みやび

リバーツアーストーリー

世間の皆さま　ご機嫌いかが～？みやびは　先週　仕事始めから　ずぅ～っと忙しい日々でしたのそれなのにっ！　K林ったら　木曜日と金曜日　休んじゃったんですよ　いないのは嬉しいんですけどねでも忙しいのっ！　一応　部長職なのに　どぉ思いますぅ？しかも金曜日には「今から実家に帰るので、用事があったら早めに電話ください」だとぉ？***トップの写真は　和室の障子が破れてしまったので　ダーリンが穴ふさぎを作ってくれたんですちなみに　裏側は　こんなふうです　小さな穴ふさぎには　ウッドストックで～す　もちろん！　みやびは天然記念物ものの不器用ですから　どうやって作ったのか想像もできませ～ん　へえっ！さて本日は　先日、夢に見た話を　ちょっと脚色してストーリーにしたのを載せます自己満足の世界なので　ふぅ～ん　と　軽くスルーしてくださっても　いいですからね～「リバーツアーストーリー」ようこそ皆さま。本日は、弊社、天空ツーリズムの“リバーツアー”にお越しいただき、誠にありがとうございます。私、ツアーコンダクターのシミズでございます。皆さまのすてきな思い出作りのお手伝いができますよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。ミカコは、ツアーコンダクターの「よろしくお願いいたします」の跳ね上げるような声に、目が覚めた。列車の座席は居心地がよかったが、それでも若干の揺れがある。ミカコは乗り物酔いするたちだ。だが、かと言って、いつもは乗り物の中では眠れない。「せっかく眠れていたのに、もお、起きちゃった」ミカコは、ぼそっと声に出した。「ミカコさま、お目覚めでいらっしゃいますか。そろそろ本日の目玉に入りますよ。えっと、ミカコさまはアキオさまからお申込みでいらっしゃいますね。」「え？」アキオとはミカコの父だ。いつ父がこんなツアーを申し込んでくれたのだろう？しかもそんなことより、私はどうしてここにいるのだろう？どうやって、ここまで来たのかしら？だって、だって、だって、ね。「さあ、右手をご覧になってくださいませ」まだ、状況がよく呑み込めないままでいるミカコをよそに、ツアーコンダクターのシミズはガイドを始める。「こちらが本日のメインイベントでございます」列車の乗客が一斉に右側に見える海のような大河を見つめる。「わぁ～！」と歓声があちこちから上がる。川というより、海のようで。水の色は美しいエメラルド色。穏やかで、静かで波も立っていなくて。向こう岸は霧がかかっているようでよく見えないけど、空の水色がやさしさを醸し出していた。きっと、日本の昔の原風景のような場所なんだろうなって、そんなイメージが勝手に湧いてきた。やがて列車は川沿いの線路から、大きく左側にカーブをとる。そして、海のように広い大河が後ろへと遠ざかっていった。「皆さま、いかがでございましたか。ご満足いただけましたでしょうか？ご覧いただきましたように、とても美しいところで皆さまが、何も不安にお思いになるようなところではございません。ご安心くださいませ。本日は、弊社、天空ツーリズム、“三途の川見学ツアー”にお越しいただき誠にありがとうございました。またの、お越しをお待ち申し上げております。」ミカコは、その時、ようやく全てがわかった。朝、起きると、枕がちょっとだけ、濡れていた。　　終わり　次回からは　「お局さま物語」の　続きを書きますね～お局さまは　ますます　ヒートアップでございますのよ～