マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2011.07.17
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カテゴリ: 生活雑記
 80段の階段を下って 

 電車の座席から外の景色を眺めていると、国道48号線が見えて来た。4月の末に関山トンネルを通って山形県の天童市まで走った時に通った道だ。山間の道は大型トラックがビュンビュン通ってとても怖い思いをしたのだが、今となってはそれすら楽しい思い出だ。ウイスキー工場の赤レンガと特徴のある鎌倉山が見えると降りた駅が近い。

 ここで降りたのは十数名。ほとんどが温泉への泊り客のようだ。駅前に旅館の番頭さんが迎えに来ていた。マイクロバスに乗り込んだのは6人。遅くなったと心配していたのだが、他にも泊り客がいて助かった。4月に走ったコースを温泉に向かってひた走るバス。見覚えがある風景に懐かしい思い出が蘇る。

 旅館に着いて直ぐにチェックインし、部屋に荷物を置いて直ぐに夕食の会場へ向かった。既に夕食の指定時間になっていたし、岩風呂へ入る時間の都合があったからだ。大広間にはたくさんの泊り客がいた。最初に「健康赤ブドウ酢」で乾杯。届いたビールでも乾杯。今回の温泉1泊旅行は妻の誕生日を祝ってのもの。

 プレゼントの時計はかなり前に渡していた。本当は誕生日に旅館で渡そうと思っていたのだが、ソーラー時計のため、あまり長く箱の中にしまって置くと影響があるかと心配になったのだ。今の時計も17年前に私が上げたのだが、五千円の安もの。それを「1万円した」と言って渡したのが、ずっと気になっていた。今回のは狂わない電波時計で値段も前回の7倍ほどしたのでまあまあか。

 夕食の献立は、鮮魚の盛り合わせ(刺身)、イカのモズク和え、トウガンの葉ワサビ和え(小鉢)、赤魚(陶板焼き)、牛肉しゃぶしゃぶ(鍋)、海老(煮もの)、野菜の天ぷら、漬物2種類、芋の子汁、果物と盛りだくさん。地元米「ひとめぼれ」のご飯も2杯お代りして満腹の大満足だった。

 だが、隣の泊り客が、「匂いの少ない焼酎はないか」とか、「なぜここでタバコが吸えないのか」とか、とても煩い。高校を卒業して就職したばかりの仲居さんが困り果てていた。気分が悪いので、部屋に戻って寛ぐ。時間を見て、妻は温泉に入りに行った。お目当ての「岩風呂」は、19時から21時までは女性タイムだった。

 私も時間を見計らって大浴場へ行った。50人ほどは入れる大きな浴槽に、源泉かけ流しの温泉が溢れている。お湯は熱かったが気持ちが良い。手足を伸ばして軽くマッサージ。効能は筋肉痛や関節痛などに効き、元気回復にも良いようだ。21時前に出て、岩風呂へ向かう。地下2階まではエレベーターで。そこからは80段の階段を下りて河原へと向かう。杉の匂いが漂う緩い階段の途中には休憩場所もあった。<続く>





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Last updated  2011.07.17 19:53:31
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