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新年、明けましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願いいたします今年の干支は、卯(うさぎ)ですね。さきほどニュースで「今年は飛躍的な年になる」「なんていったって、ウサギは上向きに跳ねるものだし、縁起がよいものだ」などとコメントされていましたが、実際によくしていくのは、ここに住む自分たちです。何もしないで、ただポカネ~ンとしていても、どこからかよいことがおきて、みんなが幸せになるわけではありません。それにいきなり大きな富を得たり、豊かにならずとも、何より、大きな事件や揉め事が起きないで平安な、ただただ普通の生活が送っていければそれでよいかと私は思うのです。というのも昨日、こんなことがあったんです。昨日、母親から急にこんな電話がかかってきたのです。「お姉ちゃん、今忙しい?」「何で?今買い物中。」そうです。占い師だって買い物しに外出することぐらいありますわうちの近所のお店はほとんど三が日しまっていて、ろくろく買い物もできなかったんですから。。。「どうかしたの?」私が訊ねると、母はこういいました。「実は弘治(注:私の弟です)の彼女が病気になっちゃって…で、お姉ちゃんに見てもらいたいんだって。」弟もよい歳で、最近彼女ができて付き合っていたのは私も知ってはいましたが、喘息だと思っていたものが肺の病気であることが近日にわかったというのですしかし占いで病気のことを観るといっても、占い師は医者ではありませんから「どんな治療をしたほうがよい」とか「薬は○○がよい」などというような、診察まがいなことは、決して言えません。できるとすれば「体の△△が悪くなる可能性が高いから、気をつけたほうがいい」とか、「きちんと先生のいうことを聞くように」といった、アドバイスくらいなものです。「わかった。あんまり詳しくはいえないだろうけど、話は聞くから。」ということで、彼女の話を電話で聞くことになりました。家に着くと、母から電話があり、彼女に代わってもらって話を聞くことができました。「お姉さん、こんにちは。」あら、私を「お姉さん」と呼んでくれるの?うれしいわねお客様から「先生」と呼ばれるのとは、また違う響きがあります。「実はどうも、肺気腫になってしまったらしくて…」えっ何ですってそれはえらいことじゃん彼女は弟と同じようにトラッカーをしていますから、まず治療についてどうすればいいのか、またそのために仕事を長期にわたって休まなくちゃいけないから心配とか、そういった感じのことが話しの中にチラホラ出てきました。しかし彼女が本当に私に聞きたかったのは、そんなことではなかったようです。「私ねお姉さん、今まで『普通の生活』をしたことがないんです。弘治と知り合って、家族と一緒に生活できる、ごく当たり前のことなんですけれど、それが続けていけるのにはどうすればいいのかな?と思って。。。」そうなんです。詳しくは聞きませんでしたが、彼女はかなり幼少のころから大変な思いをして生きてきたようです。最近の子供たちや若い世代を見てみると、親のことを疎ましく思ったり、親と距離をとったりと、家族の絆をなくすようなことをしている人たちが増えています。そんな中で、彼女は私にこういいます。「家族で一緒にいられるうれしさを、弘治が教えてくれたから。」「お姉さん、私が病気になっちゃったのはもうどうにもならないけど、病気だからって不幸にはなりたくないもん。病気だからってたくさんお金が必要でお金持ちになりたいとかというんじゃないの。私、いやなことがあっても毎日笑って生きていきたいんです。」そう。ものがなくたって、ちょっと不自由さを感じたって、毎日笑っていけるのであれば、どんなにつらくてもやっていける…今の世の中で欠けているものです。彼女の人生がいかに波乱万丈であったかは、数秘術で見るとよくわかります。自分が生きていくために、あちらこちらに移り住まなくてはいけなかったこと、人にだまされて、大変な思いをしてきたこと。他にもたくさんあるようです。「そうなんだね。でもだとしたら、今の自分を大切にしなくちゃいけないよ。自分がどうにかなってしまったら、弘治も悲しむし、みんなつらい思いをするから。長く楽しいこと、幸せなことが続くようにと思うのなら、これから自分を大切にしなさい。『自分を労わること』と『怠けること』はまったく別のことだから。気にすることはないよ。」そういうと、彼女はとてもうれしそうに電話の奥で笑っていました。何も特別、変わったことはないけれど、平凡でも毎日不自由なく生活できるということがいかに大切なことかを、改めて弟の彼女は私に教えてくれました。「お姉さん、私必ずお姉さんの住む町に伺います。そうしたら、お姉さんのところに遊びに行きますね♪」はいはい。元気な貴女に会える日を、心待ちにしていますよ。
2011年01月04日
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