクや手洗い、咳エチケットを必死でしていてそれが効果を出している。こっちの方が理由としては妥当な感じがします。毎年の季節性のインフルエンザに比べて、患者も家族もしっかりマスクをしてるし、患者が出たらしっかり隔離もしているようです。その程度の事でしっかり防御できるのなら、もっと気合いを入れてやるべきですね。そもそも新型に限らず、季節性のインフルの時にも、そうやってしっかり防御をしたらあんなに一家全滅にみたいはならないのだと思います。中高生に患者が多いのは、そういう点が一番ルーズなのだと思います。そんなことと見くびらずに、しっかりと基本的な事を踏まえて防御をしましょう。
2009.11.25
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インフルエンザ、徳島でも結構出ているようだけど、当院の周りでは少ない。先々週に3人ほど出たけどその後はなし。患者の家族や兄弟も発症しなかった。徳島での定点報告は2ぐらいで、今は北海道がひどくて30もあるってどうなんよ、10月にヒロキは北海道へ修学旅行だけどその頃には少し沈静化してるかな?沖縄は少し減ってきたらしい。連休の沖縄旅行はまだ考え中。個人の感染→会社などコミュニティーの感染を危惧して予防するのは当然の事だけど、ちょっと過敏すぎるんじゃないかと言う気もする。職場で熱を測って熱があったら帰宅させる。それはまあ良しとしよう。でも、本人が自覚がなくても微熱があるだけで、すぐに医者に行って診断検査をして貰ってこいとまで言うのはどうなんだろうね?そんなん検査しても出るはずないし。熱があるから、家に帰って待機。高熱になるようなら医療機関を受診。高くならなくても24時間は経過見て熱がなければ出勤ってのが妥当な気がする。毎年書くけど、インフルエンザの検査だって、そのワンポイントの時点の検査だから万能ではない。陰性の人が翌日陽性になることはよくある事である。それを錦の御旗みたいに検査検査って、検査が陰性だったら熱があっても仕事に出てこいとでも言うのかなって感じ。大事なのは時間経過を持って観察することだと思う。企業関係者にはそのあたりをもっと考えて欲しいね。一般の人も、ちょっと咳が出たり、微熱が出たぐらいで新型!って心配する人が多いけど、そんなんで病院へ来て本物の病気にうつったらどうすんのよ。とりあえず風邪と思っても、熱が高くなければ自宅で安静、経過観察と言うのが適当だろうね。大体インフルになってすぐは風邪って思わないものよ。何だ?と思っているうちに高熱や全身症状が出てくるからね。新型のワクチンは医療従事者にくれるらしいけど、僕らのような末端の医療機関にも来るのかしら?看護師、レントゲン技師、検査技師、看護助手あたりも含まれるのかな?僕は既に4人と接触したけどまだうつってない。シャープのイオンクラスター業務用を1つ処置室に、家庭用を診察室に、それから空気清浄機のでかいの(ウイルスも取れるらしい)を待合いに置いてある。ワクチンよりもこういうのが効くような気もするなあ。
2009.09.05
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何やら不気味である。新型インフルエンザが(最近は何故か豚フルと言わないね)県内でも加速度的に増えているらしい。やっぱり若い人中心。今噂で聞くのは高校の吹奏楽部が多いらしい。何で?と思うけど、狭いホールに大勢集まって、県大会とかでブイブイラッパを吹くんだもの。患者が何人か居たらそりゃあ広まるの速いだろうなあ。何人も患者がいるのに、四国大会へ行くからって予防でタミフルを出して貰えって顧問の先生に言われて受診した生徒もいた。予防で内服しても、全員で無い限りはやっぱり何人か発症すると思うよ。他所の県にばらまきに行っても良いのか?って思うけど。実は大学の医学部の中でも新型フルの嵐が吹き荒れているらしい。原因は沖縄と阿波踊り。今年の西日本医科学生体育大会(属に西医体と言う)は何と琉球大学の主管で沖縄開催だった。現在日本でダントツの定点報告をされている沖縄である。東京や関東の発症を1としたら沖縄は20何でっせ。それも普通西医体は7月の終わりに開催される事が多いが、今年は8月上旬のお盆直前の開催だったようだ。嵐の吹き荒れる沖縄へ行って大量に潜伏感染してきた学生が、帰ってきてそのまま12日からの阿波踊りになだれ込んだのである。(医学部たけのこ連と言う学生の連がある)。そこで決定的に広まったらしい。実はバレー部の現役部員の中にも何人も患者が出ている。現在医学部の構内では部活動が自粛になっていて、栄養学科の教室では自宅待機になってるところもあるらしい。そんな訳で、明後日は僕らの医学部バレー部のOB会なんだけど、昼間の現役部員との親善試合は中止。夜の総会(飲み会)の部にも、学生さんは来なくて宜しいと言うことにした。OBの中にも来るのを見合わせた人がいて、今年はこじんまりとしたOB会になりそうだ。なんかこのまま、どんどんと小さい子どもや大人や年寄りにも広まりそうな予感。暇なはずの8月9月が忙しくなるかも知れない。検査キットは足りるのか?薬は足りるのか?明日もう一度見直しておかねばな。秋に延期になった娘の修学旅行や、息子の修学旅行。それより9月の連休の我が家の沖縄旅行はどうなる?それは誰にもわからない・・。
2009.08.20
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久しぶりに仕事の話を書こう。と、言っても病気の話ではない。まあ医者のぼやきみたいなものかな。毎月、月初めは割と暇だ。これは何故かと言うと、1月、そして来たる5月も月初めは祝日で休み。患者さんの処方は1ヶ月分なので、それらの日の1ヶ月後、2ヶ月後は慢性疾患の患者さんが減るのよね。まあ、今日の話と直接関係はない。そんな暇な月初めの月曜日、診療終了の7時の3分前にリビングへ電話して、ミドリに晩ご飯のカレーを温めておいてくれと電話をする。そしてあと30秒で7時になろうとすること、電話が鳴る。以前から時々頭痛や吐き気のある人が、今から来ると。7時15分頃にやっと来たその患者さんは、週に1回ぐらい頭が痛くてムカムカする事があるとの事。痛みは大体一晩経ったら治っている。一度だけ市販の鎮痛剤を服用したと言う。まあ頭痛の方は、偏頭痛にも思えるし、肩こりやストレスから頭痛のようにも思える。どちらにしても、薬を飲まずに一晩寝ると治るんだから、そんなに慌てて病院へ来ずとも良いのにと思う。「で、数ヶ月前からあった頭痛なのに、今日病院へ来ようと思ったのは、格別今日がひどいから?」と聞いたけどそうじゃないとのこと。仕事が今日休みなので、今度痛くなったときの為に薬を貰おうと思ったとのこと。あのなあ、仕事休みだったのなら、わざわざ診療終了間際に来なくても、もっと早い時間に来てくれたら良いのに。まあ、この時間に来て済みませんと言う訳じゃなく、最近の若い子は変わっとんなあと思った次第。まあ、こんな事で愚痴言っても始まらないけどね。医者も未熟な人間なので、やっぱり時間が来ると腰の浮いてしまっている人も居ると思う。それを未熟とどう責められようか?でも、患者さんだって損してるかも知れないよね。やっぱり医者に行くときには、緊急でしんどいのは仕方ないけど、そうじゃない時には時間と気持ちに余裕を持って行きましょう。
2009.04.06
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毎年今頃になるとインフルエンザの日記が増える。そう言えば今年はまだ1度も書いてないけど、それはフルが流行ってない訳ではなくて、例年より多く流行ってるけど毎年のことで新鮮みが無いのと、疲れて書く気がしないのだと思う。1月の末頃は大人が多かったけど、2月に入って中高生が増えてきた。特に地元の中学はヒドイ。1,2年生で先週末は合計80人ぐらい休んでいるとのことだ。学級~学年閉鎖にしても良いと思うけどね。そうなると後の始末書が大変なので、学校はなかなか閉鎖にしないとのこと。3年生が殆ど居ない・・と言うことはワクチンが効いてると言うことだと思う。高校受験をひかえた3年生のワクチン摂取率は高いから。反対に相変わらず低いのが教員の摂取率。「私はインフルエンザにはかかりません」と胸を張っていた小学校の先生も見事に検査が陽性。学級閉鎖になったのはあんたのクラスなんだよ。クラスみんなでワクチンを受けて、休み時間毎に窓を開け換気して、全員でうがい。それだけでかなりの効果があると思う。絶対に。それとかかった人は暫く学校へ来ないこと。朝微熱があってしんどいのに学校へ来て、直ぐに熱が上がってお持ち帰りになる人。まだ熱が完全に下がりきってないのに部活があるからと学校へ来る人。人にうつさないようにすると言うのもマナーだと思うけどね。子ども達に流行っているのは、A型→B型と変わってきて今は両者が混在。でもB>A。ワクチンが効いてるのだと思うけど、ワクチンをしてる人は熱があまり上がってない人が多い。典型的じゃないのでかえって診断に迷うことがあるけど、だからと言ってワクチン打たずに高熱になるのが良いわけじゃないだろう。かく言う我が家も・・・ヒロキが3日ぐらい前から頭が痛い、鼻が詰まってしんどいと言うのを熱が無いので花粉症がらみの風邪かと放置していたけど、今日はじめて37度1分になったので調べてみたらフルBやった。そう言えばこいつは3年ぐらい前にも同じように7度台の熱でフルだった。リレンザだって本人が断続的にしていたんだけどね・・。生まれた時から毎年ずっとワクチンをしてるのである程度の累積効果は出てるのだろう。と、言うことは熱も無いのにしんどいと言って今日保育園を休んだカズも怪しい。そう言うわけで我が家は全員リレンザを予防で吸入中。話題は変わるけど、楽天で「犬」と言うところを見ていたら、血統書付きのメスの黒パグが25万円で売られていた。これってうちのトミとうり二つジャン。何を隠そううちのトミだって血統書付きだ。それもお爺さんは、数々のドッグショーで金賞を取ったような立派な御犬様なのだ。うちのトミは相変わらずお下の始末がまだ今ひとつだ。政治家と同じで、3世代になると完全にアホになってしまうのかなあ。そんな事を考えながら他の犬を見てると、ミニチュアシュナイザーとか、バーニーズマウンテンドッグとか・・こっちの犬の方が良いなあと目移りする。配偶者も「こいつだったらシッコ漏らしても許せる」と言う。トミを売ってその上がりでこいつを買って・・・なんて考えていると時間なんぞすぐに経つのよ。まあ、こんな時間が一番幸せかも知れないね。
2009.02.19
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数日前から黄砂と共に花粉が飛び出しました。気温も変に生暖かくて気分が悪くなりそう。人格三段落ちになったらいけないので、花粉症の薬を飲み始めました。診療はインフルエンザが多い。2週間ぐらい前までは大人が多かったけど、今は子ども。地元の中学がひどくて次に小学校がひどい。中学校は各学年5クラス程度だが、全部で80人ぐらい休んでいるらしい。殆どが1年と2年で、3年生は殆ど居ないところをみたら、やっぱりワクチンって効いてるのだなあと感じるね。だから教師も生徒も全員がワクチンを打って、休み時間毎に全部窓を開放して換気して、その上全員で休み時間毎にうがいをすればかなり違うと思うのだけど、そういう意識は全くなくて、特に教師のワクチン摂取率の低さには怒りを覚えるね。生徒の方も、熱があるのに学校へ来たり(則下校になってる)、インフルエンザで熱が下がるとすぐに学校へ出てきたり(平熱が2日続くまで休めって説明してるのに・・)、自分の体を大事にするのもそうだけど、他人にうつさない努力をするのはマナーとかモラルの問題だと思うのに、あまりにマナーの無いのが多すぎると思う。こちらでは、今AとBが両方流行っていて、一方が治ったあとにもう一方に罹患すると言う、所謂往復ビンタを食らうひともかなり居ます。市内のあちこちで学級閉鎖も出ているけど、クラスの半分近く休まないと学級閉鎖にならないらしい。でも、そういうの意味あるのか?どうせやるなら、最初の1人が出た時に5日間ぐらい休んだから絶対にガッコでは広まらないと思うけどね。そんな事言っていたら、どっかの教師が学級閉鎖になったら教員がどんなに大変か(教育委員会に色々報告せなあかんらしい)知らないからそんな事言うんだって言ってたけど、知らないもん、そんなこと。それならちゃんと手を打って、教師は全員ワクチンをして生徒にもそうやって呼びかけるぐらいの事はしたらええと思うけどね。今年はどっかの企業に頼まれて職場まで40人ほどワクチンを打ちに行った。そこの会社の人は今のところうちの病院では見てないもんね。(他所に行ってるかも知れないけど)。学校だって、ちゃんとまとまった人数が居れば出張して打ちに行ってあげるよ。こんなんじゃ、新型インフルエンザが出現したらどうすんのだろう?やっぱりクラスの半分が休んでから学級閉鎖にするのか?と、まあ何となく疲れているせいか次第に文章も人格2段落ちぐらいになってくるのでした。2月は逃げるって言うけど早いよね。最初の週に東京へ出張して居なかったせいか、余計にそう感じる。この間の祝日は休日診療所出務だったし、やっぱりどこかに疲れが残っているのかな。喉の奥に大きな口内炎が2個出来てる。疲れたり、ストレスが多いと出来るのよ。喋ったり食べたりするのが痛いのよ。それなのに・・昨日は大きなステーキ肉が2割引きになっているのに目が眩んでステーキ焼いて胸焼けしたし、今日は母親の誕生日祝いでお寿司屋さんに河豚を調理して貰ってパーティーだったし、どうせお祝いだからと言うのでパウンドケーキ焼いたし、ついでだから貰った義理チョコも口内炎に突き刺さるのをものともせずに食べたし・・。どうやって痩せろ言うねん。あ・・明日はソフトバレーの試合だった。ジャンプできるかな?
2009.02.14
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人間の体調という物は天気の影響を受けると言うのは誰もが周知の事実だが、医者になってからは殊更にそれを実感する事が多い。喘息を初めとする呼吸器疾患、目眩、偏頭痛、肩こりなどは低気圧が通り過ぎる時、雨の降る前などに増悪する事が多い。一方、心臓脳血管障害は寒くなったとき、そして早朝に多い。早朝と言うのは、丁度自律神経支配が寝ている時の副交感神経から起きてる時の交感神経に切り替わる時で、交感神経と言うのは戦う為の神経(猫が毛を逆立てる時のあの感覚です)だから、脈拍は早くなり血圧も上昇する。それが過剰反応して丁度自動車のチョーク(古いか・・)がかかったようになり、過度に血圧や脈拍が増えると心臓血管事故が起こるのだ。かくして心筋梗塞、脳梗塞の発生は午前中に多い(そして月曜日に多い)。寒くなると寒冷刺激で血圧が上昇する人も多い。寒くなると言うのは絶対値ではなく、単位時間当たりの下降率だ。つまり、急激に気温が下がったときに悪くなるのである。前振りが長くなったけど、この数日徳島は急に寒くなり、山間部ではいきなり初雪が降った。先週は僕は半袖だったんだよ!そう言うわけで急に血圧が上がった人が多いし、土曜日、日曜日の朝に連日で心筋梗塞の患者さんを搬送する羽目になった。二度あることは三度あるかも・・と思っていたら、果たして今日またひとり心筋梗塞。最初の2人はうちに初めて来た患者さんだったのであまり思い入れはないけど、今日の人は長年うちで糖尿病の治療をしてきた人だし、年齢も僕より若い。ああ、もっと厳しく生活指導をして糖尿を厳しくコントロールして(まあまあのコントロールだったのだけど)コレステロールも薬を使ってもっと低く(一応正常値ギリギリに入っていたのでそのままにしてあった)して置けば良かったと後悔しきり。最近はカテーテルの治療が進歩していて、発症から時期が早ければまず詰まった血管は再開痛して元気になることが多いんだけどね。今日の人は朝から胸が痛かったのに夕方まで我慢して仕事してからの受診だった。朝いちで来れば良かったのに・・。でも、まあ、無事に病院まで来て、脈拍や血圧が落ち着いている人は大抵大丈夫だけどね。悪くなる人は、病院に来るまでに悪くなるからね。(でも、前にうちまで歩いてきて、搬送先で心臓破裂して亡くなた人も居た)3度あることは4度ある・・なんて事が無いように祈るばかりだ。
2008.11.20
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大学病院のような主に慢性疾患を扱う大きな病院と、市民病院、県立病院、日赤病院のような市中急性期病院では自ずから扱う疾患が少し違う。そして僕らのような市中の無床診療所はもちろん市中病院と関連が深い。大学で居る時には、風邪やインフルエンザの患者は診たことがなかったけど、こちらでは嫌になるほど目にすることが出来る。そういう病気ほどではないが心筋梗塞もそのひとつだ。大学のような救急をやってない、しかも小回りの効かない病院には滅多にそういう患者さんは来ない。まして僕は呼吸器が専門だったからなおさらだ。卒業して市中病院に勤務した頃にパラパラと診るようになったが、一番沢山この病気に遭遇したのは開業してからだ。もちろんうちで治療が完結する訳でなく、診断則転院の為の搬送と言うことになる訳だが、途中で心停止したりすることなく無事に送り届けた時には何か一仕事をやりとげた気になる。先週の土曜日、日曜日と立て続けに2例の心筋梗塞を搬送した。土曜日は大忙しの日で、まだその患者さんの前には20人近く待っている人が居たけれど、何か様子が悪そうだと言うので先に処置室へ連れ込んで、看護婦が心電図をとったらビンゴだった。救急隊に連絡して中央病院へ搬送、運良くすぐに来たタクシーに乗って帰り、残っていた患者さんの診察、胃カメラなど昼まで休み無く仕事。救急の先生から、無事に血管造影をしてステントを入れて詰まった血管が再開通しましたと聞いた時には嬉しかった。と、以上は前振りでこれからが本題なのだが。仕事が落ち着いた頃、看護婦がポツリと言う。「先生、枕がありません」処置室で患者さんの頭の下にあった枕が、そのまま救急車に乗って行き、向こうの病院に置き去りにされて来たらしい。体の下にあったバスタオルは戻ってきたのだが、枕の方は忘れ去られたみたいだ。バスタオルを返しに来た家族の方が向こうの病院に連絡して探してみると言ってくれたが、病院の処置室で使うような枕はどれも同じ形と言うか同じ医療メーカーの事が多いし、返ってこないかも知れないな。で、翌日の日曜日の朝も心筋梗塞が来たのである。流行っとんのか??と思わず叫びそうになった。2人とも当院へは初めての患者さんで、何でかかりつけに行かないのか不思議だったりするのだが。で、今回も同じように救急車を呼んで中央病院へ搬送したのだが、帰ってくる時には絶対に枕を忘れてはなんねえ・・と、しっかり枕を抱いて出てきたのだった。道行く人は、半袖の白衣を着てショルダーバックを肩にかけ、聴診器を首に回して片手に枕を持った医者がタクシーを拾おうと待ってるの見て訝しがっていた。土曜日と違ってなかなかタクシーは拾えず、やっと来たタクシーに乗って帰ってきて診療しようとすると看護婦がぽつんと言う。「先生、枕は??」「ん?そう言えば確かに持っていたのに・・」なんとタクシーの中に枕を置き忘れて来たのであった。まあ、幸い乗ったタクシー会社を覚えていたので会社へ連絡して、まあ付近に居た運転手さんが持ってきて蔵のだ。これにて一件落着。教訓。患者さんを搬送する際には枕は置いていきましょう。もし枕を持っていったときには忘れずに持って帰りましょう。
2008.11.17
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毎年の事だが、10月後半は健診の駆け込み受診で忙しい。今年は市町村の健診が特定健診に代わって、社会保険の本人が殆ど来なくなったし、後期高齢者の人も健診から外されたので人数的にはいつもの3分の1ぐらい。けれど、健診の結果を電子化データで提出しないといけなくて、先月まで上手く出来ていたその作業が何度も何度も躓いて、結局検査会社の人に出して貰う。こういうのは疲れる。ん?この間の日記でこれは書いたか?11月に入ると今度はインフルエンザの予防接種で忙しくなる。今年は受診券と言うのがなくて、徳島市民であることを証明する書類、免許証、保険証、住民票などを見せて貰えばオッケーらしく、その点は向上したのかなと思うけど、医療機関側としてはその番号を問診票に書き写さないといけない。アクセスが楽になったせいか、みんな気軽に診察のついでに思いついたように「注射打って帰ろうかな?」なんて仰ってくれる。先に言ってよ~。そしたら待合いに居る間に問診票を書いて貰えるんだからさあ。仕方なく時間を無駄にしないために、僕も問診票を高速で書く。だから右手はプチ腱鞘炎気味。息子が行ってる附属中学の、その下の小学校でインフルエンザが流行って学級閉鎖が出た。この時期は局地的に流行っても広い範囲では流行らないのだけど、附属は広い範囲から子供たちが通学してるので、子供たちの家族周辺で広まると一気に感染が広範囲に拡大するおそれがあるなあ。そんなニュースもあって、例年よりも皆さんの出足が速い。そして、高齢者の特定機能検査なんて言う訳のわからんのも始まって、受付はもうぐちゃぐちゃである。高齢者の人で、診察終わって帰り際に特定機能検査の紙を出してきて、それがやっと終わったらまた帰り際に「インフルエンザ~」とおっしゃった人が居て、後出しジャンケンで2回続けて負けた感じでどっと疲れた。今朝は、新しく買った経鼻内視鏡が送気の具合が悪くて、検査がなかなか上手く行かなかったし、健診やインフルエンザの後出し(受付で言わずに、診察が終わってからぼそっと出してくる)に何人もやられたし、昨日熱だして来た婆さんはひどい肺炎で搬送したし、この間持っていった社会保険の特定健診のデータが、請求額が違ってますなんて電話が来るし(何で?先月までと同じにしてるのに・・)、診察が終わると直ぐに医師会の講習会に行かなあかんかって、それなのに終わり際に食物アレルギーでプチショックになった患者さんが来るし、夕食も取らずに出かけた講演会は何で今更こんな話を・・と言うような基礎的な内容で面白くなかったし、結局これで3週続けてバレーの練習に行けなかったし、なんか疲れたのだ。忙しくても、全てが上手くくるくると回って忙しいのは充実感もあってそれほど疲れないのだけど、あちこちが上手く行かず、淀んだ感じで忙しかったのは徒労感が残るのだ。まあ、こんな仕事だから仕方ないのかも知れないけど。外は久しぶりの本格的な雨。まあ、何かでリフレッシュして仕切り直しにしよう。あ・・・明日の朝は弁当の係だった・・。
2008.11.06
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え~、昨日の晩に寝たのが2時過ぎで、今朝は6時に起きて弁当を作って、午前中仕事してお昼からすぐにヒロキの中学の文化祭を見学に行き、とってかえってカズのお迎えと夕食作り。30分でチャーハンと焼きビーフンを作って子供に食べさせて、自分はスーパーの握りを書き込んで夜間休日診療所へ出務してきました。深夜までの勤務を終えて帰ってきたところ。ハードだったけど最後のお仕事は暇だった~。この間の市民病院負けず劣らず。最初の頃は勉強していたけど気がついたら口を開けて寝ていました。世間は、感染症が少なくて平和と言う事やね。で、明日は6時半に起きて保育所の草抜きに行く予定。本当は8時半からの親子草抜きなんだよ。だから配偶者とカズが行けば良いんだけど、毎年貴方が行ってくれているじゃん・・・と言うお言葉。人使いが荒いな~。では、そろそろ寝よう。
2008.09.05
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今日は自分ところの診療を配偶者に任せて、某公立病院の日直に行ってきました。なんでかわからんけど、どうも内科医が足らなくて負担が大きいので日曜の日直をいくばくか開業医に応援して貰えないかと言うことで今年から始まった制度らしい。この病院は僕らが行く日曜日は小児科が当番日で、内科の一次救急をしてないのでそんなに忙しくない。去年の統計を見てみると、この時期の内科は10人から20人ぐらい、おまけに救急車は断ってくれると言う至れり尽くせりの設定で、ちゃんと結構な当直料も頂けるらしい。別にお金がどうこう言うのではなく、普段と違う大きな病院で診療するのも勉強になるのかなと思って応募したしだい。入院持って1人でやってる先生は出務するわけにはいかないから、うちみたいな無床診療所のドクターが中心になっているらしい。折角のお休みの日に出てくるドクターはやっぱり奇特な人のようで、そんなに応募は無かったみたい。昨年新しく立て直した病院は綺麗で大きくて、とっても素敵でした。でもねえ、でもでもでも・・・。暇だったのよ。午前中に見たのは1人。そして午後から来た最初の人は午前中に見たお婆さん。そして風邪の人が1人来て、ツベルクリンの判定だけの人が1人来て、合計4人(と、言うか3人)。何故か消防隊から電話がかかってきて救急車が来る事になったけど、それは外科にかかっている患者さんだったので外科へ行った。小児科は内科ほど暇じゃなかったけど、それでも20人弱だったみたいだ。ま、これは季節柄で冬になれば長蛇の列が出来るらしい。あんまし忙しいのも困るけど、こんなに暇でもねえ・・。ちょっと気が咎める。殆どの時間、僕は医局の豪華なソファーに身を沈めてぼ~っと休息を貪っていたのでした。これじゃあ、留守をやってくれる配偶者に申し訳ないし、家で自分の患者さんを20人なり30人なり診察した方がずっと充実感があると思う。3月に一度練習して以来初めて扱う電子カルテもあまり馴染む暇も無く終了したのでした。こんなに暇なら、別に外から応援を頼まなくても内科と小児科1人で全部診えると思うし、婦人科の先生は4日に1回当直してるんだから、内科がそれ以上にタイトなはずがないと思うけど、どうも聞くところによると、これは病診連携で、開業医の先生と絆を深めるのが目的らしい。それなら飲み会でも良いんですけど。うちは場所柄県立病院が近いので、ここに紹介することは少ないんですけどね。ま、そんな訳でたっぷりと休養を取って帰ってきたのでした。北京オリンピックも今日が閉会式。しかし、閉会式のロンドンの部でギターを弾いていた、もとツェッペリンのジミー・ペイジがマイク真木に見えたのは僕だけだったのでしょうか?
2008.08.24
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暑い暑いと何度書いても涼しくなるわけではないけど・・。蝉が憎い!!いや、やつあたりしてもしょうがないか・・。前回の日記で書いた法人のネットバンキングは無事に解約。その際に、こういう風にならんと使えないねと言う意見はしっかりと言わせていただいた。担当の人は、今度本部への転勤が決まったのでしっかり伝えておきますとの事。へ??転勤するの?まだ担当になって1年じゃん?聞くところによると銀行と言うところは不祥事を避けるために、同じところを3年続けて担当にはならないと言うことだが、最低2年は行くと言うことだったが。どうも彼の場合(と、言っても僕よりわずかに年上だけど)本部へ栄転と言うことではないらしい。何年か前に大きな病気をして1ヶ月以上入院した事があった。その後、医師からお酒の量を制限されて、その銀行は本店が高知にある土地柄からも(お酒の消費量全国3位!ー1人当たりの消費量では断然トップ)、お酒がダメだと仕事にならないらしく、支店長などの出世の道は閉ざされたそうだ。で、実は最近また違う病気を発症して(これも結構難病)2週間ほど休んだ。これでー使えないと言うことー決定的になったそうだ。今度転勤するときには(使えない人たちの)本部預かりと言うことになるかも知れないと聞いていた。しかし、やっと徳島に帰ってきて1年だし子供が受験生なのでもう1年ぐらいは猶予があると思っていた矢先の転勤辞令だったらしい。言われたのは先週で、最後の勤務は来週の火曜日。家庭の事情で単身赴任になるとの事だが、現在の官舎を出て妻子の住む家を探すのに奔走してやっと見つかったらしい。そして慌ただしい引っ越しの準備。夏の引っ越しは暑いんだよね。彼の場合は、ずっと徳島で住もうと家族と決めていたらしいので、もう定年までずっと単身赴任になるらしい。大変だね。そんなんなら、いっそ銀行なんか辞めて武富士あたりにでも就職したら?と冗談で言ったけど、どうもそんなに甘くはないらしい。銀行のような恵まれた職場を辞めたと言うことは、その人自身に何か問題があって辞めさせられたのだろうと勘ぐられて、なかなか就職も上手いこといかないらしい。それに銀行員って色々お金の業務には詳しいけど、何か特別な資格を持っているわけではないし、銀行辞めるとただの人みたいになってしまうとのこと。いやあ、厳しいところだね。僕らの医者の世界だったら、転勤は普通2ヶ月ぐらい前に相談の上で決められるのが普通。どうしても嫌だったら、嫌だと尻を巻くってその病院に就職してしまう(病院の方はその医者が良い医者であれば、いつまでも居て欲しいので、医局と喧嘩してでもその医者を取る事が多い)事もあるし、辞めちゃってもあちこち世間は医者不足の所も多いので就職に困ることはない。恵まれた世界だとは思う。そう言えば、休みますと言ってなかったのに、急に休んで別の担当が来たことがあったので、病気かと思ったらそうではなくて、銀行では前触れ無く急に休んで自宅待機と命令があって、その間に抜き打ちで机の中や資料の検査があるのだと言うことだ(別にその人が怪しいからと言うわけではなく)。いや~ん、机の中に滅多なもの置いておけないじゃん。しかし、ストレスの多そうな職業だね。彼の病気もそういうストレスから来ているんじゃないかなと思う。出世できるのは、そういうストレスに耐えて仕事をしていける人だけなんだろうね。彼に勧められた投資信託は、今サブプライムのあおりも喰って、ど~~んと値下がりしてしまってたりして(売るに売れない!)言い思い出ばかりじゃないけど、仕事は熱心にして貰ったし、世代が似ているせいもあって、音楽のCDをよく貸してあげたりした。短い間だったけどお世話になりました。新しい場所にいっても、体に気をつけて頑張ってください。いや、そんなに頑張らなくてもいいか・・。
2008.08.01
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暑くて不快指数が高いせいか、怒りの閾値が低い。うちの出入りの銀行は四国銀行で、以前から月末に総合振り込みをするのにネット決済があれば良いのになあと言う話をしていた。個人の場合はそういうサービスがり、既に利用済みだったが、法人のシステムが出来てなかったのだ。1年ぐらい前だったか、「出来ました!」と言うお知らせがあり、早速使用手続きを取る。いざ、ログイン・・・出来ひん。よく説明書を読むと、憎っくきウインドウズ(いや、別に憎くはないけど)で、ブラウザがI.Eで無いと使用できないとある。当方マイナーなマックでブラウザはサファリ。(ちなみに、個人の場合はこの環境でもちゃんと使える)担当者もその事を知らなかったみたいで、バカヤロ~と早速解約。その事は段々と記憶の彼方に忘れた頃、丁度仕事の都合でウィンドウズPCを買った(全然使ってないけど)。おお、そしたら法人のモバイルバンキングが使えるじゃん・・と思えばビスタにはまだ対応してないとのこと。この阿呆が~~~。と、また暫く静観していた。で、最近ビスタでも対応できました・・と言うので、過去の経緯を思い出しつつ疑いながら再契約。仮のログインIDとか仮のログリンパスワードを決めて、色々書類を書いてやっと終了。いざ、ログイン・・出来ひん。ログインの場合に電子証明書ログインと言う形になっており、その発行で止まっている。調べて貰うと、ビスタではサービスパック1と言うのをインストールしないとダメと言うことだ。何のこっちゃわからんので、ウィンドウズを買った販売店へ電話。「あ、それはネットでダウンロードしてください。でも、PCが調子悪くなる可能性もあります。」だと。こらあ~~お前の所では月に2000円ぐらいも支払って、このウィンドウズのアホの為に保守契約を結んでるやないか。もっと丁寧に対応せんか!ダウンロードと言うなら、どのサイト行うとか、詳細をファクスにでも書いて送ってこんか!と、直接言う勇気もなかったので、ネットで調べてMSのサイトから無事にダウンロード。これで電子証明書が発行されて、やっとログイン。そしてIDとパスワードを正式に決定。その日はそれで終わり。ウィンドウズのPCは診察室に置いてるので、診療中は業務をするのは難しいだろう。(どうせ、患者さんが来て途中で中断したりして時間が経過すれば勝手にログアウトしたりするのに決まっている)そういう訳で日曜日の夜に、やれ作業をしようとしたら・・・。ご使用出来る時間帯は、平日9時~21時、土日祝日は9時~18時だって。なめとんかあああああ!ワシはいつもこういう作業は深夜にするんだ。いつでも好きな時間帯に出来なかったら意味がないやろ~~~!でも、善人の僕は気を取り直して、翌日の月曜の午後、幸い診察が暇だったので支払いの伝票を入れたケースを持ってきて総合振り込みの入力にとりかかる。ん???ログインが出来ひん。どうもパスワードが間違っているらしい。んな事言ってもワシにはわからんわ。と、思っているうちに何回か間違えたせいか使用不可能になる。サービスに電話したら、1時間ぐらいしたら再使用化となると言うので、もう一度チャレンジしたけどやっぱりダメ。パスワード間違っているはず無いんだけどなあ。大文字と小文字を間違えていませんかと言われたけど、このアホウィンドウズは今大文字か小文字かわからんのよ。(マックはcaps lockのキーにランプが点くのでわかる)でも、色々実験してみたら、ウィンドウズではshiftキーを押してない限りは小文字になるのではないの??結局またサービス使用停止になってしまったので、諦めて今日火曜日に再トライしようとしたら、が~~ん!ログイン画面さえ出ずに使用停止になっていた。パスワードの間違いで使用停止が1日に2回もあったので、サービスそのものが停止になったらしい。ま、この責任はひょっとして自分かも知れない。小文字のつもりで大文字で入力したかも(どうやって調べるんじゃ?)またひょっとして、パスワードを決める時に入力ミスをしたかも(でも、同じを2回入力したはずだから間違う事はないと思うけど・・もし間違っていたら自分では調べようがない)でもでもでも・・・このワシの数日は何やったんや~~~。ワシはこのサービス、もう解約する事にする。このサービスの使用料、何と月5000円なり。年6万円、10年で60万円・・・。ワシらがこれをする事によって、銀行の外務員の負担が減るわけでしょ。こっちがお金貰いたいぐらいじゃ!確かに手数料は210円安くなるらしい。でも、うちの場合、手数料は殆ど向こう持ち、つもり請求金額から手数料をさっ引いて振り込む訳なので、銀行の手数料が安くなろうがどうなろうが関係ないのだ。銀行員は言う。相手には、こちらがモバイルで安い手数料で振り込んでいるのはわからないから、今まで通りの手数料をさっ引いておいたら210円の儲けになりますと。例えば、請求が40000円の場合、39790円を手数料向こう持ちの設定で入金したらよいと。向こうはこれまで通りの840円の手数料が引かれる形になると。そりゃ、そうだけどそれはあまりにセコクないか?半分詐欺みたいなもんじゃん。うちにセコさの片棒を担がせるんじゃない!そもそも銀行の手数料、840円(振り込み30000以上の場合、30000円未満なら630円)って高くないか?大体、何で金額によって手数料が違う??手数は同じだろ?いちゃもんつけてお金をふんだくっているとしか思えない。預金の利子は雀の涙のくせに、手数料でなんぼ儲けているのやら???うちの総合振り込みも、最近は自動引き落としの相手が増えたせいで多くても10件ぐらいである。これでは月に5000円支払ったのでは大損だ。唯一の取り柄が、いつでも自由な時間に出来ると言うことだと思ったのに、それもダメなら入ってる価値ないじゃん。こういうシステムを利用するのは、ちゃんと事務員が居て、勤務時間中にPC操作ができて振り込み件数が沢山で手数料がこちら持ちそんな事業所じゃないと意味がないと思う。そういうのを最初に説明しろよ!四国銀行のビジネスダイレクトなんて、使えないアホなシステムじゃあ。
2008.07.29
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まあ、そう言うわけで昨日のようなワイン煮はつい作りすぎてしまうと言うか、確信犯的に沢山作ってしまうのである。一晩冷蔵庫で寝かせると味が馴染んで更に美味しいし、汁が煮こごりと言うかプリンのようにツルリンと固まって美味になるのである。今日の弁当。ワイン煮の残り。豚肉の生姜焼きブロッコリミニトマト竹輪の中にブロッコリスプラウトを通したものゆで卵日の丸弁当(ミドリはこれをニッポン弁当と言う)彩りだけなら完璧やね。更にお昼ご飯にも流用。>パンにも合うんですな、これが。う~ん、今日の写真の方が美味しそうだね。毎日こんな日記では飽きられるので、診察のエピソードを一つ。今年から社会人になった女の子が、頭が痛い、吐き気がすると来院。ずっと外で仕事をしてるらしくプチ熱中症の症状だ。よく話を聞けば、その子が就職したのはある証券会社。なんで証券レディが外で仕事を?と思うけど、彼女は事務枠ではなく営業枠で採用されたらしい。まだ新人研修の段階なので、営業車は割り当てて貰えず、自転車に乗って徳島駅周辺から鳴門までの範囲の会社を飛び込みで回れと言われたらしい。簡単に言うけど徳島駅から鳴門までは約16kmぐらいあるぜ。自転車で行ける距離では無い。この炎天下、紺のビジネススーツを着て、思い営業カバンを持って自転車で走り回ったらそら頭痛くなって吐き気もするわな。そりゃあ、うちに来ている銀行の外回りの人だってスーツ着てヘルメット付けてバイクに乗ってやってくる。でも、バイクだから自転車よりは楽だろうし、飛び込みの営業と違って確実に仕事があるのが分かっているから精神的疲労度も違うだろう。自転車踏んで汗びっしょりになってスーツの下のシャツはびしょびしょで、そんなんで営業する気がしないだろうし、相手だってそんなのと話するのいやじゃん。はっきり言ってこれはしごきみたいなものだ。これで根性付けろみたいな。今時こんな体育会系と言おうか旧態依然の会社があるなんてビックリだ。これとは別だけど、僕が知っている証券会社の営業マンだって、最初飛び込みできたときに投資信託買ったら、その後はどんどんダイレクトメールを送ってくるだけで、締め切り間際になって電話かけてきて「買わないんですか~?」だって。誰が買うもんか。新しい営業する前に、サブプライム問題で大きく値下がりしてお前のところの投資信託についてきちんと説明せんかい!早く梅雨があけて、こんな風にプチ熱中症の人が増えてきているので皆さん十分ご注意ね。
2008.07.16
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あーう・・。昨日の、「井上雄彦 最後のマンガ展」で楽天日記を検索したら出る出る・・。みんな結構行ってるじゃん。悔しいなあ。誰か、常連さんが行って報告してくれないかしら。今日は徳島市の夜間休日診療所へ出務して来ました。この時期、患者さんは少ないだろうから普段出来てない勉強をしようと、日経メディカルと鍼灸の本を持参。ところが・・忘れたぁああ。老眼鏡を!全然見えまへん。この半年ぐらいで急激に老眼が進んだ。本やCDの解説を読んだりするのに、集中力が直ぐに落ちちゃうんですよね。この日曜日。東京では、我らが中学校の東京地区同窓会があったらしい。この正月に徳島で開催した同窓会に来れなかった人も大勢いるので、東京の有志が頑張って開催した。その様子が掲示板やら、ヤフーフォトで見ることが出来る。何と、徳島からも正月の同窓会の実行メンバーの女の子(女性と言うべきか)2人が参加。熱いわ~。自分が撒いた種が彼方此方で芽を出しているようでとっても嬉しい。
2008.06.17
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丁度別のテーマで日記を書こうと思っていたら、携帯が鳴った。「もう脈が止まりました」と患者さんの家族からの電話だった。3ヶ月前、黄疸で受診した患者さん。その日の超音波検査で、胆嚢上皮癌だろうと診断して大きな病院を紹介。向こうの診断もそうだったけど、かなり進行していて特に有効な治療法は無いとのこと。一応入院を勧められたけど、自分は元気だからと入院を断って帰ったそうだ。その後、黄色い顔をしながらも元気で毎日自転車で走り回り、モーニングを食べて過ごしていた。2週間ほど前から元気が無くなり食欲が落ち、この1週間はずっと自宅で寝たきり。当院の依頼で訪問看護婦さんが点滴をしに通ってくれていた。この3日ぐらいは意識が落ちて昏睡状態。昨日からおしっこが出なくなり・・。幸いなことに特に痛みを訴えることもなく、最後は意識が落ちて家族親せきに看取られながら安らかに亡くなった。日曜日。家族親せきも仕事がお休みで、夜の11時過ぎ、主治医も含めてみんなが起きてる時間に。最後まで気を遣ってくれたのかな?死ぬことは簡単ではない。誰もがこんな風に死ねる訳ではない。患者が死ぬ場合、医者は無力感にとらわれると言うけども、僕はそんな事は感じない。人はいつか必ず死ぬし、病気は治るものばかりではない。本人が死ぬ運命にあるとき、そこに少しだけ、邪魔しない程度に関わるのも医者のつとめだと思うから。不遜な言い方かも知れないけれど、淋しさと共にひとつ仕事をやり終えた充実感のようなものもある。そんな事を思いながらグラスを傾ける夜。
2008.06.15
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ああ、もう四月も終わりなんやね。ヒロキの入学とかあったせいなのか、単に年を重ねたからなのか、凄く速かった~。今日は連休前というせいか、患者さんも凄く多かった。まるで明日からうちが休みと思ってるのかな?と思うぐらい。明日も、明後日もまだやってるよ~。こういう時に微妙に重症の患者さんが来ると困るんだよね。微妙に重症と言うのは、則紹介→入院と言うほどじゃなくて、少し時間的余裕があって、数日通ってきたらよくなりそうな人。実は同じ患者さんが2回この時期に肺炎になった。1回目はカズが生まれた直後だったから、どこにも行かずに居たから毎日点滴に来て貰った。2回目はいつだったか??丁度うちの父親が検査入院をした時と重なっていたので、GWの前半僕が1人で家に残っていて、やっぱり点滴をしたと思う。よくなったので後半は、家族を追いかけて高知へ行った。今年はそういう理由はないので、もし今日明日(特に明日)にそういう患者さんが来たら、申し訳ないけど、どこか入院を持ってるところへ紹介か、公立病院の救急外来に毎日の点滴をお願いするか・・と言うふうにしないとしゃあないかな。もっとも、最近の抗生物質の内服薬は、下手な注射薬よりもキレが良いので、肺炎ぐらいなら注射せずともよくなる可能性は高い。無事に金曜日まで切り抜けられたら、3日から妻子は高知のぷー子ちゃんの実家へ。山の南向き斜面に建った農家のおうちで、竹の子掘ったり、鶏追っかけたりして、夜は皿鉢、バーベキューとのんびりと過ごす予定。そして僕はと言えば、1年に1度の贅沢。家族と別れて大阪の祝春一番コンサートへ。そして帰ってきたらソフトバレーの試合。去年は6日だった試合が今年は5日になったので、春一番は3日の1日だけになったけど、でも僕の好きなメンバーが大勢その日は出るので大満足なのだ。ちなみに、3日の出場者で僕のフェイバリットはAZUMI有山じゅんじ石田長生加川良光玄シバ友部正人リクオなどなど。まだまだメンバーは増えそう。勇造さんは今年でないみたいだ。金子マリさんや、いとうたかおさんは別の日なのでちと残念。そして新しい歌い手との出会いも多分いっぱいあるだろう。幻泉館さんをはじめ、怪しいおやぢはいっぱい居るだろう。楽しみだな。帰ってきたらレセプトやら、特定健診の準備やら色々いっぱいやらなあかん事がある。その前に明日PTA総会、そしてソフトバレーのミーティングでは辛い役が待ってる。何はともあれ、あと2日ガンバらねば。
2008.04.30
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今日は運転免許の更新に行ってきた。思えば・・5年前、生まれて初めて講習無しで免許を更新し、ゴールドカードを手に入れようかと言う矢先に高速で60kmオーバーでオービスされたのだった。そして、処分までちょいと時間がかかるから、そのままゴールドカードとなり、2週間後ぐらいに免停3ヶ月。罰金払って免停記念の自転車買って、実家に1泊2日で泊まり込んで2日間講習受けてと言うのも懐かしい思い出だ。そういう訳で今回の更新はゴールドカードではなく、講習も違反者(前科者)講習で2時間あまりかかった。徳島の運転免許試験場は徳島市の南の外れにある。非常に交通の便の悪いところだ。西の端にある我が家からだと、下手すると1時間ぐらいかかるときがあるんよ。まあ、今日は平日の午後と言うことで、気持ちよく飛ばせていただいて30分弱で着いたけど。以前に、何で地元の警察で更新できないのだ?と言う旨の事を新聞に投書したことがあったけれど、それが効を奏したのかどうかは知らないが、最近は警察署で更新が出来るようになったらしい。ただし、それは違反者以外の人だけと言うことで、ここでも前科者は差別されているのである。そんな訳でおきまりの安全運転自己診断テストとか、事故の悲惨なビデオを見て講習は終わったわけだけど、最近のああ言うビデオってお金かけてとても良くできているね。アナウンサーの福留さんも出てきたし、ドラマ仕立てになってる奴は里見浩太朗まで出てきた(太ったね)。飲酒で事故を起こし、ひき逃げをして交通刑務所に入った事件を扱ったビデオでは、真面目な普通の人が、ちょっとした油断から人生を狂わせて行く様子が凄くリアルで、犯人の奥さんが事故の弁済に疲れてとうとう自殺してしまう場面になると、年よって緩くなった僕の涙腺が刺激されてついウルウルと・・。いかん、免許更新の違反者講習のビデオで泣いたら永遠に語り継がれるに違いないと必死で耐えた。まあ、こういうところへ来ると、身が引き締まってまた今から初心に戻って運転せなあかんなあと思ってしまうのだ。まあ20分もしたら「このオバハンが~何ちゅう運転しとんじゃ?ボケ!」なんて人格5段落ちで車の中でわめいたりしてるので効果の持続は短いと思うのだが。ところで、運転免許の写真ってヒドイのが多いよね。配偶者のなんか、いつも指名手配の犯人みたいだ。と、思っていたら今日の写真は非常に写りが良い。何故か免許更新の時って痩せてるのだ。前回は第一次ダイエットの終わりかけた頃だし、今日も第二次ダイエットの真ん中だもんなあ。ん?昨日も75kg台だった。これは大学卒業後1年目以降初めての低い体重だ。ま、何が言いたかったと言えば、最近ダイエットで痩せ始めて、76gぐらいは対処できるようになった。さあ、あと4kg減らそうよ。そんな決意を新たにしてるである。
2008.04.18
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しかし、楽天もしぶとい奴よのう。コメント書いたあとの不気味な母子画像がやっと消えたら、今度は100万円山分けかい!あんたがくれるんかい!あんたが!それにあの訳の分からんリンクは何じゃい!まあ、無料のブログサービスだから仕方ないかも知れんけどね。別に少々お金払ってもええから、あの鬱陶しいのをのけてくれ。で、本題。朝、新聞を広げて一番に読むのはどこか??1面の政治?いや、違うな。テレビ番組?それはヒロキのアホがいつも見ている。こういう仕事をしているせいか、一番に見るのは「お悔やみ」の欄である。誰か知っている患者さんが載っていたりしないかをチェックしているのである。地元地方紙には、お祝い(結婚)、おめでた(出産)、お悔やみ(死亡)がまとめて3面の一つ前のページに載っている。小児科医や産科医ならおめでたをチェックするんだろうけどね。内科は「お悔やみ」である。自分たちが大きな病院へ紹介した患者さんの名前があれば、「あああの人ダメだったのだな」と思う。少し遅れて家族がご挨拶に来てくれる事が多い。ちょっと前まで元気で診察に来ていた人が、突然載っているとビックリする。先日もそういうコトがあった。カルテを調べてみたら丁度1ヶ月ぐらい前に受診をしていた。その時は元気だったのだ。それが僕らの知ることなくどっかの病院で亡くなっている。突然交通事故にでも遭ったのか?それとも急に調子が悪くなったのか?昼間ならうちに電話でもかけて来るはず。ひょっとしたら夜に調子悪くなって、うちに電話かけたけど留守電だったのか?考えてるときりがない。だから家に電話をかける。お悔やみを言うとともに、どんな状況だったのかを教えて貰う。別に真相を知っても患者さんが生きて帰ってくるわけではない。夜に電話したのになんで出てくれなかった?と責められるかも知れないと思うと、ダイヤルを押す指が鈍る。でも、引き返すわけにはいかない。それを知るのは主治医の義務だと思うから。どんな風にその患者さんが亡くなったのか、知っておくのは生前にその患者さんを診ていた者の義務だと思うのだ。そしてそれはひょっとしたら、同じ病気の次の患者さんに役に立つかも知れない。因果な仕事だと思う。
2008.03.24
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麗らかな昨日とはうってかわって、今日は雨。シトシト・・と言うよりは結構激しく降っている。ブチブチって感じね。そのせいか昨日より寒い。こんな天気なのに患者さんが多いなあと思っていたら、明日は休みだったのね。何人かの患者さんに、調子が悪かったら明日も来てくださいと言っていて、看護婦に訂正されて気がついた。患者さんには申し訳ないけど、明日が休みと思うと雨で少しダウナーになった気分もマシになる。でも、今日から具合が悪くなった人は大変だよね。普段定期的に往診してる患者さんから電話。この人は病気のせいで直腸機能が悪いのでよく便秘になる。往診に行くといつも浣腸してあげるのだけど(奥さんがしたらいいと思うけど、ようしないので)、今日は不定期だけど来て欲しいと。こういうのは看護婦も要らないし、やるべき事が分かっているので自分1人でさっと出かける。浣腸して患者さんがトイレに座っている間、台所で奥さんと知りあいの娘さんが何やら格闘している。おおきな南瓜を買ってきたのだが、大きい故になかなか切れないと。この包丁じゃあ切りにくいだろうなあと思いながら腕力があるほうがマシだろうと、何とか半分に切ってあげる。南瓜って手でもって切るの怖いよねえ。しかし、往診に行って浣腸しながら南瓜切るって、アタシ何をやってるんだろう?風邪と吐き気で来た患者さん。何気なくお腹を触ったら、下腹部に子供の頭大の腫瘤が・・。こんなのに自分では気づいてないと。まあ患者さんの年齢と、これだけ大きくなっても無症状な事を考えると婦人科系の良性腫瘍だろうと思うけど。やっぱり、診察するって大事でしょう・・と思い直した出来事でした。
2008.03.19
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ふう・・最近ちょっと疲れ気味。体が忙しいから気持ちが疲れているのか、気持ちが疲れているから体に堪えているのかよくわからんなあ。30万アクセスを前に、2日ほど日記をさぼってしまった。今日は午後から新築された市民病院へ行く。見学と言うわけではなく、市民病院の電子カルテを学習しに行くのである。医師不足の折、市民病院でも日曜日の日直、当直が厳しくなったらしく、それなら徳島市の医師会にお願いして日中だけでも開業医の先生に診療を手伝って貰おうと言う申し出があった。それに手を挙げた医師に対して、市民病院の電子カルテやオーダーリングのやり方を教えて貰いに行くと言うわけだ。まあ、僕ら開業医が行くのは小児科が当番になっている日曜で、それでもやってくる内科の患者を診ると言うことで、人数も1日20人程度だし重症の3次救急のようなのは回ってこないと聞いて一安心。だって、もう病院勤務は10年以上してないからね。要するにやることは徳島市の夜間休日診療所と同じだ。それが全部キーボード入力でやるのと、検査があれこれ出来ると言うことが違いかな。電子カルテの方は、普段レセコンに慣れているとそれほど苦痛なく出来そう。しかし、当番にあたるのは年に1回か2回らしいから、その為にわざわざカルテの入力の勉強してもなあ、誰か専用のクラークでも付けてくれたらそれで良いのにと言うのが正直な気持ち。(実際に、若い研修医の先生が付いてくれるらしい)。しかし、さあ・・。今度の診療報酬改正では、勤務医の労力を軽減せねばならない。開業医は働いてないと言われて、病院の診察料は値上がりしたのに、開業医の診察料は据え置かれた(実質の値下げ)。そして開業医はもっと夜も朝も働けと、時間外の手当を高くされた。うちんところは、ウイークデーは7時まで診察して、日曜も午前中診察してるのである。その診察を配偶者に代わって貰って僕は市民病院を手伝いに行くわけである。何かやっておれないわ~って感じである。勤務医を疲れさせているのは何か?まず、色んなリスク回避為の委員会をいっぱい作る事を義務づけられて、医者はその委員会の長をさせられたり、書類の提出をいっぱい任されたりして本来の医者の業務以外の業務が増えたことで疲れているのである。全部、厚労省の役人が自分らの責任逃れのために形だけ作った委員会である。それともう一つ。初期の臨床研修体制が変わって、卒業生は2年間色々な病院をレジデントとして回ることになった。その結果、医局には2年間進入医局員が入ってこない事になり、大学に使える医者が減り、その為市中病院から中堅どころの医者が呼び戻されて、外の病院は医者が減り、仕事がしんどくなるので残った医者も辞めていく・・そういうスパイラルに陥っているのだ。これもお上が勝手に制度を変えたせいである。自分たちで勤務医の首を絞めることをしておいて、勤務医が苦しいので報酬をあげてやろうとしているのである。そういうのでは変わらないと思うな。診療報酬改正については色々言いたいことがあるので、また折に触れて噴こうと思う。話は全然変わるけど、最近楽天でのお買い物。散らかった部屋を少しでも片付けようと買ったコートハンガー。オブジェ風なのが気に入りました。でも、品物が届いてから気づいたけど、実際に洋服をひっかけるとこの美しい姿は全然見えなくなっちゃうのよね。何もかけずに置いておくの一番美しいと言うジレンマに陥っております。市民病院から帰り道、フィットネスクラブのプールで泳いでると、どっかで見た顔の人が。さっき電子カルテを教えてくれた内科の医長さんでした。あちこちでお会いしますな~とにっこり微笑みあったのでした。
2008.02.17
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今日はまたうって変わって寒そうで雪がちらほら。北日本の方はあまり大雪にならにゃあ良いけど。インフルエンザはちょっと下火のような気はするがまだまだ多い。嘔吐下痢がまた勢いを増してきたなあ。ところで、お薬には色々な剤型があって、飲み薬では錠剤、散剤、カプセルに分ける事が出来る。口腔内崩壊錠もある。しかし、覚えておいて欲しいのは全ての薬に全ての剤型があるわけではないと言うこと。Aと言う薬は錠剤と散薬、Bと言う薬は散剤しか無かったりするわけだ。患者さん達の中には、ある種の剤型は服用できないと言う人たちが結構居る。今日来た小学校の1年生の子は、錠剤が良いと言うので錠剤をだしたが、錠剤と言うのは細かい量の調節が出来ない。せいぜい半分に割るぐらいである。大人は結構無頓着に飲んでいるけど、子供は体重で服用量を微妙に調節することが多い。だから全部錠剤では出せなくて、残りをシロップにして出したら夕方に電話があって。水薬が飲めないので粉に変更してくださいとの事。まあ、変えてあげたけど。子供の時にもシロップ飲んでいたのでは?と思う。と、言うか出すときに言ってくれれば良いのに。薬局で貰ったとたんにわかるじゃん。家に帰ってからじゃなくても。と、言うことは親は飲めると思って持って帰ったら子供が飲めなかったと言うわけやね。もう一人。中学1年の男の子。風邪のひき始めみたいな感じやね。漢方薬の風邪薬を投与した。夕方お母さんから電話。粉が飲めないと言うので新しいのと変えて頂きますか?どうして飲めないの?と聞けば、苦いと言うので・・と。ちょっと待て、苦いと言うことは一度封を切って開けて飲んだんでしょう?そしたら、新しいのを出すのは出来るけど変更は効かないですよと説明。(本当は、封を切って無くても一度出した薬を引き上げる事は出来ない)そしたら「いや、まだ飲んでないのです」と。だって、苦いって言ったじゃん!「いや、苦そうな感じだし・・」「とにかく飲め!」って言っといてと母親を説得。結局、やっぱり飲めませんという訳でメニューを変更した。しかしさあ、飲めませんってどういう事よ。別に喉が先天的に狭いとかじゃないはず。そもそも、錠剤が飲み込みにくいのは分かるけど、粉やシロップは水で流し込めばいいでしょう。そっちの方が飲みやすいかどうかは別として、飲むのが可能かどうか考えると飲めるはず。そもそも、子供の時には粉とシロップしか飲んでないやろう。大きくなってから飲めなくなったと言うのはわがままとちゃうの?鶏肉が嫌いだから食べられないと言うのと同じね。市の休日診療所では、問診票にどんな薬が飲めますか?と言う項目がある。当院の問診票にはそういう面倒な項目は置いてない。だって、どんなのが飲めますか?と聞けば、みんな自分が飲みたい剤型を書いてくるのであって、決して飲む事が出来る(可能な)剤型を書いてこないと思うからだ。うちの子供達は、好き嫌いさえあれど、そういうわがままを言えばはり倒されるのが分かっているので出した薬を大人しく飲んでいる。それが普通でしょ。まあ、同じ薬で色んな剤型がある薬なら、好みの剤型を出してあげようと思うけど、そうじゃない薬剤もたくさんあるでしょう。そしたら、薬の種類そのものを変えなかったらあかん。本当はAと言う薬が使いたいのに、この薬には患者さんが飲める(飲むつもりになれる)剤型が無いので仕方なくAとは成分の異なるBと言う薬に変更。これって患者さんにとっては不利益になるんじゃないの?みんなそれが分かってるのかしら?例えば、タミフルのドライシロップを出して、粉が飲めないので・・と言う親は居ないのね。他に変わる薬が無いから。余程物理学的な原因がないかぎり(手術による瘢痕狭窄とか)普通に飲めるはずなのだ。だから皆さんもちょっとは練習してね。剤型を変えて欲しいと言う患者さんが来る。熱も高くてフラフラすると。○○は飲めませんと言うとそれだけで治療選択肢を少なくするじゃん、それは良くないのでは?まあ、飲まないと話にならないのでどうにか考えて変えてあげるんだけどね。だから、飲めない薬は最初に言ってね。今日の結論。良薬は口に苦し。剤型の変更は、ひょっとしたらファーストチョイスではなく、セカンドチョイスになってる可能性があるから、頑張って飲もうね。
2008.02.13
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