(4)2001 京都・大阪・USJ~女2人旅


京都・大阪・USJ~女2人旅



滞在期間 2001年4月9日~13日
宿泊ホテル 京都:京都新阪急ホテル
大阪:ホテルグランヴィア大阪
旅の仲間 姉さん(ナース・3つ年上)



1日目<京都>  京都タワーと祇園

京都に初めて訪れたのは高校の修学旅行だった。当時は「お寺なんて廻るのダルいな…」なーんて思ってたんだけど、そのお寺が思いのほか良かったわけだ。社会人になったら絶対もう一度京都に行きたいって思ったけど、国内はいつでも行けるやーと思って、海外旅行にハマっていた私だった。当時、結婚を機に仕事を辞めた私は、結婚までの自由な1ヶ月をどう過ごすかを考えていたが、ちょうど仲の良かったナース仲間の姉さん(愛称)も同時期に退職したため、一緒に京都の桜でも見に行こうか、という話になった。(彼女はちょっとナースの仕事から離れたいという理由で退職。)

京都駅&京都タワー北海道から関西国際空港まで2時間飛行機に乗り、関空からJRで京都へ。着いたのはもう日暮れだった。10年ぶりの京都駅がすごく近代的で素敵になっていたことに驚きだった。ホテルは駅から徒歩3分くらいのところにある阪急ホテル。大きな荷物を抱えチェックインを済ます。移動の疲れも忘れてウキウキしていた私たちは、夕食までにはまだ時間があったため、すぐ近くにあった京都タワーへ行ってみることにした。京都タワーは修学旅行でも行ったけど、全然変わっていなかった。しばらく姉さんと京都の夜景を堪能する。お金を入れて望遠鏡を覗き、展望台にある神社をお参りしてみた(笑)。

祇園京都タワーを後にした私達は、祇園の夜桜を見に行こうと花見小路へ。北海道では見たことのないしだれ桜並木に大感激。舞妓さんの姿もあり、あぁ京都…という感じだった。川沿いの御茶屋さんでお酒を楽しむ男性たちの姿を目にし、ああいうところで政治家とか談合しているんだろうなぁと思った。せっかく祇園に来たんだから…と、ちょっと豪華な夕食を食べることにしたが、下調べをしていなかった私達は、手持ちの「じゃらん」に載っていた日本料理屋風のモダンな居酒屋に入ることに。恥ずかしいことにお店の名前を忘れてしまい、後で調べてもいっこうに思い出せないのが悔い。中庭にはライトアップされた竹や草木、カウンターには日本酒からカクテル、ワインなどが並び、活気のある厨房がガラス越しに見える。そこで食べたうなぎの八幡巻、湯葉は絶品だった。こうしてしこたまアルコールを飲み、美味いものを食べて1日目は終了したのであった。



2日目<京都>  京都市内観光

観光コース:三十三間堂⇒清水寺⇒三年坂⇒哲学の道⇒銀閣寺⇒法然院⇒今宮神社⇒竜安寺⇒金閣寺(バス・タクシー・人力車にて)

観光

翌日、早起きをしホテルで朝食。1階のレストランには入り口で数人列を作っており、私達も並んで順番を待っていた。20分くらい経ってようやく私達の番がやってこようと言う時、思いがけないサプライズが!吉本興業の漫才師「今いくよくるよ」のいくよさん(細い方)が目の前に!テレビのまんまでした…。フリフリのピンクハウスの服を着て、濃い目のメイク。しかし、いくよさんは混んでいたため時間がなかったのか、そそくさとその場を去ってしまったのであった。

さて、朝食を食べた私達は、タクシーで三十三間堂へ向かった。朝早かったためか余り混雑していず、ゆっくりとまわる。しかし、パートナーのネエサンは、拝観料を払う時にガイジン(アジア系)に間違えられ怒っていた(笑)。修学旅行以来の拝観だったが、大人になってから見る本堂は更に感慨深いものであった。時間もあったし、お経もしばらく聞いていた。
その後、バスで清水寺方面へ移動。バスの中から目にした風景は圧巻だった。山がピンクなのだ。北海道では絶対見ることの出来ない風景だった。京都の桜は最高だというのが理解できる。清水寺の敷地内は広くてアップダウンが多いので、かなり体力が消耗してしまったため、三年坂にある「イノダコーヒー」に寄りちょっと一服。イノダコーヒーはコーヒー店の老舗で、独特の深みがあるのが味の特徴だ。北海道にも札幌の大丸にあって、たまに入るお店だが、日本庭園を見ながら飲むコーヒーは最高だった。この旅、何杯コーヒーを飲んだことだろう。三年坂ではおみやげ屋さんを見て周り、お財布に入れる小さなカエルとカメを買った。お金がたくさん入ってきますように…。

観光1修学旅行で行かずに悔いが残っていたのが、東山地区の銀閣寺方面だった。哲学の道の桜がキレイだということだったので、今回の旅には絶対行こうと決めていた。哲学の道では初めて人力車に乗った。コースによって値段が違うが結構高かったので、始めは躊躇していたが、声を掛けてきた人力車の運転手のお兄さんが北海道出身だったのと、「なかやまきんに君」にちょっと似ていたため乗ることに決めた。銀閣寺から哲学の道を通り知恩院へ。途中、火サスで登場する竹林を通り記念撮影。どこを通っても桜満開で最初は感動してたけど、そのうちその風景に慣れてきちゃっていた私だった(笑)。

京都で絶対に味わいたかったのが「あぶり餅」。るるぶ京都に載っていて、どうしても食べてみたくてタクシーで銀閣寺から今宮神社へ。小さな餅を竹串に刺して炭で焼き、白味噌を付けて食べるもの。今宮神社の東門を出たところに「いち和」と「かざりや」という2軒のお店があり、とりあえずインスピレーションで「いち和」に入る。微妙に白味噌の甘さ加減が違っているらしい。あまりにも美味しくておかわりしてしまった。ちなみに1皿500円なり。
久々の金閣寺は絵はがきと一緒だった。風景は覚えていたが、どこをどう歩いたのかは忘れていたな。敷地内にある茶屋でお抹茶をいただく。緑の中に金の建物。異様な感じもしたけど、池に写る様は素晴らしかった。
その後、徒歩で竜安寺へ。地図では近かったけど、歩くと結構疲れた。竜安寺の石庭は、木や草はいっさい用いず15個の石と白砂だけで形作られている。不要なものを一切省き、究極の簡潔美といったところ。床に座り庭をただ眺めていただけでも何となく癒される。日本人に生まれて良かったなぁと思ったひとときだった。こうして1日があっという間に終了した。まだまだ色々見たかったなー。

観光2



3日目<京都→大阪>  嵐山観光~大阪ナンバ

大阪

午前中JRで嵐山へ足を運ぶ。相変わらず桜はキレイだったが、気持ちがもうすでに大阪へ向いていた私たちは、竹製品の小物や竹炭を数点購入し大阪へ向かうことにした。宿泊ホテルである梅田駅に直結したグランディスホテルに到着。部屋からは大阪城、通天閣が望め、目の前には阪神デパートが見える高層ホテルだった。アクセスも便利でお部屋も広くキレイだ。写真左はホテルの部屋から見た夜景。写真中央は京都で数々ガイジンに間違われていたネエサンが履いていたヘビの抜け殻のようなタイツである。確かに「金持ち韓国人がはいているような奇抜な柄のタイツ」(管理人の勝手なイメージ)のような気がする(笑)。思わず写真撮影。
大阪のネオンに誘われ早速外へ出かける私達。まずは目の前にある阪神デパート探検だ。デパ地下はもの凄く広くて北海道では目に出来ない関西の活気を味わう。ここでは「イカ焼き」たるものを賞味。北海道でイカ焼きといえば、イカを丸ごと炭火などで焼いたもの。大阪のイカ焼きはお好み焼きをプレスしたようなもの。味は期待通りだった。デパ地下を一通り見てから、地下鉄で難波へ向かった。もちろん目当ては「戎(えびす)橋」。阪神ファンが飛び込む橋、グリコの電光看板を一度見てみたいと思っていたから。戎橋がすぐ見える2階の喫茶店に入り、しばし人間ウォッチング。さすが「ひっかけ橋」というだけに見てるだけでもナンパしてる兄ちゃんが数人。感動的だ(笑)。
その後、梅田に戻ったのは夜。夕食に「串カツ」を食べてみようということになった。しかし計画性のない私達は、行き当たりバッタリでどこかないか駅周辺を歩いていると、梅田駅の高架下にひなびたお店が軒を連いるのを発見。疲れて面倒になっていたので、そこの立ち食いの串カツ屋に決定してみる。店員は中国系?の外人で、客はオジサンしかいなくてちょっとビビったが、食べてみると結構イケル。野菜、エビ、豚肉など数本とビールを堪能し満足する。のちに大阪出身の友達にこのことを言うと、かなりひかれたっけ。(^^ゞ)確かに汚い店だったが…。今になっては後のまつりだ(笑)。


4日目<大阪>  ユニバーサルスタジオジャパン

USJ[1]

大阪中心部から電車で15分の立地条件にあるUSJ。
オープンから2週間しか経っていないUSJ。さぞかし激混みであろうと予測し、覚悟を決めて行ったが、しかしあいにく天候は曇り&小雨だったので、思いのほか空いていてラッキーだった。エントランスの地球を見て大興奮した私。さぁ、楽しむぞぉ♪


アトラクション体験記

思いのほかすいていたため、待ち時間は長くて30分だったアトラクション。
奇跡的にメインのアトラクションを1日で制覇した私が、USJのアトラクションを独断と偏見で評価しながらご紹介。
ちなみに苦手な絶叫系は評価が低いかも…。

JAWS(ジョーズ)  ★★★★☆
まずはKinki Kidsの堂本光一作ったジョーズのレプリカの前で、しつこいくらい写真を撮る。ずぶ濡れになるという前評判だったので、アトラクションの前で売っていた200円のカッパを買っていざ乗り込む。映画さながらの迫力のあるサメ。音楽の効果も相まって大興奮。クライマックスにはボートのサイドからサメの大きな口が襲って…。そしてザッブーン(笑)。パンツまでびしょ濡れになっちゃったー。濡れたくない人は右側に乗るべし。夜にももう1回乗ったけど、夜もキレイでオススメ。期待通りということで★4つ。

JAWS


ジュラシックパークザライド  ★★★★☆
私は高所恐怖症、おまけに絶叫マシーンが大キライ!しかしネエサンが向かったのはジュラシックパークザライド・・・恐竜の口からジェットコースターで26mの高さからまっさかさまに落ちるアレ。ネエサンが「これに乗らなきゃUSJに来た意味がない!」と私を説得するため、仕方なく乗り込む。後でケーキをおごってやるという条件つきだった。一応、USJの見所のひとつなので★4つはつけたが、二度と乗るもんか!もう怖いのなんのって。スプラッシュした瞬間に撮影された写真の顔は、この世のものとは思えないような形相。記念に購入したが後でかなり爆笑出来た。そして約束どおりのケーキ(写真右)。ジュラシックエリアにある「フォッシル フュエルズ」のファンネルケーキ。ドーナツのような生地の上にアイスやバナナ、チョコ、生クリームなどがかかったデザートだ。事前に見ていたガイドブックに載っていて、行ったら絶対に食べようと心に決めていたもの。美味しかったが結構ボリュームがあったので後半はクドかったかも。甘党の方には食べ応えがあってオススメ。

ジュラシックパークザライド


E.Tアドベンチャー  ★★★☆☆
私が小学生の時に映画館で並んで観るほど一世風靡したET。入るとパソコンの前に座っているお姉さんが自分の名前を聞いてくる。何だろう…と思いつつETを乗せたチャリンコに乗りながら、E.T.の故郷へ向かう。仲間たちのリアルな動き。懐かしかったなー。アトラクションが終わりになると、なんとETが私の名前を呼んでくれるのではないか。最初に名前を言った理由がようやくわかった。それにしても、ここは午前中の最初に行ったんだけど、全然待ち時間がなく並ぶ列も少なくて快適。ディズニーランドのことを考えたら余りにもすいててビックリしたので思わずパチリ(写真右)。

ET


ターミネーター2 3-D  ★★★☆☆
未来を賭けた人類とサイボーグの戦い。思わずのけぞってしまうほどの迫力な3-D。入るとすぐに見られる前説のお姉さんのトークも笑えます。シュワちゃんのそっくりさんも出演し、舞台とスクリーンを行ったり来たりする役者の細かい演技も見もの。。

バックトゥザフューチャー・ザ・ライド  ★★★☆☆
デロリアン号に乗り込み、雪崩や恐竜、噴火する火山をよけながら、2015年のヒル・ヴァレーへタイムスリップする。TDLでいえばスターツアーズみたいな感じ。前の方に乗るのがオススメだが、かなり酔う。

バックドラフト  ★★☆☆☆
この映画は大好きで何回も見たので期待して入る。さすがハリウッドだけに、火柱、使う水の量がハンパなじゃなかったが、ショーとしてはちょっと物足りなかったかも。JAWSで濡れた服が乾いたくらい、熱い熱気が立ち込めていた。

ウォーターワールド  ★★★☆☆
30分くらい前に並び、会場の中央の席を確保。実はこの映画は見たことがないので、映画のシーンと重ね合わせることはできなかったが、ショーとしては楽しめた。水上基地を再現した巨大なセットはスゴイ。前の席はバンバン水をかけられて面白そうだった。



ババガンプ朝から晩までUSJを堪能した私達はUSJのすぐ傍にあるユニバーサルシティで夕食を食べることにした。まずはシティ内の散策。ショップやレストラン、コンビニ、ドラッグストアなどがあり、見ていて飽きない。まずはすぐに目に付いたハードロックカフェに入る。私はハワイとグアムに行ったことがあるが、当時日本でこのユニバサールシティウォークが第1店舗目ということだった。グッズには各々の地名が入っているので、記念にマグカップを買ってみた。夕食に選んだのは「ババガンプ・シュリンプ」。映画フォーレストガンプでガンプが友人ババの意思を継ぎエビ漁業を成功させた後、レストランをオープンしたというコンセプトで開かれたレストランだ。ここも当時、日本で第1店舗目ということで迷わず決定。シュリンプを中心とした各種のアメリカ南部料理がメニューのシーフードレストランだ。タコスとシュリンプフライをオーダーしたが、すごいボリュームに食べきれず。でも美味しかったな。あまりにも歩き疲れたせいか足がバンバンになってしまい、ホテルに戻るとマッサージを頼んでしまった。最終日、なんとホテルで発砲事件があり宿泊者はホテルから出れない状況だったらしいが、私達はそんなことも知らずに爆睡していた。翌日ニュースで知ってビックリしちゃった。



5日目<大阪→北海道>

4泊5日の京都・大阪の旅があっという間に終了。午前中ホテルでゆっくりした後、JRで関西国際空港へ。待ち時間はお土産を見たりコーヒーを飲んで過ごす。赤福のだんごも定番だ。京都、大阪。全く違う雰囲気の関西を目で耳で舌で味わうことの出来た充実した旅となった。旅の最中はとにかく爆笑し笑いの絶えない日々。ネエサンとのコンビは最高だったわ。今度は神戸にも足を運びたいな。






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