古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

飛鳥(天武・持統陵と飛鳥寺)


なんやかんやで、しばらくぶりになってしまいました。


先日、飛鳥に行ってきました。
飛鳥は何度行っても良いですね~。
いつ行ってもただいま~って感じです。

今回は飛鳥駅→鬼の雪隠→鬼のまな板→橘寺→亀石→石舞台→岡寺→飛鳥寺→飛鳥坐神社→甘樫の丘→橿原神宮駅→久米寺

とまさに飛鳥フルコースです。

良いお天気だったので、自転車でスタートです。

さて、皆さんこの3つの石は何かご存知ですか?

鬼の雪隠


亀石

二面石







正解は一番上は鬼の雪隠、真ん中は亀石、一番下は二面石です。
全部わかった人はかなりの飛鳥通です。


【鬼の雪隠】

畑の中を通る遊歩道の脇の高台には「鬼の俎」が、遊歩道を挟んだ高台の麓に「鬼の雪隠」があります。

言い伝えによると、風の森と呼ばれるこの地方に鬼が棲んでおり、通行人を騙してとらえ食べたと云われています。
「俎」で調理し、「雪隠」で用を足したというのです。



「鬼のまな板」と「鬼の雪隠」の両者は直線距離にして数十メートル離れていますが、元は1つの古墳の石室だったものが、盛土が無くなったうえ、二つに分かれてしまったものなのだそうです。
元々は繰り抜かれた横口式石槨の石室(鬼の雪隠)とその底石(鬼の俎)だったのです。






【亀石】



言い伝えによれば、奈良盆地一帯が湖であった頃、対岸の当麻(たいま)のヘビと川原のナマズの争いの結果、当麻に水を吸い取られ、川原あたりは干上がってしまい、湖の亀はみんな死んでしまったのだそうです。

亀を哀れに思った村人たちは、「亀石」を造って亀の供養をしたという。

亀石は、以前は北を向き、次に東を向いたと言われています。
そして、今は南西を向いていますが、西に向き、当麻のほうを睨みつけると、奈良盆地は一円泥の海と化す、と伝えられているのだそうです。



【二面石】


二面石と呼ばれるこの石造物は、現在橘寺境内の南側に置かれています。
石の表と裏にはそれぞれ彫刻が施されています。
寺伝によれば、北面を善、南面を悪とした「善悪二業一心所造」を表すという説明がなされています。





ちょっと戻りますが、天武・持統天皇陵です。


壬申の乱で勝利した天皇夫婦が揃って眠る墓です。
中央集権国家体制を樹立した天武天皇と、その妻・持統天皇を合葬した陵墓なのです。


天武・持統天皇陵


天武・持統陵




その次に行ったのが、『橘寺』です。
橘寺の付近には聖徳太子が誕生したとされる場所があり、寺院は太子建立七大寺の1つでもあります。


ご本尊は聖徳太子・如意輪観音。
橘寺という名は、垂仁天皇の命により不老不死の果物を取りに行った田道間守が持ち帰った橘の実を植えたことに由来する。


橘寺



春には桜が綺麗です。
でも、秋も良いですよ。

橘寺はいつ来ても良いですね。
このあと、石舞台の近くでお昼を頂きました。


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