2009.09.20
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以前中高生の私学教員をしていた時、保護者が教員の子どもにはなかなか指導が入りにくかったという経験があります。

親子関係もうまくいっている場合とそうでない場合の差がとても大きかったなあ。

もちろん、私の経験は全体のほんの一部にすぎないんですが・・・。

自分が中学生の息子の親となった今、その難しさがとてもよくわかるような気がします。

みんなは「塾とかに行かせなくても、自分で息子の勉強みてあげられるからいいやん~」なんていいますが、自分のこどもの勉強なんて、みるものじゃない、と思います。

他の子どもなら辛抱強く待つ方なんですが、自分の子となるとこれが見事にできないんですよね。

思い入れがありすぎるのか・・・いや、もう全く別の人格だって頭では分かってるんですが、とにかくだめです。

教員の時はもっと「教える」ってことに生きがいを感じていたし、生徒のいいところを見つけてやる気を出させるのは得意な方でした。

教員を辞めてからも頼まれて家庭教師などもしてきましたが、その時もずいぶん成果が出たと喜んでもらえました。

ところが自分の息子に対すると、伸ばせないだけでなく、どんどん親子関係が荒んでいくような感じがするんです。

もう、とにかく母親が「教師」になってはいけない、と痛感しています。

15歳以上の子どもへの接し方(特に勉強面)で、こんな本を読みました。

あなたの子どもはなぜ勉強しないのか
でも、ここで書かれている子ども(親の期待などを察しすぎる)とうちの息子はタイプが違うような気がするんですが(笑)

今教員になったら、もう少し子育てに悩むお母さん方の気持ちが分かるのになあ。

懇談の時よく「私が行っても全く効き目がないんです。先生の言葉なら効きますから」と言われていましたが、確かにそうですね。母親が言うのと、教師が言うのとでは、子どもの中で全く違うのです。どちらが上というのではなく、役割的な意味で。

昔懇談で自分が話していたことを思い出すと、いかに机上の空論だったかと思います。

まずは「頑張れ」ではなく「頑張ってるね」ということから実践しようと思ってます。
ついつい足りないことにばっかり目がいく癖を直しています。

例えば
「お母さん、今日は○○○やったんやで~。すごい?」

これまでは
「うん、それはすごいけど、△△はまだでしょ。急がないと間にあわへんよ」

今は
「ほんとやね。すごい、頑張ったね」(やった内容は本当に少しなんですが 笑)

でも、確かにこう言った後の方がやる気が出て、結果的に進んではいます。
これまでの言い方をしたからって、急ぐわけじゃないし、結果的にはやる気をなくしてそこから後は雰囲気が悪いばっかりで、たいしてできないんです。

小学生の頃と同じではなく、親も成長していかなければいけませんね。






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Last updated  2009.09.20 15:38:14
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@ひこ @ Re:月下美人咲きました♪(08/14) きれいに咲いてよかったですね。 といっ…
たんぽぽ730 @ Re:月下美人咲きました♪(08/14) 純白で、神秘的です。 こんなのがお家に…
おやつ時間 @ 月下美人・・ 美しいですね。 中学生の頃を思い出し…

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