うさぎのぴょんこ

「今から　言うとくわ！
何にも　分からんような事をされて
死んでまで　恥を掻きたくないから！」

雪降る中を　やっと帰って来たのに
突拍子もなく　何なんだよ～～～

「通夜で使う布団一式は　あそこへ置いてるから
其れを使う様に！」

えっ！

葬儀場でする！

「和ダンスの中の着物の　一番上に　大島紬の、、、」

わ～～～～～い！

ｕｓａｇｉに　くれるんだ～～～～！

「、、、着物を　わしの身体に掛けてくれ！」

あっ　そう・・・

くれないんだ・・・

焼いちゃうんだ・・・

『お義母さん　今から　そんな心配しなくても』

「人間　何時どない為るか　分からん！
子供たちが　訳分からんで　恥曝しな真似をされたら
わしが　迷惑や！」

そりゃ～　良い心掛けだと思うけど・・・

恥曝しとか　迷惑って言う事無いでしょ・・・

「死んだ時は　其れで良いとし
病気に為って　入院する時や！
子供なんか　当てになんか為らないし！」

そりゃまぁ　今日でも　3時間掛かりましたから
すぐって訳には行かないわよね・・・

「あそこへ　一週間分の着替え等を入れて
置いてる事を　○（手伝いのオバチャン）ちゃんには
言ってるけど！」

そうですか・・・

お手数掛けますね・・・

「わしが　此れだけ準備してるんだから
ｕｓａｇｉさんも　分からん！なんて　言わんように
覚えといてくれ！」

なんで　ｕｓａｇｉになんだよ～～～

みんなに言えよ～～～

『お義母さん　みんなに言うとか　
気に為ることは　書いて置いたら！』

「もう　ｕｓａｇｉさんに言ったから　良い！
忘れたらいけんで！」

そんな～～～

ｕｓａｇｉが　しゃしゃり出た様に為るじゃん・・・

少なくとも　長兄の嫁には言っておいてよ～～～

何故か　ｕｓａｇｉ　4時には　既に　自宅に帰っておりました！

『夕飯の準備できないけど　良い？』
って　相方に聞いたくらいなのに！？

充分　間に合いました！

何故！？