Sky in Australia

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壮絶!妊娠地獄の始まり



カイの時もつわりがかなりひどかったので、今回も覚悟はしていました。だけど、今回辛かったのはつわりだけではなかったのです。つわりは生れるまで続きましたしね。出産してから気付きましたが、例えば風邪を引いてお腹がどうにも気持ち悪い、吐き気で死にそう、みたいな状態が9ヶ月間、プラス!今回は妊娠初期から何とも言い表しにくい

お腹のしんどさ

があったのです。私は一人目の時には特にお腹が張るということも経験せず、エアロビや水泳もしていました。なのでこのしんどさが

お腹の張り

だということに気付かなかったのです。それは、こう、あまりにお腹がしんどくてお腹を両手で抱えてしゃがみこみたい、又は横になっていたい、そういう感覚でした。ちょっとしんどい、というどころのものではなく、もう、一度しゃがみこんだら眉間にしわをよせて起き上がれない、そういうしんどさでした。さらに妊娠初期には1ヶ月にも続く出血が見られたのですから、これはかなり危ない状態だったんです。

つわりに関して言えば、食べ物が全てまずくなる、味がなくなる。大好きなチョコレートもケーキも目をつぶって食べたら何を食べているのかわからない、そんな状態でした。臭いに関してもいつもの100倍敏感になる感じです。例えば”人”は誰しも何らかの臭いを持っている、そう気付かされたものです。かわいい息子でさえ、一メートル以内に近づくとものすごい吐き気に襲われました。夫なんてもうそれ以上に、どうにかなりそうに気持ち悪い存在になりました。

誰かと話をすることさえ難しくなりました。だって人が近くに来るだけで、もうその人の臭いで倒れそうになるのですから。普段ならいい臭いに感じる石鹸の香りだってもう、致死量でした。でも毎日シャワーを浴びないわけにはいかない(お腹の張りのため、お風呂に入る体力はありませんでした)ので、これが拷問のようでした。毎日シャワーの途中で何度もおえーっとなり、出てからも自分の体に付いた石鹸の香りで、もうどうにかなりそうに気分が悪かったのです。シャワーに費やされた体力と、その気持ち悪さで、そのままそこに倒れて何時間も動けませんでした。




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