星の髪飾り

星の髪飾り

2008/09/11
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 空は高く、心地良い風が秋を告げています。

ご心配をおかけしました。 昨日精密検査の結果、良性(経過観察)ということでした。

健診は小さな箱(家族等大切な人)の為にも、続けていこうと痛感しました。

 この時期、健診結果で「癌」を告げられる人もいます。 私達の年齢になると特に・・・

けれど、再発もなく元気に過している方も多いんです。 

車の免許を取ったり、仕事に復帰したり・・・

手術を控えた友人ふたり、笑顔の再会待ってます。

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 時を待つ心

悪い時がすぎれば、

よい時は必ず来る。 おしなべて、

事を成す人は、必ず時の来るを待つ。

あせらずあわてず、静かに

時の来るを待つ。

                          松下幸之助


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「しやなかに散れ」

 平日にもかかわらず浅草雷門は多くの人で賑わっていた。
記念写真を撮る人、ガラス張りの交番脇の待ち人、うきうき笑顔の外人。 そこには独特の
呼吸と中和があった。
汗で濡れた背中が寒さで一層冷えていくのがわかる。電車の中で急に息苦しくなり、慌てて
ダウンを脱いだ。 常備している水を飲み、小銭入れの錠剤に触れて深呼吸をした。
「大丈夫・・・」
 その寸前、電車は浅草に着いた。早く地下道を抜け、地上に出たいと夢中で走ったのだ。

 午後の陽射しは乏しく、隅田川の方は薄い雲で覆われていたけれど、外気に触れた細胞は、
水を得た魚のように平穏を取り戻した。
「よっ!早いなっ」
 肩越しの声がさらに僕を鎮めた。
「どうした?」
 祐介は大きく目を見開いて僕の額を見つめている。 黒い革ジャンから除かせた白い
ティーシャツに、シルバーのチェーンが妙に光っていた。
「ち、地下鉄は苦手だ」
 裕介がどっちの方向から来たのか? 
ふいにそこに立っていたという感覚は、初めて会ったコンビニ、再会した仕事場と同じもので、
それは幻覚に似て虚ろだった。






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最終更新日  2008/09/11 09:46:44 AM
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