みいな と るんな

みいな と るんな

寛解導入療法 2週目



今日も髄注、今日は処置を終わって戻ってくるとすぐ目を覚まして、おしっこおしっこと大騒ぎ。

眠るからと念のためオムツを履かせていたので、そのまましてくれたら良いんだけど、オムツが取れて久しいみいなはそれを断固拒否。

泣きながら1時間我慢して過ごした。

髄注のときはさらに流量が増えるらしい、だからかな。

これから毎回おしっこに悩まされることになる。

苦労してたバクタも、単シロップをもらって、さらにお薬の前と後にチョコレートを口に入れて甘さでごまかして何とか飲めるように。

だからチョコは欠かせなくなった。

いろいろなチョコを試したけど、一番のお気に入りはア〇ロチョコ。

イチゴの甘さが良かったみたい。

アンパンマンのキャラクターの形のも楽しめた。

そして食欲のほうもステロイド効果来たり、という感じで、TVCMに影響されて、突然カップラーメンを食べたがったりポテトチップスを欲しがったり。

みいなはとてもおいしそうに食べるので、担当してくれた看護師さんも食べたくなって買って帰ってしまったこともあるらしい。

少し体重も増えた。

2週目の予定にはテラルビシンとエンドキサンがあった。

抗がん剤投与ということで、緊張したのだが、吐き気止めのおかげか、少しダルそうな感じはあったが、吐いたりすることはなかった。

6日目の採血では白血球が700まで一気に下がっていたため、食事が生禁になった。

この病院では白血球が1000を切ると生物禁止になるらしい。

楽しみにしていた毎朝のフルーツも缶詰になってしまった。

ゆうきの幼稚園の夏季保育も始まり、車で30分かけて父母が送り迎えしてくれているらしい。

帰りは病院近くまで幼稚園の通園バスが来るので、ゆうきはバスで来て、そこからは車で。

ゆうきが違う通園バスに乗っているのに気がついたママ友達からメールが来た。ゆうきが妹が入院してって言ったらしいのだ。

ちょっと風邪をこじらせただけ、とでも返信すればいいんだけど、どうしてもできなかった。

心配した彼女は翌日病院まで来てくれた。

病名を聞いて、さすがに驚いたようで、みいなのことも可愛がってくれてたママなので、泣いてくれた。

他人なのに、泣いてくれるなんて、と、すごく嬉しかった。

こんなに思ってくれる人がいて私はまだまだ頑張れる、と救われた気持ちだった。

父が実家から自転車を病院に持ってきてくれた。

これで、前のスーパーくらいだったら、すぐ買い物にいける。

病院から出るだけで、気分が変わって、自転車は本当にありがたかった。

みいなの病気について、拒否してた心がやっと付いて来始めたような気がしていた。

幼稚園には病気がわかった日に入園取りやめの旨を連絡していた。

入院したから、と知らせただけだったのだが。

一応、詳しい状況を連絡しておかないといけない。

落ち着いて話せるだろうか、自信がなかったけど、思い切って担任してくださる予定だった先生に電話した。

病名と治療の話を簡単にしただけだったけど、病名をいざ口にすると涙があふれてきた。

病棟入り口の公衆電話だったので、周りにいた人がチラチラこちらを気にしているのがわかった。

先生も驚かれたようで、電話の向こうで言葉を失っているのがわかった。












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