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このシリーズでは私が泊まったり利用したりした宿に飾ってあった美術品を紹介しています。第3回の今日は、仙台市近郊にある秋保温泉の老舗ホテルで出会った美術品です。 屏風絵その1。背後から光が差し込んで、少し見えにくくなっています。 屏風絵その2。これはアヤメかカキツバタでしょうね。 和風の染色ですね。休憩コーナーに飾られていました。 白拍子が腰に見事な太刀を差しています。 金箔や銀箔を豪華な模様として張り付けています。 これも上と同じ技法の芸術作品ですね。 真っ直ぐに伸びた杉の木立の水墨画二点です。 扇子の形や色紙の形に描いた、上品な日本画ですね。 鴨を描いた掛け軸2点と白磁の花瓶。 金地に描かれた植物群。重厚感がありますね。 デザイン化された樹木はカラマツでしょうか。 ここからは書を楽しんでいただきますが、あまりにも達筆過ぎて。 「鶴」 「聴」 「碁」 さて、どんな意味かな? 「瑞気堂に満つ」でしょうか。堂々たる書ですね。 どちらも癖がありますが、その分味わいもありますね。きっとかつてこのホテルに泊まられた文化人が揮毫されたもののように思われます。<続く>
2017.01.31
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このシリーズでは、旅行中に泊まった宿に飾ってあった美術品を紹介しています。観光地、名所などで撮った写真だけでなく、私にとっては旅先の美術品も立派なブログのテーマです。どうぞ楽しんでくださいませ~!! 最初は昨年の9月に泊まった倉敷の宿の美術品です。龍の船に乗り込む兵士たちの姿です。宿のオーナーは造船所の経営者なので、船のテーマの美術品が多いようですね。 鉛筆で描いた馬の絵です。子供の絵のようなタッチが愉快ですね。 上と同じ馬の鉛筆画ですが、こちらはネガのように反転しています。 こちらは翌朝に撮影した絵。前日同じものを載せましたが、ガラスが反射してない状態です。 マリー・ローランサンの画風みたいですが、本物でしょうか。 ここからは鳴門市のビジネスホテルにて。藍染の名産地らしい美術品ですね。 これは「しじら織り」で織られた鳴門海峡の渦潮です。左手に大鳴門橋が見えています。 これは布切れを張り付けたような作品でした。 ここからは昨年の10月に利用した、仙台市郊外秋保温泉のホテルの美術品です。ここは伊勢志摩サミット関連の、財務大臣・国立銀行総裁会議の会場になった老舗です。最初は豪華な屏風絵です。 仙台藩祖伊達政宗をモデルにした「ねぶた」です。 これはその裏側。政宗が派遣した支倉常長らが渡った航路図が描かれていますね。 「ねぶた」の標識です。独眼竜は片目だった政宗の異称です。 廊下にはこんなお面が・・・。 お面が飾られていた休憩コーナーの壁面です。 こちらは別のお面ですが、雰囲気がありますね。 政宗が遣わした支倉常長の像です。彼は政宗の命令に従い、通商を結ぶためにスペイン王と謁見し、さらに許可を得るためローマへと向かいました。ローマ法王に謁見した彼は、キリスト教に改宗してローマの名誉市民となりました。だが、この間日本では家康が「キリシタン禁止令」を発布したため、帰国後は幽閉され、悲嘆のうちに一生を終えました。 政宗のスペインとの通商の試みは江戸幕府には秘密とされており、この事実が公になったのは明治時代になってからです。戊辰戦争で敗北して辛酸をなめた東北ですが、政宗の偉業が明らかになったことで大久保利通は東北を再評価し、ようやく東北を許したのです。それ以降仙台に第二高等学校、東北帝国大学、第二師団などが置かれ、東松島市に近代的な海港が建設(暴風で壊滅)されるのです。 ズボン風の袴を穿いた若侍。これは常長の従者でしょうか。洋装本を手にしています。きっと聖書でしょうね。 桜の下で鼓を打つ女性の姿です。<続く>
2017.01.30
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年に何度か旅をすることがあります。私の大好きな歴史を訪ねる旅や、かつての懐かしい友と逢う旅などです。そんな時、観光地や名所の写真を撮るだけでなく、泊まった先に飾ってある美術品にカメラを向けるのも私のやり方になっています。このシリーズでは、そんな旅先で撮った写真を幾つか紹介しますね。 去年の9月初旬、つくば勤務時代の悪友達と久しぶりに会合を持ちました。以下はその時に泊まった岡山県倉敷市のホテルに飾ってあったものです。丸い珠に花が描かれていました。不思議な置物ですね。 これも花の絵が描かれています。不思議な色合いですね。 これは秋の収穫を表現したデザインのようですね。 暗い色調の絵は、漁民を描いたのでしょうか。額縁のガラスが反射し、私の影が写ってしまいました。 白い花瓶に飾られた紫の花。落ち着いた雰囲気ですね。 赤い山と黄色い雲。ちょっと奇抜な配色です。 ブルー系統の色で統一したタペストリー。良い感じです。 たくさんの玉ねぎが置かれていますね。静かな雰囲気が漂っています。 黄色のバラと赤いバラ。優しい色合いです。 トマト、キウイ、アスパラガスでしょうか。くすんだ色合いが素敵です。 これは外国の風景でしょうか。密集する人家とマーケットみたいです。 描かれているのは造船所でしょうか。ホテルのオーナーは、隣の造船所の経営者なのです。 屋外の花壇と木立です。極力照明が反射しないよう、レンズの角度を考えているのですが。 かなり注意してもたくさんの照明が入ってしまいました。興醒めでスミマセ~ン!! 素敵な照明器具だったので、撮ってみました。 これはリンゴの王林でしょうか。色がくすんではっきりしませんね。 これは雪原を行くキタキツネでしょうか。珍しいテーマですね。 これはオランダの運河のような風景ですね。版画調かな? これは龍の船に乗って出陣する兵士みたいですね。アラビア風?それともバイキング? ブログによる小さな美術展を楽しんでいただけたでしょうか。明日も続きます。<続く>
2017.01.29
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昨日書いた韓国人によって盗まれた長崎県対馬の仏像の件だが、韓国政府は判決を不服として控訴する方針を示したようだ。と言ってもその主張は日本へ返還すべきと言うのではなく、韓国政府で預かるとの趣旨。これがまた不思議なのだ。日本から盗まれた仏像は対馬の元の寺へ返すのが常識。だが韓国の地裁は、約700年前に倭寇が盗んだものと判定した。 その事実が解明された訳ではないし、過去の歴史を現実の裁判に適用すること自体が不可解なのだが、韓国の司法では曖昧なのが現実だ。対馬から盗まれた仏像の1体は返還された。これは自分の寺から盗まれたと主張する韓国の寺が現れなかったためとか。まさに「何だかなあ」である。日本人にとって韓国を理解するのは、到底無理なような気がする。 釜山総領事館前への「少女像」設置問題などで駐韓大使と釜山の総領事を帰国させていた日本国政府だが、このほど安倍総理の決断により、大使などを任地に戻す時期については期限を設けないことにしたようだ。それだけ不快感が大きいと言うことだろう。約束を決して守らない国。何だかんだと理由をつけて弁解する国。何度でも過去の謝罪を求め、何度でも補償を得ようとする不正義な国。 残念ながら、韓国に対する日本国民のイメージは悪化する一方ではないか。一旦決めた「ゴール」を自分勝手に移動してしまう国。かつては日本に高度の文化や文明を伝えた歴史ある国も、今は民主主義のルールすら守れない二流国に成り下がってしまった感が否めない。両国の交流を思うと残念でならない。 トランプさんがこれまでに署名した「大統領令」は、13件に達するそうだ。先日も公約の「メキシコとの国境に壁を作り、費用はメキシコに払わせる」を実行すべく、大統領令にサインした。まるで画家ビュッフェのサインを観るような尖った署名だった。だが1枚の紙切れに彼がサインしただけで本当にそんなことが実現するのだろうか。 例えば予算を伴うような案件については議会の承認が必要なのだとか。それにしても広大な国境に、本気で壁を造るとは驚きだ。メキシコの大統領は経費は負担しないし、首脳会議にも出席しないと表明した。アメリカ政府も会談を断念し、費用はメキシコ製品へ関税を課すことで賄う考えのようだ。 日本もこの「壁建設費用問題」の埒外ではなく、膨大な貿易赤字の相手国として、今後20%の関税を課される可能性が出て来た。恐るべき時代になったものだ。そして驚くべきことに、メキシコとの国境線3200kmほどのうち、既に1000kmには、柵が設置されている由。これはブッシュ大統領時代にも同じような問題が起き、その対策として設置された由。今回初めて聞いて驚いた。 現在アメリカには不法移民が1100万人もいる由。大半がメキシコ国境を越えての密入国者みたいだ。メキシコを始め、中米や南米大陸から豊かなアメリカで暮らそうとやって来る。このため治安状態は悪化し、財政負担は増え、アメリカ国民へのしわ寄せが増大する。加えて、麻薬の持ち込みやギャングの潜入も大きな社会問題のようだ。 話は変わるが、日本への難民申請も半数は日本で稼ぎたいのが理由の由。政治的な難民申請はごく稀みたいだ。今回トランプさんはシリア、イラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメンの7か国からの難民申請を4か月間停止する大統領令にサインした。テロリストの入国を防ぐのが理由だ。そう考えると、トランプさんやアメリカ国民の悩みの一旦も、理解出来そうな気がする。 それにしてもトランプさんの対日貿易に関する偏見には酷いものがあるようだ。「日本は高い関税をかけてアメリカの車を売れないようにしている」などがその例だが、それは1980年代の話で、現在は関税が0.逆にアメリカが日本車の輸入に2.5%の関税をかけているのが実態。またアメリカに売られる日本車の大部分はアメリカ国内で生産され、アメリカの部品を使い、アメリカ人の労働者によるものとか。 先の、「日本は駐留する米軍の経費を支払うべき」の指摘も事実と異なる。75%相当額を日本は負担し、負担しない25%は米兵の人件費なのだとか。全額負担だと米軍ではなく日本の自衛隊と変わらなくなる。ともあれマティス国防長官が近く日本を訪れて稲田防衛大臣や安倍総理と会談する運びになっている。大いに情報交換を重ね、日本政府も言うべきことはしっかり主張してほしいものだ。 話は変わって、大阪のある会社が目下「PPAP」を登録商標申請中なのだとか。もちろんあのピコ太郎氏とは縁もゆかりもない会社なのだ。同社はこれまでもあの「じぇじぇ」や「ゲス不倫」など幾つかの案件についても登録申請しており、目下出願が適正か審査中らしい。世の中にはトンデモナイ会社があるものだ。 最後に明るい話題を2つ。最初は新横綱稀勢の里の綱打ちが行われ、真新しい横綱が出来上がった。早速それを腰につけた稀勢の里は、一門の芝田山親方(元横綱大乃国)の指導で雲竜型の土俵入りを稽古した。昨日は明治神宮の神前で、初めての土俵入りを奉納した。 朗報の2つ目は女子サッカーのアイナック神戸が、澤穂希親子にオファーを出したこと。今年澤穂希さんは第一子のお嬢さんを無事出産している。その生まれたばかりのお嬢さんの将来性を買い、選手として契約する意向を示したのだ。そしてお母さんの穂希さんに対しては、同チームの監督としての契約だ。後15年はかかる先の長い話なのだが、なかなか夢があって笑えますね。
2017.01.28
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東京都の来年度予算案が議会に上程されたとか。小池さんが知事になって初めて編成した予算だ。これまでの議会調整枠200億円を撤廃し、知事自らが関係団体と交渉した由。ただしそれが非公開の場だっただけに、これまでと変わらないではないかとの批判もある。なお、予算額の7兆円はロシアの国家予算の50%以上に相当するとのこと。そう考えると相当の巨額であることが分かる。 問題の豊洲市場へ移転した際の赤字は年間100億円に達する計算とか。また、これまでの方針を変え、築地から豊洲への移転を決めた石原元都知事に対する裁判を起こすことも検討中らしい。一方、都議会自民党はさらに会派分裂が進みそう。都議会議員選挙を見据えて、今後も激しい攻防が繰り広げられるのだろう。 APAホテルの客室にグループのCOEである本谷外志雄氏の著書「本当の日本の歴史」を置いていることに対して、中国政府から抗議があった。著書は「南京虐殺」がデマだったとの説で、札幌で開催されるアジア大会の宿泊施設としては適切でないとの指摘。中国の抗議に韓国までが同調する騒ぎになったが、日本政府は民間のこととして静観を決めた。結局、大会期間中はこの本を部屋に置かないことにしたようだ。 南京虐殺がデマであることについては私も賛意を示したいが、スポーツの国際大会に政治性を持ち出すことは不適切で、まあ妥当な結果と思われる。 韓国世宗大学の朴裕河教授が元慰安婦の名誉を棄損したと言う容疑で訴えられていた裁判が決着した。訴えの元は同教授の著書『帝国の慰安婦』だが、ソウル東部地裁は著書の35か所の表現は元慰安婦の名誉棄損とは言えず、本の出版も公共の利益に適うものと裁定した。つまり学問の自由の範疇と言う訳だ。民主主義国家では当然のことだが、最近の韓国では法の精神より国民の情緒が優先されていたのだ。 その一例が別の地裁で出た対馬から盗まれた仏像の判決。長崎県対馬の観音寺から韓国人に盗まれた観音像は韓国の浮石寺から倭寇が盗んだものと認定し、韓国政府が預かっている仏像を日本へ返却しないとしたもの。不思議なことがあるものだ。かつて朝鮮半島に儒教が伝わった際、大量の仏像を廃棄した歴史があるのだが、それを倭寇が盗んだとはねえ。倭寇と言っても、朝鮮人や中国人の盗賊の場合もあるのだが。 韓国の大統領選挙に出馬予定と伝えられている、前国連事務総長のパンギムン氏。この人はその職にあった際に中国の軍事パレードに出席して非難を浴びた。また国連内でも韓国マターを優先させた。そして、もし韓国の大統領に就任したら、日韓合意を覆して10億円を日本に返すと明言している。 つい最近のこと、彼の実弟がベトナムのビル売却に関連し中東の政府関係者に贈賄した容疑があるとして、韓国政府に対してアメリカが身柄を拘束するよう要請してるのだとか。朴大統領が目下弾劾訴追中である韓国では、政府与党が四分五裂の状況。当分先行き不透明な状態が続きそうだ。そして汚職や不正が満ち溢れたこの国は、一体どこへ行こうとしてるのだろう。<続く>
2017.01.27
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事情があって、ほとんど取材をしていません。そのためパソコンに残っている写真は古いものがほとんどなのです。そんなのを引っ張り出して、何とか体裁を繕っていますがお許しくださいね。今日は昨年の晩秋に撮った街の公園がテーマです。 晩秋のある日、私は街へ出かけました。幾つかの用事を果たすためでしたが・・・。 この日はこんなもの(ハリストス正教会)を撮ったり・・・ こんなものを撮ったり・・・ 定禅寺通りのグリーンベルトではこんな彫刻も撮ったのですが・・・ 「せんだいメディアテーク」で幾つかの展示を観た後、こんな場所に寄りながら帰途に就きました。 そうなんです。ここは公園の一角、仙台市青葉区にある「西公園」と言うところです。 公園には鳩がいましたが、これを撮るのが目的ではありません。 もちろん銀杏の根を撮るのが目的でもありません・・ 少し休んで銀杏の根をズームアップしてみました。 目的の一つは遠くに見えるこれ。もっと近寄ってみましょうか。 そうです。こけしです。鋳物で出来ています。 私が子供の時からこの場所には大きなこけしが立っていました。その当時は確かブリキ製だと思いました。私が30年以上も全国を転勤して故郷に帰って来ると、こんな立派なこけしに変わっていました。 宮城県内のこけしには幾つかの系統があります。北から鳴子温泉付近の「鳴子系」。これは首を回すとキュッキュッと音がします。県南には遠刈田温泉付近の「遠刈田系」や白石市の「弥次郎系」。そして仙台の作並温泉や秋保温泉付近の「作並系」。最も地味なデザインですが、その分素朴な印象がありますね。このこけしは恐らく作並系の模作でしょうね。 もう一つの目的はこれ。そうなんです。今では懐かしい蒸気機関車です。 近寄ると「C601」のプレートがあります。これは昭和17年に製造され、昭和28年にC60型に改造されたもので、全国で唯一残されたものだそうですよ。 この蒸気機関車は盛岡機関区に配属され、東北本線や奥羽本線を走っていたそうです。ひょっとしたら私も子供時代に乗っているかも知れませんねえ。 これがかつての雄姿、仙台市宮城野区岩切付近を驀進中です。勇壮ですねえ。ネットから借用しました。 最後はこの公園にある彫刻の写真でお別れしますね。私はこの公園にある神社で七五三のお参りをした思い出があります。もう68年も前の話ですがね。
2017.01.26
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昨日は朝から雪だった。と言ってもこの文章は予約機能を使って書いているので、本当は「今日」なのだ。それは良いとして、午前中は予約に失敗した。書いてる途中に突然予約機能が効かなくなり、下書き保存すら出来なかった。いつも思うのだが、楽天ブログは実に故障が多い。そして始終システムを改善している。ひょっとしたら改悪の場合も結構ある。折角入力したのが無駄になったので、始める前に一応文句は書いておいた。 今日は最初に雪景色の残りを載せておこう。午前中に搭載したのがまだデータに残っているからだが、本当に引っ張り出せるかどうか。 一級河川名取川に注ぎ込むざる川の中流域。川幅は2mほど。下流では鮭の遡上も見られる。 ある農家の空き地。立ってるのはタラの木。初夏のころに発芽する若葉は食用になる。独特の香りがあって美味しいが、今は凍てつくような寒さに耐えている。 ざる川に架かる小さな橋を見下ろす高台の木立。ここには見事な山藤が何本か生えていたのだが、残念ながら全部切られてしまい、優雅な紫の花房が観られなくなった。 東日本大震災後の仙台では、空き家や空き地が少なくなったが、中にはこんな風景も。 鋭角な陰影のこの木は、一体何の木だろう。じっと雪の重みに耐えている姿は陰鬱でもあるが、北国の木の宿命かも知れない。 葉の形から言えばきっと、蕗の仲間だろう。艶があるのでツワブキかも知れない。緑の葉と雪の白さが対照的だ。 緑の葉の次には、対比の上でも赤い葉を持って来たくなる。緑の葉がアクセントだ。 しつこくもう1枚赤い葉の写真。こちらは上の植物と同じものだろうが、撮った場所は別。 妻が玄関に飾った黒い実。12月初めに撮った写真にようやく出番が来た。 散歩中に撮ったショウウインドウ。街の風景が反射するのも面白い感じ。 これには外の建物が映り込んでいる。幻想的でなかなか良い感じ。 これにも向かいのゲームセンターが映り、絵のように見えて楽しい。 何も映り込んでいないと思ったら、電柱やビルが入ってますね。現実と空想の合作。 あるお宅の庭で見かけた岩。色の面白さに惹かれました。本当は立っているのを、角度を変えて横にしてみました。 フクロウとミミズクのスリーショットです。 雨風に曝されているうちに純白の天使像も汚れてきたようです。 子供の絵 4歳児が転写方式で描いたクリスマスツリーの全体像です。 雪の日の病院を柵越しに。 今回は上手く載ったような感じですよ。そのうちにまた「写真展」を開きますね~!!
2017.01.25
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深夜に目覚めてテレビのスイッチを点けた。例のトランプ大統領誕生の時だ。日本では真夜中だが、アメリカの東部では1日遅れの正午過ぎ。就任式はゆっくりゆっくりと進んでいた。気にしつつもまた眠りに就き、朝も当然のことのようにニュースに見入った。 オバマ大統領が誕生した時は、ホワイトハウス周辺に180万人もの観衆が押し寄せた由。アメリカ史上初の黒人大統領誕生に、それだけ期待するものが大きかったのだろう。だが不人気の今回はわずか25万人だった由。でもトランプ氏は早速ツイッターで応戦。TVでニュースを観た人は、前大統領の時よりも1100万人も多いと。 ホワイトハウスに入ったトランプさんは、早速大統領令にサインした。その一つがTPPを推進しないこと。これまで長い間12か国で協議を重ね、環太平洋地区での自由貿易を推進することで、互いの利益を確保しようと努力したことが水泡に帰するのは極めて残念。これはアメリカにとっても大変有益な協定だと思うのだが。 2つ目のサインはいわゆる「オバマケア」の見直し。これは国内問題で前大統領が制定した保険制度。だが、トランプ政権の代案は全くの不明状態。3つ目のサインはNAFTA協定の再交渉。これは北米における自由貿易を推進するもの。トランプさんはこれがアメリカの国益を損ねていると主張し、早速幾つかの企業がアメリカへの工場進出などを表明した。 トランプさんの方針に対して、スイスで開催されたダボス会議で習近平主席は「中国は保護主義には反対する」と表明した。「開いた口が塞がらない」とはこのことだ。為替レートを国が裏で操作し、鉄鋼品のダンピングなどはざら。そして主だった統計も信用出来ないのが中国経済の実態ではないかと思うのだが。 <1月18日の予測図。PM2.5の汚染がほぼ中国の全土を覆っている> トランプ政権には、中国に対して強硬論を唱える閣僚が多いと言われる。中国の反応も、それをけん制するためのものだろうが、この辺が商売上手のトランプさんの読みと手法なのだろう。相手を激しく攻撃して経済上の譲歩を得る戦略は、大統領就任前に既に成功したかに見える。日本の政府や経済界が警戒するのも頷ける。 それにしても、移民に対しては実に厳しい意見をお持ちのトランプさんだが、トランプさんのお爺さんはドイツからアメリカに渡った移民だった由。そんな歴史を持つトランプ家なら、もっと移民に対する理解があっても良さそうなものだが。 これまで3人の美女と結婚したトランプさん。現夫人のメラニアさんは、旧ユーゴ(現スロベニア)出身の46歳。大統領就任式の日は、某有名ブランドの高級衣料にその身を包んで登場した。4人の子供達はいずれも優秀で典型的な「勝ち組」と言えよう。そしてトランプ政権は、これまでで一番IQの高い閣僚をそろえたと豪語している。まさに順風満帆の船出に見えるがどうなのだろう。 就任式会場周辺で大暴れした若者たち。トランプさんの大統領就任に反対するのは良いが、車に放火し、店のショウウインドーをたたき割る行為は行き過ぎに見える。それにトランプさんは民主的な手続きで大統領に選出されたのだから。そして就任式の翌日には、女性によるトランプ政権反対のデモがあった。こちらは50万人の参加者があった由。前日の就任式への参加者の倍と言う数字にも驚かされる。 これだけ船出当日から大荒れでは、今後の進路が心配だ。国論が大きく対立しているアメリカ。この分裂が今後アメリカや全世界にどんな影響を与えるのだろう。 大相撲初場所で大関稀勢の里が初優勝を果たした。前場所も準優勝扱いなので、場所後横綱に推挙される公算が強くなった。今場所はついていた面も多分にあった。大関豪栄道との対戦は不戦勝と幸運だったし、鶴竜、日馬富士の2人の横綱が相次いで対戦せぬまま怪我で休場したのも、結果的には幸運だったと思う。それでも前年は1度の優勝もなしに年間最多勝に輝いた。成績が安定しているのも事実。 土俵上で優勝インタビューを受けた稀勢の里の頬に涙が流れる姿が、とても印象的だった。中学3年生の時にスカウトされて大相撲に入り、期待されながらなかなか優勝を果たすことが出来なかった。精神的に弱いとも言われ、本人も悩んだことだろう。特に昨年は同じ大関の琴奨菊や豪栄道が初優勝して、焦りがあったことだろう。 新聞でお父さんの発言を聞いて驚いた。何という冷静な人なのだろうと感じたものだ。その後、この父親がボクサーだったことを知った。プロの厳しさを知る父親が自分の子供の実力を信じ、わずか15歳の少年を大相撲に進ませた勇気を称えたい。 技能賞は御嶽海。前頭筆頭で11勝4敗。今場所は2横綱2大関を破った期待の日本人力士で、精神力も強い。もう一人の技能賞が12勝3敗の蒼国来。中国人力士でかつて八百長事件に関与したとして一度は引退となった。だが無実だとして日本相撲協会を相手に訴訟に踏み切り、勝って再び力士として土俵に上がった逸話の持ち主。それだけ相撲に対する情熱がある証拠だろう。 殊勲賞は11勝4敗の貴ノ岩。モンゴル人力士で、貴乃花部屋の所属。上位の壁にぶつかり、なかなか勝てなかったのだが、精進が実って実力がついて来た。敢闘賞は小結の高安で成績は11勝4敗。稀勢の里と同部屋で、今場所は優勝を争う白鵬や貴ノ岩を破り、兄弟子の稀勢の里を援護射撃した。 その一方、横綱白鵬の力が確実に衰えて来た実感がある。今後どう力を取り戻すかに注目したい。そして琴奨菊の大関陥落も決まった。ちょうど1年前の初優勝を思うと、天国と地獄の差だろう。来場所は関脇だが、10勝を挙げて再度大関に上がれるかどうか。人柄に惚れ込んで自ら琴奨菊にアプローチした可愛い奥様の心情を察する。 この他にもテニスの全豪オープンや卓球の全日本選手権についても書く予定でいたが、長くなったのでここで筆を置くことにしたい。う~む、残念。
2017.01.24
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私が住んでいる仙台は太平洋に面しており、冬の間も滅多に雪は降りません。そこでたまに降る雪を撮影し、その写真に合わせて俳句を詠む試みを行ってみました。今日で4回目です。読者の皆さんが飽きないよう、少し間をおいて載せています。 凍る道冬の山道雪の径 *みち 洟すすり咳こんこんと登る坂 *はな *せき 雪道の二手になりて分かれけり 雪の坂登りし先に白き天 石垣も斑模様に雪積もる *まだら 枯草や精一杯の雪の舞ひ 雪の畝口をへの字の葱の列 *うね *ネギ 林未だ夢より覚めず雪の中 どっしりと雪受け止めし幹太き 見ゆるものすべて凍れる景色かな 雪の橋心許なき帰り道 *こころもと 雪の川せせらぎの音途絶へたる *とだえ 紅仄か雪積む庭に花独り *ほのか *ひとり 白南天雪にも負けぬ皓さかな *しろさ 南天の雪を背負ひし力業 *ちからわざ 大寒や雪に恨みはあらねども *うらみ 残菊や雪にも心折れぬまま 俳句はど素人の私ですが、今頃の季節は割と作り易く感じます。なぜなら知ってる季語の乏し私にもごく簡単に想像出来るからです。雪、凍る、寒さ、寒の入り、小寒、大寒、咳などが恐らく該当しているのでしょう。 でもそれをどう使うのかが勝負。ただ言葉を並べても、俳句や短歌や川柳にはなりません。最も効果的な言葉を、最も効果的に配列して読む人の心に訴える詩を書かなければならないからです。だからたった十七文字をどう選ぶか。その真剣勝負が面白くて私は俳句を詠んでいます。雪の写真はまだありますが、今回俳句を添えるのはこれでお終いにしますね。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
2017.01.23
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私は折に触れて写真を撮っています。ほとんどはテーマを決めてのものですが、たまには形や色合いなどが面白いと感じてシャッターを押すことがあります。そんな写真を溜めておいて、時々展覧会をするのが楽しみでもあるのです。では今日もそんな写真を何枚か紹介しますね。 初めは空の写真を何枚か。 こちらは水鳥の動きに揺らぐ沼の水です。波紋が素敵ですねえ。 反射して光る沼の水です。 家の壁に張り付いているツタの茎。すっかり葉が落ちた感じが素敵です。 上の写真と同じ場所。電線がアクセントになっていますね。 樹の幹の形と色の面白さに惹かれて撮影しました。 樹の幹のツルツルした触感と色の変化が面白いと感じました。 枯れたムクゲの実ですが、私にはとても美しく思えるのです。 雪を被った実。モノトーンもまた美しいですね。 ヘクソカズラの雪のピラミッド。面白い形を発見しました。 カーブミラーの不思議な世界。雪の日の山道にて。 これまでも何度か登場した車輪。閉店したお店の看板でした。 近所の神社裏の広場にある休憩所です。 ドーム部分を拡大しました。 退屈でしょうが、まだ続きがあります。最後までどうぞお付き合いくださいませ~!!<不定期に続く>
2017.01.22
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このシリーズも今日が最後である。第1回、第2回は私が通っている床屋さんのキッズコーナーを紹介した。今日もその残りが3枚ほどある。それだけでは足らないので、街中で撮った写真やある展示場で撮った写真も加えて「ごった煮」にして見たが、さて首尾はどんなもんだろうね。 ここはある床屋さんのキッズコーナー。男の子が好きそうな赤い消防署の車がありました。 これも男の子向きでしょうか。色んな乗り物や怪人が並んでいます。 これも男の子用のキャラクター各種。床屋さんの苦心が偲ばれますね。 これは近所の商店街のとある店頭で見かけたネコちゃん。奇抜なデザインですね。 これも同じ店頭で。可愛い子供同士でのキスの一コマです。 これは街中の幼稚園の塀に張ってあった看板です。 これはある展示場で見かけた玩具です。 ここからはある展示の幼児が描いた絵の紹介です。 3歳児のテーマは「どうぶつえんにいったよ!」。天衣無縫な作品ばかりですが、とても上手ですねえ。 次は4歳児のテーマです。 4歳児のテーマは「クリスマスツリー」ですが、意外とまともですねえ。(^^♪ ほら、すごいでしょ?どれも堂々たる作品ですね。 5歳児のテーマは「こんないきものがいたらいいな」です。 子供たちが自由に想像して描いた「いきもの」ですが、さて出来栄えは? ほらね。面白いいきものがたくさんいますよ。 5歳児にとっては少々難しいテーマだったかもねえ。 話は変わりますが、私はTVの番組で宮城まり子さんが主宰する「ねむの木学園」の障害者が描く絵を観たことがあります。生まれながらにして障害を持った人たちが、宮城さんの自由な指導で芸術に目覚めて行く過程、そしてその作品の見事さに目を奪われました。きっと美や芸術には人間の本能を刺激し、隠れた才能を引き出す力があるのでしょうね。
2017.01.21
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最近は予約システムを使ってブログを書いている。これで朝の負担がかなり軽くなり、ゆっくり眠れるようになった。朝の4時半の私の部屋はとても寒い。室内でジャンパーを着るだけでなく、手には手袋をしてキーを叩く。厳寒期の今は、それでも手がかじかんで血圧が上がる。これでは体に悪いだろう。そう思いつつ、じっと我慢していたのだった。 朝の多忙を理由に、ブログ友への訪問もかなり遅らせている。朝食の準備と食事。洗濯や掃除がある場合はそれを優先。思い立ったら予め幾つかの料理を作り、買い物にも行く。今は自分の都合が最優先だ。それで少し心身の余裕が出て来た。 何度か雪は降ったものの、畑の野菜はそのまま放置している。いつもは抜いて土の中に倦めている大根もそのまま。これはあまり土の上に出てる部分が少ないため。これで風呂吹き大根やブリ大根を作っている。葉っぱは味噌汁の具になるし、皮と一緒に刻んで漬物も作る。 白菜は虫の食った外の葉を取ると中身は小さくなるが、新鮮でとても美味しい。鍋物、炒め物などにも重宝している。冬菜と春菊はお浸しや鍋物、味噌汁の具に。本当はトマト、キュウリ、ブロッコリーなども買いたいのだが、じっと我慢。その分安売りのリンゴで代用している。 物の名前を思い出せなくなることが増えた。例えば花の「カサブランカ」。まるで脳内のスイッチが突然切れたように忘れ、またふっと思い出す。先日は世界地図の地名索引で、カサブランカを捜した。モロッコに同じ名前の都市があった。これで今後は忘れても思い出す手掛かりになるはず。変な方法だが、誰にも迷惑をかけている訳ではない。 漢字はそこそこ読めても、字を書けなくなった。昔は先ず横線一本を引いたものだ。そのうちに思い出せた。今はその方法も無理。パソコンで変換すれば即座に字が現れる。それで何とか文章が書けるだけの話。漢検や英検受験に励む高齢のブログ友の努力に敬意を表したいが、私には到底適わぬ夢だ。 最近はじっくり新聞を読むことが増えた。元旦から購読紙を変え、安心して記事を読めるようになった。これが大きい。時間の使い方が変わったし、大袈裟に言えば世界の風景が違って見えるようになった感じ。嬉しい誤算だ。信用出来ない記事を読む虚しさから解放された喜び。同意を示せる喜び。さらに深く考えられる喜び。私にとっては、こんなものが心の平安になっている。 イギリスのメイ首相がEUからの離脱を言明した。トランプさんは早速歓迎の意をツイッターで示したが、フランスのオランド大統領、ドイツのメルケル首相はお冠である。EUからの離脱は先の国民投票で決まったものだが、男性党首はその後さっさと逃げ出した。正式に離脱となるのは2年先のようだが、イギリスはヨーロッパ圏内の貿易や経済政策でもきっと苦心するように思う。前途多難の船出だ。 今日はトランプさんがアメリカの新しい大統領に就任する日。だが、国家的な行事である就任式に、不参加の議員が60名もいるそうだ。自分への批判に対して、片っ端からツイッターで反撃しているトランプさん。その激しい言動を嫌ってか、国民の支持率はわずか40%。一方不支持は52%とか。アメリカ史上始まって以来の不人気な大統領の誕生で、当日も100団体が就任反対のデモを予定してる由。 彼は孤立するイギリスとの貿易を推進したいと、早速救いの手を差し伸べた。ロシアとの関係も見直すようだ。日本へも自主防衛を迫るトランプさん。極めて極端だが、そんな考え方もあるのかと思い知らされた。マスコミの一部には、彼の早期辞任を予測するものもある由。これまでの常識に囚われない大統領に一体どんなことが待ち受け、世界は今後一体どう変わって行くのだろう。 ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「自分の姿が一番尊いと信じて、自分一人の生き方をする」。 これまで紹介して来た彼女の言葉は、著書の中で一際大きな文字で表された箇所でした。それが一番象徴的だと感じて、紹介したつもりです。その大きな活字の言葉も今日が最後になりました。 若くして肺結核で入院し、最良の治療を受けて生還したこと。24歳で実家を飛び出し、その後自分一人で生き抜き、アメリカで新たな表現方法を開拓し、今では様々な美術館に作品が展示されていることなど、彼女の人生はきっと苦難の連続だったことでしょう。 そして103歳の今でも、彼女は矍鑠(かくしゃく)として生き、日本女性の魂とも言うべき着物姿を通しているのです。偉大な大正人に心から拍手を送りたいと思います。
2017.01.20
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昨日は少し寒さが緩んだので、久しぶりに走ってみました。道路の雪は大部分融けていましたが、日陰にはまだ残っていましたよ。そして日陰の坂道は危険なので、新雪の部分を踏むようにします。その方が滑らないのです。さて、今日もしつこく雪の俳句です。ひょっとした「もう勘弁!」と言う方も居られるでしょうが、我慢してお付き合いくださいね。 鵯の声鋭くも影見へず *ヒヨドリ モノクロの景色佳きかな冬の朝 無花果の喰はれざるまま雪迎ふ *イチジク 雪の下枝耐へ忍ぶ風情かな 雪降る日辛夷の小枝震へけり *コブシ 寒さうな裸の枝に積もる雪 凍る樹々天に救ひを求めたり さらさらと杉より落つる雪の音 杉の枝まとわり着くや雪の珠 梅はまだ氷のやうな蕾かな *つぼみ 植木屋の苗にも白き雪の精 飽きもせず欅突っ立つ冬の空 しなやかな竹にも重き今朝の雪 三椏もすっぽり雪に包まれて *ミツマタ 項垂れし三椏未だ春遠く *うなだれ 雪の日も山茶花明るき花の色 ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「人生は山あり谷あり。ようやく平地を得たとき、感謝して大事にする」。 本文で彼女は「人生のなかで自分が立ちうる立場は、そうどこにでもあるわけではありません。それだから、ようやく得たときは、感謝の思いを歌に込めています」。 103歳の彼女が歌を詠むことを初めて知りました。それより驚くのは、その歳になっても自らを厳しく律し、戒めていることです。そして今、自分が受け入れられていることに心から感謝している謙虚な姿です。
2017.01.19
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「雪を詠む」シリーズと交互に掲載しています。前回このシリーズを開始した際、キャラクターの名前を教えてくれたブログ友がおりました。こうさんとシルビアさんです。お二方共、どうもありがとうございました。そう言えば聞いたことがある名前もありましたよ。 では今日も、私が行っている床屋さんのキッズコーナーの写真です。もちろん許可を得て撮影しています。 左はご存じ「アンパンマン」。作者はやなせたかしだったかな?右は機関車トーマス。確か富士急の電車に、トーマスの車両があったと思うのですが。 のんびりしたドラえもんの表情に癒されますね。 このネコちゃんが妖怪ウオッチなのだとか。そう言えば聞き覚えがありました。以下同様。 こんなキャラクターが爆発的な人気とは、爺には理解不能なのですがねえ。 このウサギさんの名前はミッフィーで良いのかな? バス停の前には、ミッフィーらしいウサギさんの姿も・・。 かつて一世を風靡したドラゴンボールのヒーロー。 男の子が喜びそうな「少年突破バシン」(左)と「ドラゴンボール」(右) 右側の水の滴みたいなキャラクターは、前回も登場しましたね。 キン肉マン(中央)とクレヨンしんちゃん(奥) 左奥には女の子の大好きなキティちゃんも。 ご当地ならではの楽天のユニフォーム姿のタヌキ。 ほのぼのとしたフラダンサー。 花のすだれはいかがです? クリスマス前だったので、プレゼント用の靴下もありました。 今日の最後は折り紙細工です。 <不定期に続く> ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「未来永劫、全人類にとってありがたい、母という存在」。 彼女は記します。「母がいるから人は生まれ、母性に見守られて育つ。神様の次に全人類がその価値を認めざるをえないし、未来永劫、人類が存在するかぎり、尊い価値であることに変わりはありません」とある。また「行きたい道を行きなさい、と言ってくれた私の母」とあります。母の存在は偉大かつ絶対です。
2017.01.18
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思わぬ寒波襲来で、各地に大きな被害が出ている。私が住む仙台でも、珍しく3日連続の雪の朝になった。JR仙山線や高速道路の山形道では、事故のため一時通行止めとなったが、皆さんの地区ではいかがだろうか。そしてセンター試験の受験生たちも雪で苦戦したようだが、大丈夫だっただろうか。 一昨日読んだ新聞にある俳優が随筆を書いていた。私より11歳年長の方。いかにも温厚で、何不自由なく暮らしていると思われた人が、意外に厳しい述懐を漏らしていたことに驚いた。 彼が書いた文章だが、老人の死は決して安らかなものではないと言う。それは願望であって実際とは異なると言うのだ。曰く、老人は自分の肉体や精神が少しずつ衰えて行くことを知らされ、不安に苛まれながら孤独で苦しみながら死を迎えることを覚悟すべきと言うのである。 そう言えば女性社会学者が書いた「お一人様の老後」とか言う本もあった。昔なら病気であっさり死んで行った老人が、医学が進歩し栄養豊富な今は誰もが長生きする高齢化社会。だからその先にある「死の形」もこれまでとは異なるとの論法だ。確かに核家族化と高齢化が進めば、たった1人で死んで行くケースが増えるのは間違いない。これからは覚悟を持って生き、覚悟を持って死ぬ勇気が必要なようだ。 雪こんこんこの世は常に会者定離 雪十度苦しみ抜きし先の春 雪の山幾度見ても冬の山 足跡の何処に向かふ雪の径 *いずこ *道 新雪の轍の横に犬の足 *わだち 雪しんしん空き家の庭に雪しんしん 雪の朝団地も白き雪の中 雪降れば枯れ野も夢に包まれて 校庭に人影もなし雪の山 冬の畑白菜雪と戦ひつ 雪除けの笹も震へる寒さかな 雪の畑未だ小さき葱の苗 *ネギ 山頂の病院雪で消へにけり 蝋梅の香りも雪に消されたる <不定期に続く> ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「親子といえども、伝ええぬこともあったのではと想像する」。 これは篠田さんが自分の父親について語った言葉。本文には「家ではたいへんに怖い存在でしたが、父の遺言を思うと、私に言っておきたいと思ったことは、たくさんあったのかもしれないけれど、なにも言えなかったのかもしれない。折に触れて表現していたのかもしれないけれど、私には伝わっていなかったことがずいぶんあったのかもしれない、と想像することがあります」。 母親の愛情はとても具体的で子供にも直ぐ伝わる性質のものだ。だが父親の愛情は抽象的で、なかなか子供には伝わり難いものだと思う。3人の子供の父親である自分も、今そのことを強く実感している。
2017.01.17
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豊洲市場の地下水から、異常な値の汚染物質が検出されたそうだ。まずベンゼンが環境基準値の79倍の高濃度。次にヒ素が3.8倍。そして検出されてはいけないシアン。これは猛毒で、存在してはいけない物質。こんなものが出たら、生鮮食品を扱う市場に適さないことは明白だ。 だが、今回の検出結果には以下の疑問もあるのだとか。1つ目はこれまでの検査業者と異なる新しい業者だったこと。つまり検査の方法が一定ではなかったことも考えられる。2つ目の要素は、排水機能を使用した直後だったこと。それで数値が大きく変わったことが考えられるらしい。だが、気化するベンゼン以外は地下深くにあり、地上には全く害を及ぼさないとする研究者の声がある。 検査は今後も続けるようだが、新市場への移転がさらに困難になったような気がしないでもない。最終的な検査結果に基づく科学的な判断と、汚染物質から隔絶する方法を採れば移転も可能なのかどうか。いずれにしてもこのままズルズル放置することは出来ないと思うのだが。 豊洲市場問題で苦悩する小池都知事だが、東京オリンピック会場と経費の問題も依然暗中模索の状態だ。その渦中の人が、先日テレビ前に現れた。首には涼し気なネッカチーフをして。その図柄を良く見ると、東京オリンピックのロゴが入っている。どうやら特別にデザインしたネッカチーフを特注で作ったようだ。そしてもう一つは、例の「市松模様」の入ったデザインのトートバックも。 資金不足を強調する組織員会の森会長に対する「当てつけ」みたいだ。口を開けば「組織委員会にはお金がない」と言う会長。もっと頭を使えば資金は集まる。ネッカチーフもトートバックも、その例を示したのだろう。そして使用済みの携帯電話やIC機器から金や銀などを抽出して、オリンピックのメダルを作る案も示した。いわゆる「都市鉱山」の活用だ。資金分担方法の決定も、そろそろ急がないとねえ。 今、インターネットの世界で、「にせのニュース」が流行しているそうだ。これを「フェイクニュース」と言うらしい。イギリスではそれを識別しネットから追放するシステムを開発中とのこと。困ったことに悪意を持って世論を誘導しようとする試みは以前からあった。人の世には陰謀が付き物なのだろうか。つい先日終わったアメリカ大領領選挙に関する、世論操作にもこのフェイクニュースが使われていたのだろう。 韓国の「慰安婦像」も中国の「南京虐殺」も私は悪質なでっち上げだと思っている。両国では幼少のころから徹底した反日教育が行われている。戦時中のアメリカの調査によれば、日本の従軍慰安婦には自由があり、高給を受け取り、平均年齢は22歳だった。だからあんな「少女」はいないし、強制連行された事実もない。 人口25万人の南京市民が2か月で30万人殺されたとする中国。その2か月間、中国軍は無抵抗だったのだろうか。そして「事件」の1か月後には人口が25万人に戻っているのもおかしい。あの国では昔から為政者に都合の良いよう歴史がねつ造されて来た。内モンゴル、チベット、東ウイグルを奪い、天安門広場で多くの市民の命を奪ったのも、全ては戦後のことだ。 安倍総理が外遊している。今回の訪問先はフィリピン、オーストラリア、ベトナム、インドネシアの4か国。アメリカの行方が変動的で読めない中、アジアの平和と繁栄を願って、さらに強い絆を結ぼうとする試みだろう。 さて、私は12月の末にハワイで行った総理の表明を高く評価している。過去の戦争を反省し、新たな関係を築き上げようとする我が国の立場を明確に述べるものと感じた。8年間のオバマ政権下で、最初のうちは信頼が得られなかった安倍総理。慰安婦問題や靖国参拝で間違った認識が当時のアメリカにあったのだ。 その誤解を、安倍総理は具体的な行動で解いて行った。これだけ辛抱強い首脳はそうざらにはいないだろう。常識や世論に左右されない強い指導者。その勇気ある行動を称えたい。 何かと話題の多いトランプさん。アメリカ国民の声が大きく割れ、まだ大統領就任前だと言うのに、連日ニュースの種になっている。そのトランプさんは、ロシアへの経済制裁を解きたい意向らしい。プーチン大統領とも直接会って会談したいし、ISの撲滅にはロシアの協力が欠かせないとの認識だ。 首脳部人事でも大揺れの次期政権。トランプさんが大統領になっても、直ぐに力を発揮するのは無理と言うのが専らの評判だ。そして100日間は「蜜月期間」と通常言われているマスコミとの関係も、険悪なままのスタートが予想される。前途多難な船出だが、強気な経済人のトランプさんがどう舵を取って荒波を乗り切るか見ものだ。 さて、生前譲位の意向を示された天皇陛下だが、政府はその意を体して平成31年の元旦から新元号を用いることにしたようだ。混乱を避けるために、新元号は少なくともその半年前には明示される由。これで2年後には新しい時代を迎えることになる。色々論議はあるだろうが、私は陛下の健康のためには良かったと思う。 皇太子殿下や妃殿下の心中はどうなのだろう。そして男系皇位継承の原則から言えば、秋篠宮様が皇太子としての扱いを受けることになるのだろう。この際、皇室の在り方について論議する必要性はないのだろうか。後2年後まで私が生きている保証はないが、新元号がどんな名称になるのか知りたい気持ちが強いのも事実だ。 今日は長くなったため、「103歳の言葉」はお休みします。
2017.01.16
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殺風景な「雪を詠む」の合間に別なシリーズを入れようと思います。こちらは題して「子供の世界」。床屋さんや街中で撮った、子供が喜びそうな写真です。この2つを交互に載せたら、まあ退屈しないで済むかなとの思いです。最初は私が行っている床屋さんのキッズコーナーの紹介です。 いきなりですが、キッズコーナーには、こんな車が置かれています。自由な運転は出来ないようですが。 壁には、こんな時計が。これは怪獣なのでしょうか? 上の段には各種のヒーローたちが、下の段には動物(犬)の折り紙。 この顔は何かの漫画の主人公だったような気が・・。 これも何かのお話のヒーローなのでしょうが、私は名前を知りません。 右側がアンパンマンなのは分かりますが、左側はだれ? この少年。いかにも悪ガキっていうような顔をしてますねえ。まあ怖い! これらの「しずくの精」のようなのも、何かのお話に出て来るのかな? こちらも悪ガキみたい。物騒な表情ですねえ。 こちらは何ともとぼけた表情のキャラクターたち。 こちらは猫が主人公のようですね。 花になったスマイルマークです。 こちらは色違いのスマイルマークです。 キッズコーナーの前面にこのような楽しい仕掛けが。 ジグゾーの一片ですが、かなり大きなものでした。 撮影したのはクリスマスの前だったので、こんなサンタさんも。 こちらは猫が武士になって活躍するのかなあ? 何だか良く分からないキャラクター?? 何か字が書かれていますが読めませんねえ。 最後もジグゾー型の漫画です。 こんな風に、床屋さんも子供達に来てもらうための工夫を凝らしてるんですねえ。なお、これらの写真はお店の方に断って撮影させてもらったものです。<1日おきに続く> ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「時宜に適って、人は人に巡り合い、金の言葉に出逢う」。 若い日のこと、篠田さんは結核と診断され、隔離病棟に収容されたそうです。絶望的になっていた時、一人のドクターが症状と治療法を丁寧に説明してくれ、必ず治りますと断言してくれたそうです。これはその時の話。苦しみの絶頂で聞いたその言葉は、若い彼女を再び光の中に取り戻してくれたのです。 当時の結核はとても厄介な病気で、命を落とした人も少なくありませんでした。「医者の「治りますよ」で、私は死病から生還した」と、彼女は綴っています。 今日は書いている途中で誤作動が起きて苦労しましたが、一度公開した後で、修正を試みました。無事更新出来てホッとしています。
2017.01.15
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ある朝目覚めたら、外は一面の銀世界。あたふたと朝食を済ませて雪を撮りに家を出た。つい最近のこと、自作の俳句を3日連続でブログに載せたら、アクセス数が半分に減った。それでも懲りずに俳句を詠む。しかも今度のテーマは雪だから、色気も全くない。まあブログを始めた頃は手探り状態だったので、それに比べたらまだ良いのかも知れない。最後までお付き合いいただけたら嬉しい。 目覚むればただ一面の銀世界 指先の冷たき朝の目覚めかな 玄米に鰯一匹冬の膳 幻日や小雪そろそろ止まんとす *げんじつ 葉の落ちし小枝に重き雪の色 柿の木の仁王立ちして冬の畑 雪中にカサブランカを捨てし人 竹の雪思はず腰の曲がりたる 雪の日や五葉の松の慌てぶり 川寒し流るる傍に萎れし実 冬の川町内老人ばかりなり 生も死も超越したる雪の色 捨てし夢幾つありしか冬の山 この冬も逢ひたる雪の懐かしき 山茶花の凍てつきさうな色形 山茶花の蕾に重き試練かな 荒れし日や風雪蝋梅の灯り消す 雪被る南天の彩目出度けれ <続く> ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「運命の前では、いかなる人も無力。だから、いつも謙虚でいる」。 誰の言葉かは分からないが、小さな字で「どんなに愛する人でも、いつ奪われるかわからない」とある。本当にそうだ。最近著名人の訃報を聞くと、必ず享年を調べている。私より年長の方が多いが、中には若い方もおられる。きっとそれぞれにご家族がいることだろう。 たった1人で生きて来た篠田さんにしてこの述懐。運命とはそれほど軽く口に出来る言葉ではない。だからこそ真実を知れば知るほど、人は謙虚になるのだろう。
2017.01.14
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一昨日の夜のこと。私は布団に入りながら、あるダイエット番組を観ていた。若い女性をアルコールを大量に摂取するグループ、スナック菓子をご飯代わりに食べているグループ、ご飯だけを大量に食べているグループ、肉類を大量に食べているグループの4つに分け、それぞれに相応しいダイエット方法を指導し、ある期間中にどれだけ体重を落とせるかを競うものだった。 ご飯に塩をかけて1度に2合も食べる人、寝ながらずっとスナック菓子を食べている人など、普段の暮しは信じられないものばかり。苦しんでダイエットするくらいなら、もっと食べる量を減らしたら良いのにと思うのだが、きっと抑制が効かないのだろうねえ。 優勝者は80kgから58kgくらいまでに落ちた女性。結局は参加者全員が15%以上も体重減に成功した。フィナーレのダンスも見事で、実に様になっていた。 それから寝ようとしたのだが、急に右足が攣った。ランニングのレース中に、痙攣をしたことがあった。まだ走り方を知らないで、高温の中長距離を走った時などだ。大量の汗を流して体内のミネラルを失った結果だ。でもその日はゆっくりと9km走っただけだったのだが。何度も痙攣が起きるため、結局睡眠薬を飲んだ。そして8時間以上グッスリと眠った。 次の朝カーテンを開けると、外は雪だった。前日も日中から小雪が舞っていたが、夜の間に少しだけ積もったようだ。朝食後、私はカメラを持って散歩に出かけた。色んな雪景色を撮る。そして俳句を詠めたら嬉しい。そんな気持ちで夢中になり、良い被写体がないかを必死で探した。多分3kmほど歩き、80枚以上の雪景色を撮ったはず。その合間にも、「五七五」を口ずさんでいた。 帰宅後、私はリュックを背負って近所のスーパーへ行った。買ったのはお菓子類とコロッケなど。少し前の「試してガッテン!」で、ピーナツの脂が血管の若返りにとても良いことを知ったからだ。ちょうどピーナツが切れていた。それに甘いものも食べたくなっていたのだ。コロッケはカボチャのが売り切れで、カニ肉入りのクリームコロッケが値引きしていたので買った。ごくささやかな買い物だった。 帰宅してパソコンを立ち上げると、ブログのアクセス数が全然伸びていない。俳句を載せた「冬を詠む」になってからだ。初日は845件だったのが、第2日目には544件にまで落ち込み、3日目もほとんど伸びない。 これはショックだった。自分としてはかなり苦労して作り上げた「作品」だった。中には「良いね♪」と書いてくれる人もいるが、それは普段から付き合いのあるブログ友で、大部分の読者にとっては面白くないのだろう。苦労とは反比例の結果に、雪の写真の整理も中止してしまった。結局3日目は406アクセスに留まった。 オバマさんが退任に先立って挨拶をした。人権派の大統領らしい格調の高い演説だった。その後、トランプさんの記者会見がトランプタワーであった。彼は当選後、初めての記者会見。ツイッターでは一日に何度もつぶやいているのに、取材には一切応じなかったのだ。その間に、中国、ロシア、日本にも言及し、幾つかの自動車メーカーを名指しで非難した。 初めての記者会見も散々な内容だったようだ。ごく一部の報道以外は、ほとんどを敵に回した感じで、今後の政権の前途に不安なものを感じる内容だった。韓国もそうだがアメリカも国民の意見が完全に2分して大揺れ状態だ。果たしてこれから世界はどう動くのだろう。 ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「身を挺して、悩み苦しみを書き著した天才・芥川と太宰」。 補足には「人はどう生きるべきか、永遠のテーマで正解はない」とあります。103歳の篠田さんが文学について語るとは意外でした。私は芥川も太宰もほとんど作品を読んだことはありません。なぜか虚無的な雰囲気が嫌いなのです。 でも彼女の言いたいことは良く分かります。2人の作家は、自分でもどうしようもない悩みを、彼らの作品にぶつけたのでしょうね。「人生に正解はない」。今その言葉を、身に沁みて感じている私です。
2017.01.13
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散歩中に撮った写真と俳句の組み合わせも、今日で3日目になりました。よほど興味がある人以外は、きっと飽きて来たことでしょうね。でも今日で終わりですから、もう少し辛抱してお付き合い下さいませ~!! 紫陽花の夢破れけり枯野原 冬の日に枯れ紫陽花の立ち尽くす 枯れるのも輪廻なりけり冬野原 冬の庭打ち捨てられし花梨かな *カリン 正月も無地の着物や白南天 冬空の少し明るき家路かな 山茶花もひれ伏し拝む石の塔 冬の沼水鳥忙しき波紋かな *せわしき 鴨の冬餌やる人の影もなく 群がりて離れて鴨の冬姿 冬の鴨孤独なりしかなかりしか 鴨三羽命温めし冬陽かな 冬空や軒先の蔦龍と化す 事始め折り鶴蘭の勁きかな *オリヅルラン *つよき 冬の雨柚子の小坊主泣かせけり *ユズ 木瓜咲きて変動の年始まりぬ *ボケ 蝋梅の微かな灯り春を呼ぶ *ロウバイ *かすか 春恋し蝋梅蕾堅くして 冬の夕蝋梅闇に紛れたる *まぎれ 冬時雨ジュリアンの恋終はりたり 少年の眸の先の冬景色 *ひとみ ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「懐かしい人との時間は、鮮明に生き続けている」。 60年前、とある小料理屋で食事した時のこと、店の柱に蝶々が停まった。男は店の主人から品書きを書く「経木」(きょうぎ:木を薄く削ったもので、物を包んだり、字を書いたりするのに用いた)を借り、それに俳句を書いて女に渡した。 秋深し柱にとまる胡蝶かな 男は詩人の三好達治。そして受け取ったのが若き日の篠田桃紅さんだった。その光景が、今でも強く脳裏に焼き付いていると彼女は言う。きっと詩人の魂は、それを知ろうとする者にしか見えないのだろう。
2017.01.12
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さて、今日も散歩中に撮った写真と俳句の組み合わせである。写真は70枚ほど撮ったが、その大部分に自作の俳句を添えて見た。まあ、これも頭の体操みたいなもの。写真を観ながら五七五の語調を整える。幸いにも今の時期なら、季語めいたものが思い浮かぶ。 17文字の中にも完結した「詩」がある。そしてその世界を句の中でどれだけ広げられるかだ。後は写真の順番をどのように並べ、全体でどんな物語を作るかが勝負。御託を並べているよりも愚作を見てもらう方が早いかも知れない。では早速第2弾をば。 年男終へて厳しき冬の空 古稀過ぎて一際寒き冬の朝 冬木立わが人生に似たるかな 初春の柘榴死んだか生きてるか *ザクロ 枯草の立ち尽くしけり冬の沼 冬の日や桂欅も裸木なり *カツラ・ケヤキ *らぼく 冬空を突き破らむと棕櫚立ちぬ *シュロ 冬の川流るる先に見へぬ海 哀しみを辛夷の冬芽耐へるごと *コブシ 冬囲ひ酉年の風冷たくて 三椏の夢も凍へる寒の入り *ミツマタ *こごえ 三椏や枯れ野の色に溶け込みて あら嬉し三椏ほんのり春の色 陽は温しヴィオラ初春の夢を見ぬ *ぬくし 初夢や孫遠くして逢はれざる 年明けて残菊未だ盛んなり *ざんぎく 山茶花の淡き初夢花弁散る *かべん 山茶花の夢それぞれに咲かむとす 冬の径知らん顔してアリッサム *みち アリッサム寒の呼吸は静かなり 朗らかにパンジー冬陽独り占め パンジーも冬の花だと主張せし 年神の訪ねて来たる扉かな ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「志ある友は、友であることが誇らしい気持ちになる」。 これはもう何も補足する必要はないだろう。本当にその通りで、現在のブログ友の中には、そんな方が何人か存在する。小さな文字で「物くれる友は、やはりありがたいけれど」と結んであるが、私は物などくれなくても、切磋琢磨出来るだけで十分だと感じるのだが。
2017.01.11
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今から15年ほど前のこと。私は雪深い北陸の山の中で勤務したことがあった。ちょうど足を傷めていて、走ることも出来なかった頃だ。そこでひらすら歩き、暇なついでに自己流の俳句を詠んでみた。当然のことだが、私は季語も知らない。ただ五七五の17文字を呪文のように唱えていた。 それでも小学生の頃から詩を書き、中学校の修学旅行で初めて短歌を作り、作文も好きだった私は言葉に対する気構えだけは備えていた。そして1年間で千句を超える俳句を詠んだ。そのほとんどは無季語のものだ。ど素人なので恥ずかしくはないが、再び俳句を詠むようになったのは、つい最近のことだ。昨日は今年初めて散歩しながら写真を撮った。それに併せて詠んだのが以下の句。ご笑覧いただけたら嬉しい。 今にでも雪降りさうな空の色 一様に行儀正しき冬の杉 冬空の向うに一人山静か 地蔵尊誰が手向けし冬の花 冬寒や地蔵涙を溢しけり 葦枯れてただ公園の冬景色 水鏡冬の公園人もなく 冬の沼波紋無言で広がりぬ 新年もヘクソカズラは枯れしまま 実も枯れて新年寿ぐ人のなし 寒の入り無花果の実の萎れけり 鵯の一声高く朽ち柘榴 小寒や木の実ひたすら春を待つ 冬の陽やバラの若葉の美しき 冬薔薇儚き色の夢を見し 霜枯れの苑に優しき薔薇の花 赤き実の喰はれもせずに年越しぬ ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「人との競争で生き抜くのではなく、人を愛するから生きる」。 かつて私のブログに「人生は勝つか負けるかだ」とコメントした女性がいました。それに対して私は、確か「そんなことはない。それ以外の生き方もある」と返事したような覚えがあります。 今振り返ると、その方はアメリカ人の無職の夫を持ち、アメリカで働いていた方でした。その女性にとって、アメリカでの暮らしはまさに勝つか負けるかの毎日だったのかも知れません。でも同じアメリカで新たな芸術を切り拓いて来た篠田さんは、決してそうは言わないのです。
2017.01.10
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1月某日。朝の4時30分に予約したブログが自動公開。5時半に起床し、ブログ友などへのコメント記入。6時半洗濯開始。6時50分自室清掃開始。7時30分から朝の連続ドラマを観る。7時46分朝食準備。8時朝食開始。8時20分資源ゴミまとめ開始。8時40分掃除機のゴミを掃除。8時50分洗濯物を干す。9時布団を干す。9時5分風呂掃除。 10時近所のスーパー2か所へ買い物。11時45分に帰宅し、買い物した食品などを収納。12時昼食を調理し、引き続き昼食。12時40分魚や肉類を区分。サンマの腸を抜き、うち3匹は開いて一夜干しに。マグロの切り身は醤油に漬け、刺身になりそうな部分は刺身皿に盛りつけ。13時畑から野菜を収穫し、大根の一部は刻んで漬物にし、冬菜はお浸しにする。 14時30分洗濯物と布団を取り込む。その後翌日のブログの原稿を書いて予約。18時30分夕食準備。18時50分夕食開始。その後食器を洗う。以上の間にもブログへコメント記入。10時就寝。 1月某日10時30分ランニング開始。今年のランニング始めとなった。天気が良くて気温も少し上がり、体調もまずまずと判断してのこと。夜半に弱い脈の乱れを感じたが、走り出す前、走っている途中、走り終わった後も異常なし。ゆっくりと9kmを走って気持ちの良い汗をかいた。元ウルトラランナーは、やはり走れると生きている実感を感じる。これからも体調に注意しながら走りたい。 午後はTVで囲碁を観た後、NHKのアーカイブスで、酒井大阿闍梨の千日回峰行を観る。奥様の自殺にショックを受けて延暦寺に入り、54歳で最初の千日回峰行。連日40~80kmの山道を歩き、9日間は不眠、不食、不臥で読経。千日で地球1周の4万kmを踏破。 まさに生きるか死ぬかの荒行だが、彼は60歳の時にも再度この行を達成した。2度の達成は、史上3人目の偉業だそうだ。雪の山道を飛ぶように歩く姿は、まさに天狗かと思われるほどだった。87歳で遷化(死去)された由。 その後政治番組「〇〇委員会」を観た後、16時30分から大相撲初場所をTV観戦。年末に心臓の手術をした北の富士さんは今場所の解説から外れた由。幕内の後半戦から天皇陛下と皇后陛下が来場され、天覧相撲となる。その最初の一戦で遠藤が破れた。注目の新関脇正代と横綱白鵬の一番は、初日一番の好取組と期待していたのだが、白鵬が実力の違いを見せつけた。久しぶりに優勝を狙っている気配を感じた。 18時からBSで、大河ドラマ『おんな城主直虎』の第1回を観る。徳川幕府を支えた重臣、井伊家の先祖の物語で、嫡男がいなかったため女ながらに家を継いだと言う設定になっている。だが放送開始前になって新資料が発掘され、井伊直虎は男だったとの説が急浮上した。 井伊家の本貫は遠江国の西部で浜名湖の北にある井伊谷。周囲は駿河の支配者である今川に囲まれていた。幼くして許嫁の父や許嫁までが今川方に殺されてしまう。それが第1回の話なので、出だしから井伊家の大ピンチなのだ。なお今川義元役は落語家の春風亭昇太とは意外。 ハワイ、オアフ島で開催中のゴルフ「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」出場中の松山英樹選手(左)は、3日目にスコアを7つ伸ばして首位と2打差の2位に浮上。この大会は昨年のアメリカのメジャー大会の優勝者だけが出場し、真のチャンピオンを決める大会。さて、最終日の今日はどうなるか。 一方オーストラリアの「ブリスベーン国際」に出場していたテニスの錦織圭選手は、決勝で世界ランク17位のディミトロフ選手に敗れ、準優勝に終わったようだ。う~む、残念。 ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「どの国の人にも美しい、と感じるものが増えれば増えるほど、共通の心が広がる」。 これはジョン・D/ロックフェラー2世と奥様のアピー夫妻の考え方だったそうです。編集子はこのことから「世界一の大金持ちは、いつも同じ服でも気にしない」と結んでいます。お金持ちではありませんが、私もいつも同じ服で満足しています。
2017.01.09
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キャリー・フィッシャーと言う女優が先日亡くなった。機内で突然心臓発作を起こしたのだそうだ。享年60歳。SF映画『スターウォーズ』のレイア姫などを演じていたようだ。私は一昨年たまたま彼女が出ていた最新シリーズを観た。『スターウォーズ』とは一体どんな映画かを知りたかったのだ。彼女がレイア姫を演じるのは久しぶりだった由。ずいぶんお婆さんだと感じたのが正直な感想だった。 彼女が亡くなった翌日、その母親も死んだ由。娘の急死を知って、自分も娘の元に行きたいと漏らしたそうだ。母親の名前を聞いて驚いた。デビー・レイノルズがその名。1952年の映画『雨に唄えば』でデビューした女優で、オードリー・ヘップバーンに次いで好きだった人。まだ小学生だったので映画は観てないが、歌は歌詞も曲も良く覚えている。享年83歳。母娘は同じ墓に葬られた由。 元サッカー選手の中田英寿氏(39歳)がFIFAの競技規則を決める国際サッカー評議会(IFAB)のアジア代表諮問委員に任命され、既に活動中らしい。2026年開催のワールドカップの出場国拡大に賛成しているそうだ。語学力もある彼なら、きっと国際的な活躍が期待出来ると思う。こんな風に日本人もどんどん国際進出を果たしてくれたら嬉しいのだが。 トランプ次期アメリカ大統領の人事が難航しているようだ。中国大使などに次いで、駐日大使の名が挙がった。日本にも3年間いたことのある人らしい。だが、政権中枢人事が議会の承認を得られるかどうかが問題なのだとか。それに選挙運動時の主張と異なる大金持ちがかなり選ばれ、その点も承認し難い理由の由。 カナダからメキシコに工場を移すトヨタ自動車に関してもツイッターで文句をつけたそうだ。なぜアメリカ国内に工場を建ててアメリカ人を雇用しないのかと言うのが彼の主張だ。トヨタは既にアメリカに多数の工場を持っており、今は静観する予定とか。保護主義的な色彩の強いトランプ政権は今月20日の発足だ。 中国が先日空母「遼寧」を宮古海峡を通過させ、台湾を経て南シナ海へと向かわせた。宮古海峡は公海のため航行は自由だが、ここを通って太平洋へ出たのは初めてのこと。これに対抗してアメリカは原子力型空母を南シナ海へ派遣した。少し前、トランプ氏が台湾総統と電話で会談したことが端緒だったようだ。これまで「一つの中国」を認めて来たアメリカが、初めてそのことに疑問を呈したのだ。 だがその一方でトランプ氏は、中国経済に明るく習近平氏を良く知る人物を中国大使にすることに決めた。硬軟織り交ぜての対応だ。トランプ次期政権が果たしてどんな政策を取るのか、世界は戦々恐々としている。ただ景気浮揚に対する期待は大きく、株価の動きも激しくなって来たようだ。 韓国の動きがおかしい。目下大統領の弾劾問題で大揺れの同国では大規模のデモが相次ぎ、先日釜山の日本領事館前に「少女の慰安婦像」が設置された。我が国はこれに抗議して、駐韓大使と釜山の領事を帰国させることを決定した。また通貨スワップも延期する由。 これは一昨年の暮れに締結した「日韓合意」を覆すものと日本政府が判断したためだ。二度と見直すことはしないとあれほど強調したのに、あの国では約束事が守られない。何度でも日本に頭を下げさせ、何度でも補償金を得ようとする国際感覚が通用しない国なのだ。北朝鮮の動きも気になるところだ。 東京オリンピックの会場問題や、豊洲市場移転問題では後れを取った感のある小池都知事だが、次の都議会議員選挙への備えは着々進行中のようだ。長らくドンの支配体制にあった都議会自民党も、最近では少し様子が違って来たようだ。公明党が自民党との共闘を見直し、都知事の改革に協力する姿勢を見せ、民進党の協力も得られそうな見通し。今後は民主的で分かり易い都政の展開を期待しよう。 ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「忘れ去るのは、あまりに惜しい。外国の人が教えてくれる日本の美しさ」。 外国で暮らしている日本人が良くこのようなことを言うようだ。日本を離れて見て初めて日本の良さに気づくと。自然、文化、人情、食べ物、空気、治安の良さなどなど、ひょっとして神羅万象かも知れない。 国土や大気が汚染された中国の人が、今大わらわで日本の土地や建物を買い漁っていると聞く。本当か嘘かは知らないが、特に清らかな水がある土地が人気らしい。先日の「初売り」でも、中国人が大量に「福袋」を買い漁っていたそうだ。転売で儲けるためらしいが、語るに落ちる国民性だ。 補記には「せっかくの美しい日本語を次の世代に伝えたい」とある。本来の日本は「言霊の幸う(さきわう)国」だったのだが。
2017.01.08
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体が微かに揺れている。また地震だろうか。東日本大震災が発生して早や6年近く経つと言うのに、今も余震が続いている。発生当時の余震は激しく、震度5程度の余震が日に4、5回は起きた。だからいつも体が揺れているように感じていた。それを「地震酔い」と言うのだそうだ。「船酔い」や「車酔い」は聞いたことがあったが、「地震酔い」は初めて聞いた。 胸苦しさに目が覚める。不整脈が起きたのだろうか。布団の中で手首に指を当てる。確かに脈が弱く、少し乱れている。どうやら夢を見たようだ。不安が私に夢を観させ、脈が乱れたのだろうか。それとも脈の乱れが夢に繋がったのだろうか。部屋の明かりを点け、睡眠導入剤を半分に割って服用。脈が徐々に治まり、やがて再び眠りに就く。こんな時はブログの予約システムが有難い。 高齢者の年齢を75歳に引き上げる考えがあるそうだ。現在は65歳からが高齢者。私もその歳から仙台市の「豊齢カード」をもらい、市営の施設利用がほとんど無料になった。70歳からは市営バスや地下鉄料金が10分の1で済むカードをもらい、医療費の自己負担も1割になった。床屋は千円で済ませ、映画館は1100円のシニア料金なのが有難い。確かに今の65歳が高齢者とは思えないのも事実だが。 ある人の年賀状に、「70歳を過ぎたら、去年出来たことが出来なくなった」と書かれていた。2番目の職場の後輩だ。まだ元気そうに見える彼女でさえも、そんな感慨を漏らすようになったのだ。ましてや不整脈の手術を3度受け、緑内障で視野が極端に狭いなどの症状を持つ私は、正直不安だらけの日常だ。ブログを日課として熱中してるのも、不安払拭のためとも言えようか。 お節料理の残りもほとんどを食べ尽くし、冷蔵庫内の食材も残り僅かとなった。ギリギリまで辛抱しているのは外へ出るのが面倒なのと、寒いためだ。このところ寒さが一段と厳しい仙台。「小寒」以降を「寒の入り」と呼ぶらしいが、今はまさに厳冬期。散歩をするのも走るのにも勇気が要る。洗濯物も溜めているが、これはまだ洗濯するには量が少ないと判断してのこと。 「お父さん、少し走ったら?」。何年か前、妻にそう言われたことがあった。三浦雄一郎が80歳でエベレストに登頂した頃だ。確かに老人でも鍛え方によっては、より困難なことに挑戦出来る可能性はある。それに彼も不整脈の持病を持っていることは知っていた。だがその頃の私は、発作が出て体調が良くない時期だったのだ。 健康状況を他人と比較しても無意味。周囲の人が絶えず健康状態をチェックしてくれる大金持ちの彼と異なり、私は自分自身で管理せざるを得ないのだ。特に寒さが厳しくて血管が収縮してる冬は、無理は禁物。少々ずぼらな方が良いと決め込み、極力まったりと過ごすことにしている。 ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「知識に加えて、感覚も磨けばものごとの真価に近づく」。 補記には「虫が知らせる、虫が好かない、を大切にする」とある。まあ感覚の鈍い芸術家はいないだろうし、物事の本質を見抜く力があれば、より真実に近づけるのも道理だと思う。超一流の技能を備えた芸術家は、私たちのような凡人とは異なってその感覚も異常に研ぎ澄まされているはずだ。その特別な存在の人が、100歳を過ぎてなおこのように考えること自体が超人の証だろう。
2017.01.07
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外出してないので、PC内の写真は昨年撮ったものが大半だ。その写真を使って出来るだけ引っ張ろうかと思う。こんなことを言うと申し訳ないが、ブログは先ず作者が楽しいことが優先。作者が楽しまずして、読者が楽しめるかと言うのが私の考えだ。だがそうは言っても面白いかどうかは各自異なる。安物のデジカメで撮ったヘボ写真だが、寄り道ついでに覗いてほしい。 12月6日撮影 池に映り込んだ空と樹 11月23日撮影 沼と樹木 同上 色も形もボケているが、それもまた面白い 11月29日 仙台市の中心街で撮影 間違ってシャッターを切ったもの 同上 市立図書館本館のガラス壁に映り込んだ街路樹 同上 この日はメディアテークで3つの展示を観た 手振れの失敗作 同上 ガラス工芸店のウインドー越しに撮影 同上 これまでに何度か登場した一番町のベンチの最後の一枚 12月7日 JR仙台駅前近辺で撮影 窓ガラスの装飾 同上 ヒイラギのディスプレイ 同上 クリスマス用のディスプレイ 同上 店のウインドウと花 12月6日撮影 緑と白の対比が美しい観葉植物 同上 少し色あせた植物の葉 11月23日撮影 イチジク 同上 イチョウ 同上 雑木 同上 ケヤキ 同上 一切の葉を捨てたケヤキは、私が大好きな被写体の一つです 同上 木立に迫る雨雲 冬の気配が漂います 12月6日撮影 曇天の太陽 こんな風に私はどうでも良い写真を撮りまくり、時々写真展を開いて満足しています。 ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「真正面だけではなく、斜めからも見てみる。新たな魅力があるかも知れない」。 本文には「私も一度、自分の作品をグッゲンハイム美術館で観る機会があり、斜めから観れば愚作でも何か新しい発見があるかもしれないと思い、出かけましたが、残念ながら愚作は愚作でした」とある。恐らくは謙遜だろうが、一考の価値がある意見だ。
2017.01.06
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今日は1月5日だが、前日の4日に予約機能を使って書いている。今年も既に何日か過ぎ、仕事始めの人も多いことだろう。だが、暇な爺は曜日の認識すら乏しい。以前は月日や曜日まで表示されていた腕時計をしていたのだが、電池切れ以来腕にはめている安物の時計には月日も曜日も表示されないのだ。そのうち必要性が増せば電池を入れ替えようと思っているが、今はまだ不便なままにしている。 元旦から新聞を変えた。それまで購読していた新聞に腹が立っていたからだ。我が国の国益にも関わる重大事項を間違って報道していたことを秘匿していたA紙。最近になってようやくその事実を明らかにし、謝罪はしたものの形式的なものに過ぎず、その後も反省の色は薄いと感じた。 新聞が変われば、連載小説も変わる。記事にはさほど変化はないと感じたのだが、じっくり読むとなかなか読み応えがある。そして上辺だけの進歩的な姿の厭らしさや軽薄さがない分、清々しくさえもある。これで心のつかえが一つ消えた。 ハンカチではありません。 年末に帰省した次男が、正月から掃除機を使っている。何事かと尋ねたら、絨毯から粉が噴き出している由。どうやら素材が劣化して来たのだろう。そう言えば私の部屋のカーペットも、生地が薄くなって中の繊維が一部露出している部分があり、そこから異臭がしている。絨毯もカーペットも購入してから30年近く経ったような気がする。そろそろ買い替えの時期かも知れない。 仙台のお雑煮に欠かせないのがセリ(芹)だ。刻んだ生のセリをお雑煮にかけて食べる。シャキシャキした歯ごたえと独特の香りがたまらない。セリの生産量のうち宮城県産が占める割合は30%以上。宮城県は全国でも有数のセリの生産地なのだ。県の中では名取市の生産量が一番で、全国の20%は名取産になる計算。 それはともかく、今回初めて「根っこ」を食べた。仙台には「セリ鍋」と称する料理があるのだが、最近は根も使うと聞いた。それで我が家でも試して見たのだが、これが評判通りの味。食感も良くて美味しい。特に今の時期は、根に栄養分を蓄えているそうだ。なるほど「試してガッテン!」であった。 思うところがあって、この年末年始は極力食べる量を抑えた。お正月の3が日で食べた餅は4個だけ。お節も極力控え、昼食は摂らなかった。アルコールも抑えた。このため、普段と変わらない体重、体脂肪率を維持出来た。例年は減量に1か月ほど苦しんでいたのだ。そんな訳で、今もお節料理の残り物を少しずつ処理している。 大晦日から新年3日まで、ずっと外出をせずに家にいた。そしてボクシング、駅伝、ラグビー、サッカーなど、主にTVのスポーツ番組を観ていた。箱根駅伝は青山学院大学の3連覇。終わって見れば堂々の戦いぶりだった。早稲田の復活やかつて一世を風靡した順天堂大学の活躍が嬉しい。 そして箱根にはドラマが付き物だ。シード権獲得の激烈さ。体調の好不調に伴う選手交代の読みと駆け引き。そして気温上昇に伴うアクシデントなど、悲喜こもごもだ。青山学院の監督がそれまでの仕事を辞めて、奥様共々駅伝選手の育成に携わった逸話などを聞き、一層人生の機微を感じさせられた。 1年間次男から借りていた本を返した。そして今年はこの本を少しの間だけ借りた。昨年の同じ著者の本は少々専門的過ぎて読むのに時間がかかったが、この本は内容が平易で3分の1程度読んで返却した。それにしても親子とは不思議なもので、2冊とも私が常々読みたいと思っていたテーマだった。これで長年抱いていた謎が少し解けたような気がする。 その次男は3日の早朝に東京へ戻った。仕事は今日5日からとのことだが、色々と準備もあるのだろう。次はいつ会えるのだろう。また東京を案内してもらう約束はしたが、果たしていつになるか。 大晦日の夜、彼はすき焼きを作った。その時に使った春菊は我が家の畑で栽培したもの。それが柔らかくて香りが良いと言い、畑から獲って東京へ持って行ったようだ。こんなことでしか役立たない父である。 ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「相手に従うのではなく、お互いに違うことを面白がる」。 補記には「さまざまな人種、文化、習慣を受け入れて変化する」とあります。 彼女は24歳で実家を飛び出してから、たった一人で生き抜いて来ました。それも書と抽象美術を組み合わせると言う新しい分野を開拓し、さらにアメリカでその活動を展開して来たのです。その過程で、物の見方や考え方、宗教観に社会観など、様々な異文化と接したことでしょう。その中で日本人としてのアイデンティティや誇りを失わなかったのは、きっと彼女の強い信念の為せる業だったのでしょうね。
2017.01.05
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ある会社からいただいた今年のカレンダーの可愛い絵です。今日は7月以降の分を紹介しますね。ところで今日のブログも自分では予約したつもりになっていたんだけど、どうやら勘違いだったようですね。仕方なくこれから入力しましょう。 作者の鈴木美貴子さんは1982年生まれのイラストレーターで、武蔵野美術大学卒業。このカレンダーは「賑やかな笑い声や楽しい会話が聞こえるような家族のワンシーンを絵にした」そうです。 <7月> 7月は七夕。彦星と織姫が笹船に乗ってデートしていますよ。 <8月> 8月は海水浴ですが、楽しんでいるのは魚たち自身ですね。 <9月> 9月は芸術の秋。虫さんたちが楽器の演奏を楽しんでいます。 <10月> 10月は運動会。動物たちが一生懸命色んな種目に挑戦しています。 <11月> 11月は野菜の収穫です。人間だけでなく野菜自身も活躍していますね。 <12月> 12月はクリスマス。カレンダーの絵からも楽しさが伝わって来ますね。 💛 ところで勘違いの原因が分かりました。昨日は翌日の「絵」をどう配置するかだけメモし、それですっかり予約した気になっていたんですねえ。歳は取りたくないものです。でも今朝は早起き出来て良かったですよ。 ≪103歳の言葉≫ 現役の抽象芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「新しい精神、新しい生き方をした明治・大正時代の人に思いを馳せる」。 補記には「世間からどう思われようが、覚悟をもって生きた勇気」とあります。幕末には先進諸国の黒船が来航して、我が国に開国と通商を求めました。まさに天地驚動の時代でした。日本人同士で戦い、多くの血を流した結果が大政奉還であり、明治新政府誕生でした。それから政治体制や教育制度を改め、産業を育成するなどして日本は急速に近代国家の仲間入りをしたのです。 日清、日露の2つの戦争に勝って自信をつけ、大正時代には「大正デモクラシー」と呼ばれる自由闊達な精神も生まれました。生活は現在よりも相当劣っていました。でも国民の気持ちは大らかだったのでしょう。生涯の芸術家である著者はそんな時代に思いを馳せ、「人の思惑は気にせず、自分の信念に徹せよ」と言いたいのでしょうね。
2017.01.04
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ある会社の方から今年のカレンダーをいただきました。その絵がとても可愛いので紹介しますね。💛 作者の鈴木美貴子さんは1982年東京生まれのイラストレーターで、武蔵美術大学卒業。このカレンダーは、「賑やかな笑い声や楽しい会話が聞こえるような家族のワンシーンを絵にした」とのことです。一ちょっとサイズが小さいのですが、ご一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。 <1月> 今年は酉年なのでニワトリさんが登場します。子供たちは元気良く凧揚げです。 <2月> 2月は雪の絵。大きな雪だるま、かまくら、スキーなど、子供たちは元気です。 <3月> 3月はひな祭りです。お内裏様や三人官女、五人囃子も踊り出していますよ。 <4月> 4月はお花見です。満開の桜の下に鳥たちが急いでいます。 <5月> 5月は子供の日です。空中で鯉たちが野球を楽しんでいますねえ。 <6月> 6月は梅雨です。雨の中でカエルやオタマジャクシが喜んでいます。 少し長過ぎたかな。明日も続きます。メンゴ!! <103歳の言葉> 現役の抽象芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「養分を吸収して支えるのは、自分という根っこ」。 観るのも自由。聴くのも自由。考え、吸収するのも自由。もちろん観ないのも聴かないのも、考えないのも吸収しないのも全部自由。でもそれらに全部責任を持つのは自分自身。どんなことも経験であり、いずれ役に立つ時が来る。そのためにも太い根っこが必要なのだろう。「私が今まで触れたすべてでできている」と補記にある。
2017.01.03
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大晦日は11km走り、ボクシングや総合格闘技の「RIZIN」を観ていました。そう言えば30日の夜も、ボクシングを観ました。世界タイトルマッチが中心の試合はさすがに迫力があり、70を過ぎた老人の私でさえ興奮します。いすれの日本人選手も本当に良く戦い、ほとんどがチャンピオンベルトを手にした感じです。 除夜の鐘を聴いてようやく眠りに就き、元旦の朝は6時半起床でした。6時間以上眠れ、まあまあの体調で新年の朝を迎えました。年末年始はどうしても高カロリーな食事になりがちですし、アルコールも普段より多めに摂取してしまので要注意ですね。 元旦は「ニューイヤー駅伝」や「サッカー天皇杯決勝」を観ます。2日からは恒例の「箱根駅伝」ですね。さて、今年も昨年同様年賀状は書かずに、2月頃に「寒中見舞い」を出す予定でいます。来年こそは明るい気持ちで年賀状を出したいものです。さて、こんな風景を俳句に詠んで見ました。新年早々の狂句をご笑覧あれ。なお、このブログも前日に予約したものです。 松飾り終へて晦日も暮れなずむ 紅白も観ずに過ごせし大晦日 除夜の鐘聴きてやうやく眠りけり 元日のブログ予約し寝坊する 元旦の空ほのぼのと明け初めし 新年を明るき朝で迎へけり 麗らかに明けて酉年スタートす 年頭につつがなきこと祈りつつ 「おめでとう」第一声もブログにて 元旦やブログ初めの老後かな 正月や居間に妻子の笑ひ声 帰省せし子と妻とわれ屠蘇を飲む 決断を屠蘇の動悸が迷はせる 餅一つ食ひて目出度きお正月 喰ひし餅減った分だけ歳を取り お雑煮を終へて片付け始めけり 元日も相変はらずの風呂掃除 生存の証拠届きぬ年賀状 年賀状妻のを選りて初仕事 四十近き息子にそっとお年玉 ほどほどに目出度き正月三が日 ≪103歳の言葉≫ 現役の抽象芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「自分の心が、自分の道をつくる」。 補記には、「川」を無数の線で、あるいは長い一本の線で表したい。とあります。 彼女は書と抽象画を組み合わせた新しい芸術を創り出した人です。そこに辿り着くまでには、厳しい道のりがあったことでしょう。時には白眼視されたり、激しい批判を浴びせられたこともあったはず。しかし他人の模倣ばかりしていては真の芸術は生まれません。長い間自分が信じた美と様式を追求し続け、ついに世の評価を得る。いや、きっとその後も彼女は絶えず研鑽を重ねたのでしょう。 失敗を恐れずに突き進んだ道の遥か向こうにようやく灯りが見え出し、振り返るといつの間にか自分の後には一本の道が出来ていた。そんな気持ちがこの言葉になったのではないでしょうか。
2017.01.02
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明けましておめでとうございます本年もよろしくおねがいします 十月桜 子福桜 一年の計も立てずにただ生きる マックス爺 今日は元旦。極めて安直ですが、お目出度い日なので、ネットから借用した画像を中心に構成しました。年頭に当たり、読者の皆様におかれては健康に恵まれ、充実した一年でありますよう心から祈念いたします。平成29年元旦。 ≪103歳の言葉≫ 現役の抽象芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「幸福になれるかは、この程度でちょうどいい、と思えるかどうかにある」。 補記には「いいことづくめの人はいない。一生もない」とあります。日本の諺に「禍福は糾う縄の如し」というのがあります。つまり良いことも悪いことも編み込んだ縄のように表裏一体であり、良いことだけの人生も、悪いことだけの人生もないと言うことです。 ところが人間は欲深な動物で、ひょっとしたら自分はもっと幸福になれるのではないか。もっと金持ちになれるのではないかなどと、ついそんなことを考えてしまいがちです。本当はほどほどの幸福やほどほどの平和で満足することが大切なんですけどね。
2017.01.01
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