「華麗なる遺産」6話 その2
5話
ウンソンは、ハルモ二からもらったお金の残りを返した。
「残ったお金です」
「これでも、買わないと失礼だと思って買いました」
「受け取れません」ウンソン
「なぜ?お金を拒むの」ハルモ二
「就職まで、弟まで捜してくれるのに」
「その2つだでも、返しきれない恩です」ウンソン
「私こそ、あなたに大きな恩があるわ」ハルモ二
「売れ残りのギョーザしかあげてないのに」ウンソン
「ソルロンタンに、サバ焼き―」
「治療費まで出してくれて」ハルモ二
「そのお陰で、この家で生活を」ウンソン
「お婆ちゃんからのお小遣いだと思って」ハルモ二
「疲れたから、寝ます」ウンソンは、受け取らず部屋を出る
ソンヒが、わざとソルロンタンの社長宅に置いていった携帯を、フアンの母が、侍従に届けるように言うと、なんと侍従は断った!
「ソンヒに携帯を届けてほしいの」フアン母
「イヤです」侍従
「何ですって?私の命令が聞けないの?」フアン母
「私は、奥様の使用人ではありません」侍従
「私の雇用主は、チャン社長です」
「だから、お使いはお断りです!」侍従~よく言った!
「本気で言ってるの?」フアン母
そこへ、ウンソンが、牛乳配達を終え帰ってきた!
フアン母は、ウンソンのソンヒの携帯を届けさせる。
朝食の時、ウンソンがいない事を、チャン社長が聞くと
「忘れて行った携帯を、届けに」フアン母
「なぜ?ウンソンが届けるの?」チャン社長
「あんたが届けにいけばいいでしょう?」ハルモ二
「お使いぐらいいいでしょ」フアン妹
「なぜ、朝食も食べさせずに行かせたの」ハルモ二
「うちに来て、贅沢な暮らしをしてるのに」フアン母
「お使いもダメですか?」フアン母
「毎日が、たち仕事なのに、何が贅沢なの?」ハルモ二
「生活費も出さないのに、いいご身分でしょ」フアン妹
「あんたは、生活費出してるの?」ハルモ二
「私達は、家族じゃないですか」フアン母
「ウンソンも家族よ、ウンソンだけがなぜ贅沢なの?」ハルモ二
「何が家族ですか?私達は不便です」フアン母
「来て間もないのに、何が不便よ」ハルモ二
「一緒に暮してること自体イヤよ」フアン妹
「2日に、エステにショッピングで―忙しいのに、そんなに不便なの!」
「目がくらんでたわ」ハルモ二
「最近、ひどすぎます」
「フアンの性格を知ってながら、冷たく当たって」
「あの子は、父親の死を見たんですよ」母
「いつの話をしてるの」
「そのせいで、甘やかしたからフアンが落ちこぼれになったのよ」ハルモ二
その頃、ウンソンは、スンミのマンションとは、知らずに向かっていた。
「702号ね」