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Oct 19, 2005

隠し剣　鬼の爪

(4)

テーマ：最近観た映画。(40210)

カテゴリ：ムービー・フリーク！

主演：永瀬正敏、松たかこ

武士とその家に仕えていた小女の物語り。

今まで、例えば、”暴れんぼう将軍”とか、綺麗な武士のイメージが
多かった。

その”綺麗な武士”のイメージを払拭したのが、私にとっては、
”たそがれ清兵衛”だった。
貧乏武士が主人公になるなんて、、、と思っていた。

そして、その第2弾が、今回の”隠し剣　鬼の爪”だった。
この主人公も決して”綺麗な武士”ではないが、心は”武士”そのもの。汚いこと、曲がったことが嫌いで、時には、上司の命令にも背く。

私には、そういう人こそが、本物の、”綺麗な武士”だと思う。

見かけではなく、中身が”綺麗”ということだ。

その点では、この映画は”綺麗”さがとても良く描かれている。
やはり、”義理、人情”だね。

”義理、人情”と言えば、仁侠物と思う人も多いと思うけど、
こういった、時代劇系も多いので、是非、見てもらいたい。

最近では、薄れてきた、”義理、人情”。
日本人には、忘れてほしくない、素晴らしい習慣だから。

先日、バスに乗ろうとしたら、すごい列になってた。
もちろん、私はきちんと列に並んでいた。
後ろから来た親子は、バスが来るとささ～っと先に乗った。
思わず、”並べよ！”と言ったが、聞こえたかどうか。
そして、私の3人くらい前には、戸惑っている女子高生2人組。
どうやら、乗りたかったバスとは違っていたらしい。
ので、”義理、人情”の私は、すかさず、
”どこに行きたいの？”と聞いてみた。
違う方向のバス停だったので、正しいバス停を教えた。
今どきの女子高生には、珍しく、礼儀正しくお礼を言って、
2人は喜んでいた。
私はすがすがしい気持ちになった。

自己満足かもしれないが、困っている人を見ると、どうにかして
あげたくなってしまう。
そんな性格が、時には、災いをもたらしてしまうのだが、、、
でも、やめられない。

だが、厳しい面ももちろんあるさ。
例えば、先日、コンビニに行った時。
駐車場の車輪止めの真ん前に女子高生2人が座り込んでいた。
私は、そこしかなかったし、女の子がみっともなく、座り込んでいる、
しかも、車の駐車を阻む行為がどうしても許せない。
ので、女子高生を睨みつつ、きぃ～っと車を停めた。
ちょっと熱もあり、イライラもしてたので、バタンとドアを閉めると、
その女子高生は、”何者～？こえ～”と言った。
私は横目で見つつ、コンビニに入った。

そんなことはしょっちゅうさ！

困っている人は助ける。
間違ったことをしてるやからは容赦しない。

そんな私は”武士”なのかも、、、

なんちゃって。

あ、脱線、脱線。
とにかく、この映画、”人に対する思いやり”など、現代人が忘れかけている何かを感じさせてくれる。
是非、見て欲しいな。
特に、若者。

おっさんくさいが、これでも、女なのよ。
うふふ

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