Natural Life~毎日が幸せミシェルのあたふた日記

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かいちーの川崎病体験記(入院前編)


6月、我が家にとんでもない事が起こりました。
かいちーが、川崎病になったのです。それは、6月10日から、始まりました。
なんとなく、かいちーの様子がおかしかったのです。
朝ごはんを食べないので、変だなと思いました。
幼稚園から帰ってきたら、37.3度の熱がありました。
微熱だったし、風邪かなと思って、急いで寝かさせ、頭を冷やしますが、
熱は、どんどん上がっていきます。
明日は、楽しみにしていた遠足なのに、可哀相だけど、
明日は、行けないかなとと思いました。
でも、でも、去年は、肺炎で行けなかったのです。
遠足。だから、とっても、とっても楽しみにしていました。
夜中に何度も熱を測ります。座薬も使いました。
朝方38.5度でしたが、座薬が効いたのか、かいちーの気力なのか、熱が下がって、
なんとか行けそうだったので、りんりんを引き連れて行きました。
大型バスの中で、かいちーは、「お化け屋敷に行くことが楽しみです」なんて、言って元気そうでした。
行き先は、遊園地です。天気は、曇り空、念の為、体温計やら座薬を持っていきました。
かいちーは、お友達と一緒に、観覧車に一番先に乗りました。
それから、いろいろな乗り物に乗って、午後雨がざっーと降ってきました。
慌てて、屋根のある場所に移動しました。帰りの時間になって、バスのとこまで、歩きました。
幼稚園に着いたら、かいちーの様子がおかしくて、額に手をやると、熱があります。
無理しゃったんだね、でも、行って良かったねなどと、
去年の担当の先生とお話したりしました。
急いで、家に帰って、熱を測ると39.3度もありました。
翌日、近くの病院に行くと、風邪と言われました。
のどが少し赤いって。次の日も、相変わらず熱があって、今度は、違う病院に行きました。
すると、「お母さん、首の下が腫れている」と言われました。
さわると、ぐりぐりしたものが、あります。昨日までは、なかったはず。なんだろう。
先生は、「腫瘍かもしれません」とおっしゃったので、目の前が真っ暗になってしまいました。
腫瘍って何?恐くて、誰にも言えませんでした。
もちろん、パパにも。午後になって、幼稚園の先生からお電話がありました。
そのとき、思わず、腫瘍って言われたことを話しちゃいました。
でも、先生は、明るく「かいちーが、腫瘍なんて出来るわけないじゃない」って、
明るく笑い飛ばしてくれたので、それもそうだと、思いました。
夜、熱が下がりました。
15日の土曜日、熱はないけど、かいちーは、だるそう。
あきらかに、いつもと違う感じです。夜になって、熱が上がってきました。
日曜日もずっと。パパがかいちーと寝てくれました。
りんりんに移らないように、(この時は、病名が分からなかった為)
離れて私とりんりんは、寝てました。
パパは、仕事が忙しいのに、殆んど寝ないで、かいちーの看病をしました。
夜中に「パパ、助けて~」って叫ぶ声が聞こえてきます。
一体、何の病気?夜中の2時ごろ、かいちーが、突然咳をしました。
今まで、風邪をひくと、咳や鼻水が必ずあったのに、
今回は、しないので、そのことが、とてもひっかかってました。
とても、激しい咳とともに、嘔吐しました。これは、肺炎だ。すぐに、思いました。
実は、かいちーは、今までに、2回肺炎になったことがあったのです。
すぐに、病院の留守番電話に伝言。折り返し電話が来ました。
でも、第一声が「お宅の電話番号はいってない」でした。びっくりしてしまいました。
それから、かいちーが、お腹をいたがっていて、多分肺炎だと思いますって伝えました。
でも、お腹を痛がるのは、熱の上がる時の症状で、そんなことは、電話するまでもなく、
お母さんが受け止めればいいことだと、言われました。
それと、肺炎なら明日レントゲン撮ればいいでしょって、えんえんと言われてしまいました。
わたしは、ただ、びっくりして、誤りましたが、
電話切った後、悔しいやら何とも言えない嫌な気持ちで、寝ることが出来ずに、
パパに話して、朝までずっと泣いてました。
朝になって、もうあの病院じゃなくて、いつものかかりつけの病院に行こうって、
パパに言ったけど、検査の結果が出てるからと言われて行きました。
病院について、かいちーは、あまりのお腹の痛みで、「痛い、痛いよー」と、言います。
私は、「今は、座薬で熱が下がっているけど、お腹いたがっているので、すぐに診てください」
って受け付けの人に言ったけど、「他にも具合の悪い患者さんがいますから」って言われてしまいました。
周りの人にじろじろ見られたけど、かいちーが痛がっているんだもん、母強しだよ。
やっと呼ばれると、先生が「熱の出た日を勘違いしていた」と言いました。
でも、それは、昨日ちゃんと確認したんだけど・・・。
「川崎病かもしれません」このとき、初めて言われました。
何回も、医学書を読んだけど、川崎病だったんだ。なんで、気がつかなかったんだろう。
先生の言葉と同時に、私の胃がきりきりした。
救急車を呼ぶほどじゃないと言ったけど、かいちーは、
異常にお腹を痛がった。
泣き叫ぶかいちーに、看護婦さんは、「入院しなくちゃ、直らないよ」って。
歩けない状態だったので、私が抱っこした。でも、5歳のかいちー、体重が20キロもある。
重い。ドアを開けて欲しかったけど、看護婦さんは、開けてくれず、
かいちーをだっこしてやっとの思いで連れ出しました。
今撮ったばかりのレントゲン写真も持って、
外に出ると、パパとりんりんが、車で待っていた。
川崎病だとパパに言うと、さすがのパパも、びっくりして、うろたえていました。
私は、その時は、しっかりしなきゃいとう思いが勝っていました。
取り合えず、家に帰って、急いで、入院の用意をして、病院に向かいます。
病院は、近くじゃだめだというので、市内の病院へと急ぎます。
その時、かいちーの幼稚園の前を通りました。
本当なら、かいちーも、クラスの皆と楽しくここで、遊んでいるのに。
そう思ったら、とめどもなく涙があふれてきました。
なんで、かいちーだけが、こんな病気になったの?いろんな思いが駆け巡ります。
その時、パパが、「泣くな」って言いました。
そうだ、泣いちゃ居られない、
かいちーが、直るように頑張ろう。心に誓いました。
病院の救急センターから入りました。時間外だったので。1時間くらい待ちました。
やっと呼ばれて、かいちーの検査が始まります。しばらくして、私達が先生に呼ばれました。
「検査の結果、川崎病に間違いないと思われます。
熱が出て、10日目が前後が一番後遺症出やすい時なので、
私達もとても心配しています」って、先生は、おっしゃいました。
それと、私の予想通り、肺炎か気管支炎も起こしているそうです。
ママの勘は、当たっていました。
お腹が痛いのは、腸が張れて、酵素が出ている為というのも、教えて頂きました。
すぐに、病室へ移ることになり、
先生、看護婦さん6人に見守られて、入院病棟へと行きました。
すると、先生がりんりんのことを、女の子だと思って、
妹って言って、手をつないで歩いてたので、その時、私とパパに初めて、笑顔が出ました。
廊下を歩きながら、先生が「兄弟で何ヶ月か経ってからなる子もいます」なんて、おっしゃったので、
ますます不安になってしまいました。
かいちーの熱は、この時、今までの最高の40.3度。今日も眠れない夜がやって来ます。


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