古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

法楽寺





今回行ったこの法楽寺もそのうちの一つです。
なんといっても明るい。
そして、仏像が素晴らしい。



法楽寺は近世江戸期には、戒律復興運動の中で中興された、厳格な律院でした。
「日本の小釈迦」とまで賞された慈雲尊者が得度され、また初めて住職となられた、尊者ゆかりの寺院でもあります。



法楽寺・本堂



法楽寺は、昔に言うところの摂津国田辺、現在の大阪市東住吉区山坂に位置しています。


今は昔の話となりますが、北には阿倍野の四天王寺、東には繁華な平野郷、そして西には朱雀大路、または熊野街道が通っていました。


朱雀大路は、北は四天王寺を経て難波宮へと続き、南は日本最古の官道である竹之内街道へとつづく道でした。


熊野街道は、その名の通り、古くは熊野参詣路としてにぎわった街道です。それら大道、街道としてにぎわいをみせていた中間域に、当山の境域があります。




法楽寺・三重塔



実は夫とここへきて、わかったことなのですが夫が中学の時に亡くなったお義父さんが勤めていたお店がこの法楽寺のすぐ近くの商店街だったのだそうです。


お義父さんは、かまぼこ職人でこの商店街のかまぼこ屋さんで勤めていたのだそうです。


そういえば義母は「かまぼこはな、鱧が入っている量が多いほど美味しいねんで。」と言ってよく美味しいかまぼこを買ってきてくれたのでした。


夫は、小学生のころ一度だけ夏休みにお父さんのお店でアルバイトをしたことがあるのだそうです。
もちろん小学生なので、役に立ったのかどうかは定かではないのですが、朝や早く起きてお父さんと一緒にかまぼこやさんで働いのだそうです。


お父様もそういった経験をさせてあげたかったのかもしれません。
そんな思い出の詰まった商店街を通ったときは感慨深いものがありました。



私も夫も根っからの大阪人だななんて思ったりしました。


さて、今回で『古社名刹 巡拝の旅』も2つ消しこむことが出来ました。


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