台湾の嫁~台湾っておもしろいのねん~ 

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個人ゴミ業者


ごみ周辺物語5 ~個人ゴミ業者~


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じゃあ、その辺の常識ない外国人はともかく、

台湾の人も 結構きれいに生活してるのね~。

って、そんなわけないって(笑)


台北のあちこちで見かける収集車に群がる人達がどんなに多かろうと

それは台北市内のゴミの何%なのだろうと、いつも思う。

台湾マダムの買い物の友、市場。

台湾観光には欠かせない、一度は行って値切って見たい、夜市。


ここでは道のあちこちがそのままゴミ箱だ。

試飲や試食で使った使い捨ての食器類や竹串。

果物の皮。

自分で買った食べ物の、空袋に空のボトル。


さすがに道端にヒョイヒョイ捨てて、

ゴミ絨毯の上を歩くほどでではないが

見づらい店舗の足元、死角になってるコーナー。

一人が捨てれば、あっという間にその場にこんもりゴミの吹き溜まりが出来る。


それを誰が掃除するって?

屋台のオーナーはもちろん帰るときに掃除して行く。

それ以外でもちゃんと掃除の爺ちゃん婆ちゃんがいるのだよ。

シルバー人材なんて言えば聞こえは良いが、

年金制度なんて名前だけのようなここだもの。

日々食べて行くために今日もせっせと働いている 老人は沢山いるのだ。

(シルバー人材とか、ボランティアとかを口に出来る爺ちゃん婆ちゃんは、こういう仕事はしないらしい)

それを個人の収集業者が全部一緒くたに運んでいく。

ちなみに夜市から一つ奥まった通りに住んでいる友達の所は

ゴミの分別もしなければ指定ゴミ袋も使わない。

これまた全部一緒にして夜市が屋台の人達用に

指定しているゴミ置き場にポンと捨ててしまうのである。


「この辺の人はみんなそうよ~@@」


…確かに私だって、ここに住んでたらそうするだろうな。

高い金出してゴミ袋を買うこともない。

分別する事もない。


ゴミの分別が始まったのは、たしか4年くらい前だったと思う。

分別も始まって台湾も文化的になったわね♪ なんて思ったのは

私だって最初の3ヶ月くらいだ。


それまでの五年間、

「なんか、全部一緒に捨てるのって、すごく罪悪感があるんですけど」

なんて、結構(かなり?)文化人的な嫌なやつを気取りながら

しっかり全部一緒に捨ててた私。


いざ分別が始まって見ると、使用後に

「洗わなきゃ行けない」ゴミはあるし、

時間を忘れていて、とっさに捨てに行きたい時

その辺のゴミを全部集めて捨てに行くって言う訳にはいかないから

間に合わないし。


これだけの分別ゴミ捨ては

めちゃくちゃめんどうくさいのである。

で、思うんだよな。

狭い台北に嫌というほど点在する市場、夜市。

当然個人清掃業者にごみ捨て依託するビルに大型マンション。



そんな中、私達が庶民がチマチマ分別したって… なんか意味あるのかな~。ってさ。





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