目と耳が悪いビジネスマンの一筆

目と耳が悪いビジネスマンの一筆

2010/06/10
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脳裏に焼きつくことをイメージしながら記憶の引き出しにちゃんとしまっておいたはずなのに、悲しいかな人間の脳はそうやすやすと言うことを聞いてはくれません。

覚えよう、覚えようと強く念じたとしても、いざそれが必要になったときに、あっさりと忘れてしまっていることに愕然とするものです。

人間の脳みそって、つれないものです。

そして、それとまったく逆のこともまた真実です。

人間は、忘れたいことを思うように忘れられません。

忘れたほうがずっと楽に生きられるのに・・・と思うことって、けっこうあります。

職場で上司に叱られたとき、まるで存在そのものを否定されるようなことを言われて深くふかく傷ついたり、親友だと思っていた友だちが自分のことをひどくけなしているのを耳にしてしまい、誰のことも信じられなくなったり、尊敬していた人がロクでもないことに絡んでいるのを知ってしまったり・・・。

そんなこと知らなければ安穏と生きていられたのに、一度その事実を引き受けてしまったために、辛く悲しい気持ちにさいなまれることっていくつも思い当たります。

その出来事や知識が衝撃的であればあるほど、記憶としての定着が深くなってしまうものです。

わたしは、とくに人が感情的になって投げかけてくる言葉に弱いと思います。

こちらの話に耳を傾けようともせず、こちらの立場を尊重することもなく、ただ思いつくままに発せられた言葉がどうしても忘れられなくて、苦しい日々を過ごすことがたまにあります。

そんなこと早く忘れてしまえばいいんだと分かってはいるのですけれど、そのときの映像と言葉がなかなか頭から離れてくれなくて、途方に暮れてしまいます。

相手のことを憎悪してイライラし続けるのも嫌だし、どうすればこの状態から脱することができるのでしょう?

そう考えてわたしが思いついたのは、「その忘れられない記憶を上書きしてしまうくらい、別な記憶を詰め込んでしまえ」ということでした。

例えばわたしは本を読むことが好きなので、自分の好みに合う本を片っ端からドンドン読み進めていくのです。

そしてできることなら、ただ字面を目で追っていくのではなく、そこに記された言葉を一つひとつ声に出して音読します。

そうすると、声に出さなければならないから意識は紙面に集中するし、発せられた言葉は耳に響いてくるので内容の染み込み具合が増強されます。

すると忘れたい記憶を思い出す余裕もなくなり、同時に自分の好きな文章に没入して、後者の記憶が忘れたい記憶を薄めてくれます。

その作業を繰り返すことで、忘れたい記憶の薄れ方は、ずいぶん加速するんじゃないかと思います。

忘れたい記憶を抱え込んでしまったときの対処法。

これからも自分なりに研究してみたいと思います。

今日も健やかに過ごすことができて感謝します。

ありがとうございました1!

【三文日記】

このところ毎日のように夢のなかで高校時代の友人が現れます。

彼らのうちの誰かが、何かを伝えたがっているのかも知れません。

そのうち「結婚することになった」とか連絡があるんじゃないかと身構えています(笑)。

●今日の天気
晴れ。

●今日の運動
ジョギング30分。





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Last updated  2010/06/11 05:40:57 AM
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ミンミンぜみ @ ありがとうございました! はちの家さん いつも気にかけてくだ…
はちの家 @ お別れの言葉 ブログ(日記)は、毎日一定の質の文章を…
ミンミンぜみ @ ありがとうございました まめあちゃさん 温かいメッセージを…
まめあちゃ @ Re:お別れの言葉(07/26) 間の抜けた頃に、コメントさせて頂きます…
ミンミンぜみ @ Re[1]:お別れの言葉(07/26) 和1号さん こんばんは、コメントあり…

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