うしろ向き日記

長男の断乳のこと

１歳五ヶ月を目前に控えた３月の終わりのこと。
授乳の度に、乳首に激しい痛みが走るようになりました。
前歯がさらにのびてきて乳首に当たる痛みです。
ある夜とうとう痛みで眠ることもできず、傷からバイキンがはいったのか４０度近い熱がでてしまいました。
痛みをこらえて搾乳すると少し血が混じっていました。
これを機にかなり強引だとは思いましたが断乳を決行しました。

初日の夜中、いつもどおりおっぱいがほしくて目を覚ます。
抱っこしたりビデオを見せたりするが、泣き止むどころか暴れまくり。
結局一時間散々泣いて暴れたあと、ビデオを観ながら自然と眠りについた。
これと同じことが翌日の晩、翌々日の晩と続き、
泣きつかれて明け方に眠るというパターンだった。

三日目をすぎた夜から少し様子が変わり、多少眠さでぐずりはするけれども、
添い寝をしたり、ビデオを観たりしているうちにコトリと寝付くようになった。
そして朝５時か６時まで一度も起きないことも多くなってきた。
一週間ほど経過したころには、１５分ほど添い寝をすれば寝つき、朝も７時～８時に機嫌よく起きるようになってきた。
お昼寝も十分外遊びをして疲れ足りていれば、添い寝で寝てくれるようになった。
昼寝にしろ、朝にしろ、授乳しているころより、寝起きが良くなったように思う。
１０日もすぎたころには、私とお風呂に入り生おっぱいを見ても全く反応しなくなった。

★おっぱいの様子

息子もつらいが、母もつらい。
初日は乳首の痛みがひどく、熱のせいかだるかった。
一番つらかったのは翌日（二日目）。
右のおっぱいが張りに張ってカチンコチン。
右手を挙げることも辛く、公園で走り回る息子を追いかけて走ることもできなかった。
夜は横になるのがつらくて、結局１、２日目の晩はほとんど眠れなかった。
三日目を過ぎた頃、まだ痛みは強かったけどどうにか我慢できる程度まで収まってきた。
その後も日がたつに連れて痛みと張りは治まってはきたが、ときどき搾乳しないと我慢できなかった。
５日目に友人の紹介で助産院を訪ねる。
分泌が非常に良いので、急にやめないほうが良かったらしい。
くわえて時々行っていた搾乳も良くなかったらしい。
分泌が良すぎる場合、搾乳しただけでも新しい母乳が作られてしまうそうだ。
横になって少し搾乳してもらいかなり楽になる。
次回一週間後に受診するまで、「搾らない、触らない、見せない」ようにと言われる。
こうすることでプロラクチンという分泌ホルモンを抑制していくそうだ。
搾れないせいで、またあの痛みが襲ってくるかと思いきや、それ程のこともなく無事一週間がすぎた。
まだ右の胸は重く、押されるとかなり痛いけど、断乳二日目のようなひどい痛みにはもうならなかった。
一週間後、再び搾乳に行く。
右の胸の下、脇の方が特に硬くしこりがあるが、もう随分と楽になった。
母乳の色も薄くなっているので、プロラクチンの分泌も減ってきているそうだ。
再び１０日後に受診することになる。
そして、１０日後。
おっぱいはかなり黄色に近づき、プロラクチンの分泌は減ってきているとのこと。
右は搾乳されるとまだ痛みを感じるけど、だいぶん小さくなりすっきりしてきました。
長男が、前回、前々回と大泣きしてスタッフの方を困らせていたせいか、気になる話を聞かされた。
彼が自分の思うように事が運ばずに感情が高ぶったとき、それを収める術をまだわかっていないそうだ。
そんなのあんな小さい子にわかるわけがないと思ってしまいましたが、
事情を説明すれば小さな子でも納得するという意味なのか、
きちんと言い聞かせ（母親とのコミュニケーション）をする時期を、私が逃したらしいのです。
つまり、母乳に頼りすぎていたとのこと・・・。
この一言にはかなりドキッとしました。
うーん、確かにぐずったらおっぱい飲ませていたなぁ・・・。
でも、言い聞かせと意識はしていないけど、コミュニケーションはしっかりととってきたつもりでいたので、
かなりショックで、この日は一日考え込んでしまった。

そして、この二日後、妊娠してからこれまでなかった生理が突然再開しました。
助産婦さんの予言どおりでした。
素晴らしい。
これから二週間後四度目の搾乳に助産院を訪れ最後の搾乳をしてもらってひとまず終了。
次は第二子妊娠で、もしかしたらお会いできるかもね、という言葉を頂いて帰りました。

そしてその二ヵ月後、本当に第二子を無事妊娠し、お世話になることに。
助産院での出産は、初めての経験で（当たり前だけど）実は少しドキドキしていたのですが、私にとってとても貴重なものとなりました。

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