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株式投資では、多くの投資家が物事の背後を見抜こうとしている。他人と同じ事をやっても儲からないが、しかしだからといって他人以下の思考で物事を捉えても全体像は見えない。全体像が見えない中で投資をしていると、すぐに自分の立ち位置を見失う。ありふれた物事の中にさえ、背後には必ず何かが隠されている。財務諸表には幾らでも隠されていることがある、そのことを理解しないと、いつまでも表面的な事しか理解できない。
2013.10.30
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僕は株式投資のキホンを本を読まずに確立したタイプの投資家です。株式投資の手法は我流で、投資哲学は独学です。その為か、僕の手法・哲学と同じような事を書いている本に未だに巡り合った事がありません。ここで紹介している本というのは、僕の考えに近い本ではありません。また、僕が役に立った本という訳でもありません。読者に役に立つだろうなぁと僕が勝手に思っている本の紹介です。その点は御了承下さい。ところで、この本の紹介シリーズは今年の更新再開を機に番号を1から付けていますが、以前にも『むぎゅ。』では本の紹介をしていました。今年から改めて1から紹介し直していますので、今後このシリーズで紹介するものに以前紹介した本と同じものが出るかもしれません。そこら辺は、あまり気にせずに紹介していきたいと思います。もし興味がありましたら、去年以前の投稿文章で紹介していた本についても御確認下さい。…といっても多くの読者様は、『むぎゅ。』に足を運んで頂いてもトップページに表示されている分しか読んでおられないと思います。少し残念ですが、これからは過去の投稿文章のリンクを時々貼るようにしていきます。リンク先の個別投稿を読んで頂くことで、少しでも僕の過去の文章に興味を持って頂ければ、書き手としてとても幸せです。※『むぎゅ。』では今まで個別の投稿文章へのリンクは貼っていませんでした。 それは、過去に投稿している文章について、ピックアップして読んで頂くのではなく、嘗める様に順々に読んで頂きたいという希望があったからなのです。もし宜しければ、気が向いた時にでも過去の色々な投稿内容をご照覧頂ければ嬉しいです。(『嘗める』の主な意味:舌の先で触れる、味見する、味わう、(苦しいことを)経験する、見くびる、試みる、試す) さて、それでは早速過去の投稿文章のリンクを貼ります。本の紹介これは、投資関連の本ではありません。ただの小説です。これを読んで直接投資に役に立てるという事はありません。しかし、今読み返してみても、僕は投稿した2006年1月の当時と同じ考えを持っています。ライブドアショック前の大活況時でも、ライブドアショック後の大暴落時でも、そしてアベノミクスで日本株が軒並み大暴騰した昨今でも、この本に対しては同じような考えです。 さて、投資に役立つ本としては、フィナンシャルジャパン2005年11月版を紹介します。これは雑誌フィナンシャルジャパンの中で、最も優れた内容になっています。今では絶版となった雑誌ですが、現時点ではまだ入手方法はあるようです。入手方法があるのであれば、手に入れて読む価値はあるでしょう。ただし、全ページ数の9割位は余り価値がありません。優れた内容になっているのはある特集。読んで頂ければ場所が分かると思います。 今回本を紹介するに当たり、かなりの本をざっくり読み返しました。他にも色々候補がありましたが、オススメという意味でこの2冊を紹介します。この本は僕の投資哲学に影響を与えた可能性のある本です。これは凄いことです。自分でも分かります。偏屈の僕の投資哲学に影響を与えた可能性のある本っていうのは、本当に凄いです。僕もいつかそのような文章が書けるようになりたいと、日々精進しています。 -余談-ちなみに、僕の原点はドストエフスキーです。僕はドストエフスキーから読書に入りました。正しくは初めて小説を自分から読んだのが夏目漱石の「吾輩は猫である」、次にドストエフスキーの「罪と罰」、これで流れが決まりました。僕の頭の中はドストエフスキーの文章で出来ています。そのため、株式投資を抜きにして僕がオススメする本はドストエフスキー関連が中心になります。普段全く読書をしないような人、読解力や集中力や記憶力がない人に、ドストエフスキーの小説は特にオススメです。
2013.10.26
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みきまるさんのブログで面白いテーマについて面白いことを書かれていましたので、僕も同じテーマで意見を書きたいと思います。(みきまるさんのブログは、左側に表示されているFavorite Blogに表示されていますのでご覧下さい)投資家は投資を通じて儲けることを目的としており、その目的にあった結果にならない場合に、心に描いた理想と現実とのギャップに苦しむ事になる。複利を利用した長期的な利殖を目的としているからこそ、資産価値の暴落がどのような事を表しているかが分かる。その為に心のダメージが大きくなり、鬱になりがちになってしまう。という前提です。この前提は、僕のように手段と目的を混合してしまって投資自体が目的になっている人には当たらないのですが、言わんとしている事はよく理解できます。僕は急激な資産変動をしていますが、それでも過去に一度も鬱になったことはないし、これからもないと確信しています。それは自分の投資行動を通じて結果を得ること自体が目的だからなのですが、僕のように投資を通じてメダルゲームをやっている人は非常に稀でしょう。みんな利殖を目的として、投資をしているのです。お金持ちになりたいのです。(そうであるからこそ、ゆっくりとした利殖行動ができずに失敗してしまうのですね) さて、僕が考える防止策は単純明快。株価は常に適正価格だと腹の底から認識する。というものです。株価が適正な価格ではない、適正な価格は市場価格ではなく、企業分析によって得られる。とそう考えるからこそ、自分が株価より適正に価値を評価できるというように思うのです。正しいのは自分の側。であるからこそ、結果が得られることを過剰に期待してしまうのです。自分の考える理想にならなかった場合、自己否定に陥り、鬱になってしまう。簡単な話です。 株価は常に適正価格。だけど今日の適正価格は明日の適正価格と一致しない。 何度も何度も何度も何度もこのブログで言っていることですね。しつこいですが、まだまだ言い続けます。これはどれくらい強調しても、強調しすぎる事はないですから…。
2013.10.21
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重要なのは、「消費税を上げないこと」ではなく、「財政赤字を拡大すること」。これは東田剛という名前の中野剛志さんの言葉ですが、巧い表現だと思います。今の政府に財政赤字を拡大することが出来るか?結果的にそうなる可能性が高いでしょう。しかし財政出動の増加ではなく、歳入の減少による財政赤字拡大になると思われます。歳入を下げずに財政赤字を拡大することが重要だと僕は考えています。
2013.10.18
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今回紹介する本は、『投資で一番大切な20の教え』です。この本はバフェットも絶賛しています。(ホントかなぁ?)「投資哲学本」のジャンルに分類される本です。とにかく、この本は分かりやすい。最初から最後まで、これ以上ないくらいに分かりやすい投資哲学の説明になっています。アメリカで大ベストセラーになった投資関連の本では僕が好きなものは余りないのですが、この本は及第点。日本語訳者がとてもよく理解しているのだろうと思います。この訳者は言葉を非常に丁寧に選んでいるような印象を受けます。著者は、リーマンショックでぼろ儲けした逆張りファンドの創業者であり現会長。キーワードは「リスクコントロール」「投資哲学の一貫性」「予測に依存しない実利主義」。最初から最後まで全部投資哲学。思考の練り直しにはもってこいです。ただし、この本は一般受けする内容ばかりで占められていますので御注意下さい。この本の内容に異を唱える人は殆どいないでしょう。個人的には、この本を大絶賛している投資家にはあまり興味がありません。この本の内容を拍手喝采する投資家よりも、大きな声で異を唱える投資家の方に興味があります。この本に理屈の通った反論できる人は、100人中1人居るかどうかでしょう。もしそのような投資家を知っていたら、その人の発言はチェックしておいた方が良いと思います。
2013.10.15
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所謂バリュー投資家の好きそうな、有利子負債が少ない、或いは全くない企業が馬鹿みたいにどんどん増えている。右も左も自己資本比率がどんどん高くなってきている。借金を返して、返して、返して、全部なくなったら預金して、預金して、預金している!ろくに投資をしないで死に金ばかり溜め込む企業が増殖している!恐れ入った、これじゃ正にバリュー銘柄だ!反論の余地もない!反吐が出る!反吐が出続ける!しかし、もう既にこっちは反吐を吐き続けてスッカラカンなのだ、これ以上何を吐けば良い?教えてくれ!仕方ない、高自己資本比率のくせして設備投資を増加させようとしない、万年低ROEで死に金ばかり増やし続けるクソ企業をバリュー企業と命名してやる。蔑称だ。このバリュー企業め。悔しいか、このバリュー企業野郎が。反省しろ、このバリュー企業野郎ども。お前ら見てテンション上がるのは所謂バリュー投資家くらいのもんだ。アホか。このデフレの元凶企業ども。右に倣えじゃだめだろうが。金を使え、馬鹿。国内に投資をしろ、阿呆。クソみたいなバリュー企業。名実共にクソ企業だ。景気が良くなったらそのクソ企業は借金を増やすだろうか?いや、きっと違うだろうな!ちょっとやそっと景気が良くなったくらいでそのクソみたいな企業は借金を増やす事はないだろう。精々有り余る預金をおっかなびっくり使う程度だ。反射神経はかなり鈍いだろう。賭けても良いが、クソみたいなバリュー企業は預金が減りすぎるとそれだけで危機感を覚えるに違いない。何故なら、うんこだからだ!存在自体がうんこだからだ!考えるだけでゲンナリするが、それらのうんこバリュー企業を見つけては「これはなかなか良い投資先発見♪」と喜ぶような投資手法がある。うんこ投資だ。このうんこ投資はバリュー投資の一部を形成している。日本ではこのうんこバリュー投資が正しいと勘違いしている投資家がいるが、勘違い野郎がデフレ下でうんこバリュー投資を喧伝されても困る。他所の国でやってくれ。頼むから。
2013.10.11
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将来の市況を予測する能力は、投資家にとって必ずしも必要な能力ではありません。むしろ、将来の市況が分からないからこそ、投資家はリスクを恐れ、リスクコントロールを重要視するのです。
2013.10.09
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中国よりも根深い反日感情が渦巻く韓国。できることなら係わり合いになりたくない。助けを求めてきても、もう救いの手は差し出したくない。でも、本当は、分かって欲しい。そっちが嫌うから、こっちも嫌いたくなるんだ。もしも、そっちが好きになってくれるなら。その時は。 という事で、ニコニコ動画の紹介。今回は韓国関連。まず御存知のテキサス親父。知らない人は、テキサス親父の他の動画も見ると良いと思います。楽しいよ。今回は可哀想な韓国の大統領。彼女の心の内は誰も知る由はない。嘘も百回言えば本当になるっていうから、百回嘘を言わないうちに言いたいことが言えるようになれば良いのだけれどね。http://www.nicovideo.jp/watch/sm21959773?ref=ranking_video_top もう一つ。英語の発音がとても良い、うた歌いです。僕もこんなに良い発音で英語を話せるようになりたいです。投稿から2日経っても再生数が3000しかないです。ゆーちゅーぶの方は再生数5000位あるみたいですね。顔出してこういうこと言う女の人って珍しいです。この人の他の動画を見ると全体的に偏ってるのが残念。歌は良いのに。でも、日本人と言うのは、右も左も、根っこは本当に優しい人種ですね。思い込みが激しいのが玉に瑕。http://www.nicovideo.jp/watch/sm21958677?ref=ranking_video_top 韓国国民は、これから多くが今まで以上に貧困に喘ぐようになります。長く辛い国民経済の悪化が続きます。もうすっかり新自由主義経済に呑まれてしまいました。21世紀初、アジア圏の経済植民地です。アジア通貨危機の煽りでデフォルト寸前にまで追い込まれたあと、IMF指導の下で規制緩和し続けることになった韓国には、必ずしも自国民を幸せにする選択肢はありませんでした。もう、韓国が自力でグローバル化の金融システムから逃れることは出来ないでしょう。可哀想な国家です。
2013.10.04
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昨日、安倍首相が消費税を5%から8%に増税させるという事を決定しました。これを受けて、ちょっと予定していた順番を変えて、消費税から世代間格差の話を始めたいと思います。不思議なほど勘違いされている人が多いですが、消費税は平等な税などではありません。現在の日本において消費税増税は若者にとって不利益を蒙る政策です。将来の不安を盾にして、若年層にツケを払わせる政策です。何故でしょうか?今のデフレ問題の本質は、皆がお金を使わないことにあります。これは、お金を使う人から多くの税金を取ることでは解決できません。「お金を持っているのにお金を使わない人」から税を徴収して「お金を使う人」にばら撒くのであれば、景気は良くなるでしょう。しかし、デフレから脱却していない今、タンス預金しておけば毎年お金の価値が上がって得する今、お金を使えば使うほど税をとるという政策を取れば景気は悪化するに決まっています。(ただし景気悪化の影響については色々な皮算用によって大きく変わります)GDPと政府負債残高の比率をもって、財政健全化をしなければならないという財政規律派の人々。彼らは本心から財政健全化をするしか日本に道はないと信じ込んでいます。彼らの殆どは下心や悪意があってそのような主張をしているのではありません。しかし、結果論で言えば彼らの主張は間違っていました。彼らの主張である財政健全化政策は今まで日本の景気を低迷させる方向に動いたのは、もはや反論の余地もないでしょう。消費税増税は、財政政策の中でも最も影響が大きい政策の一つです。他にも大きな影響のある財政政策に法人税減税がありますが、これはまた別の機会にやります。(必ずやります)全体的に言える事ですが、最終的にプライマリーバランスの黒字化を目標として掲げる政策は、目的と手段を混同しています。消費税増税は老人からも若者と同様にお金を取る平等な政策だという人が多いですが、そうではありません。今が過熱したインフレであればそのような見方も出来るでしょうが、今は深刻なデフレです。お金を使う人が多くの税金を支払うのです。支出の少ない人は税負担が軽くなります。今の日本では、多くの資産を持っている人がその分多くのお金を使う、という経済活動になっていません。理由は色々ありますが、要するにデフレだからです。デフレ下ではお金は使わない方が得なのです。皆が使わないのです。生活に必要な支出の全体に占める比率が多い貧困層ほど、消費税増税により痛手を蒙ります。今の日本では、全世代にわたって格差が拡大しています。これは世代間格差とは別の話です。世代間格差を広げながら、個々の世代でも格差が広がっているのです。若い世代では貧しい人は、かなり厳しい社会の中で生きているといえます。若い世代で低所得者の割合が多くなり、その人々の平均収入が年々少なくなっています。しかし固定費は増加傾向にあります。インターネットや携帯電話などの通信費、車での移動が必要な地域では原油価格に連動するガソリン代も馬鹿になりません。若い人の貯蓄額が増えないのは色々な要因がありますが、収入が少なく支出が多い層が全体的に多いという事が主な原因だと言えます。いくら浪費をしないと言っても、若い人ほどお金を使うのです。当たり前です。お金を使った人ほど多く税をとるというのであれば、どうしてもデフレ下では世代間格差が広がる方向に進みます。消費税増税が景気悪化を促進させる影響というのは、算出方法によって様々です。計算方法によっては、それ程の落ち込みはないと言う結論を導き出すことも可能です。そして、そのような皮算用の仕方によって変わるデータを根拠にして、増税の有無を論じてきているのが事実です。お金の流れをイメージしなければなりません。何のための消費税増税なのか?何をしたいのか?目的にあった政策なのか?本来それらが重要になります。目的を見失っては意味がありません。目的にあってさえいれば、むしろ手段はどうでもいいのです。消費税が一律5%である現在、政府の税収全体に占める消費税の割合は20%を超えています。既に十分消費税の割合は高いです。福祉税国家の北欧に迫る勢いです。景気が悪いから、消費税の割合が高くなっているのです。景気が良くなれば法人税や所得税などの収入が増えますので、消費税の税全体に占める割合は低くなります。当たり前ですが、税収に占める消費税の割合が低くなってから消費税の増税をすればいいのです。このままでは全世界でもトップクラスの消費税国家になります。消費税は日本の文化に合っているのでしょうか?どのような国になるかの国家イメージにあっているのでしょうか?使わなければ使わないほど得するデフレ下において、使えば使うほど損する消費税の増税。投資減税、賃上減税、良いでしょう。公共投資拡大、良いでしょう。しかし、それと引き換えに消費税増税しては意味がありません。消費税増税で落ち込む消費マインドをカバーするには6兆円では不十分。やっとデフレ脱却の光が見えてきた矢先に消費税増税。景気が良くなりかければ、さらに10%へ消費税が増税されるでしょう。まだまだデフレが続くでしょう。余程思い切ったことをやらなければ失われた20年確定してしまいます。若い人は、もう物心付いた時から不況です。それどころか生まれた時から不況です。高齢の世代はこの現実をもう少し理解して責任を感じてもらいたい。バブルのツケをバブルを知らない世代に払わせているのです。払わせ続けているのです。それをこれからも続けようというのでしょうか。この国の高齢者達は若者に希望を見せたくないとでも言うのでしょうか。(※ただし、この件についてはこのシリーズで違った視点から説明をします)デフレ下で割を食うのは業績によって収入が大きく変動するタイプの労働者と企業経営者(主に中小企業)、そして失業者です。圧倒的にこれに該当する国民が不利益を蒙ります。逆に、年金受給者や安定した収入のあるタイプの労働者は恩恵を受けます。自分が常にある程度の消費者でいられるのであれば、供給過多のデフレ社会では金額になって現れない恩恵もあります。それは利便性であり、心地良さでもあります。また、国外に目を向ければ、日本がデフレで得をするのは通貨安で輸出が増える貿易国家です。韓国などがその最たるものでしょう。自国の通貨安で利益を増加させる外国のグローバル企業が得をします。(ただし、その国の国民が恩恵を受けるかどうかはまた別の話です)長期的なデフレは資本主義社会を成り立たなくさせます。資本主義社会では格差拡大させないように、国家が再分配をしなければなりません。もし格差拡大の流れを食い止めたいのであれば、消費税などではなく累進課税強化を検討するべきでしょう。(しかし、先日このブログでも書きましたが、格差拡大を是としている経済学が現在の日本の政策担当者の中で主流派になっています)僕は、内部保留を溜め込んでばかりいる資産バリュー銘柄に対して税を徴収するするべきだと思います。
2013.10.02
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