ユビキタスモバイルの夢

November 5, 2015
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カテゴリ: PC
米マイクロソフト(MS)の新しい基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」の無償アップグレードは、期待していたほどユーザーを取り込んでいないようだ。提供開始から3カ月後の市場シェアは8%弱にとどまることが、米調査会社のネット・アプリケーションズがまとめた最新のデータで明らかになった。
ウィンドウズ10は発売から4週間で7500万台以上のパソコンにインストールされ、10週間後には1億1000万台を突破した。もっと最近の数値はまだ入手していないが、マイクロソフトは同OSを搭載した端末を「今後2~3年間で」10億台にするという目標を掲げている。ただし、これにはパソコンだけでなく、スマートフォン(スマホ)やゲーム機などほかの端末も含まれる。

 9月のウィンドウズ10の市場シェアは6.63%で、10月には1.31ポイント増えて7.94%になった。こうしたシェアの伸びは既に大幅に減速している。発売当初の1カ月では5ポイント弱増えたが、2カ月目と3カ月目にはそれぞれ1ポイント強の伸びにとどまった。この減速を受け、マイクロソフトは中国でウィンドウズ10を普及させるためにインターネット検索大手の百度(バイドゥ)と提携したり、ウィンドウズ7や8.1のユーザーの移行を促すためにウィンドウズ10を「推奨される更新プログラム」にしたりする方針を明らかにしている。ウィンドウズ10の台頭は避けられないが、当面はウィンドウズ7が「最も人気のあるOS」の座を維持することになりそうだ。ウィンドウズ7のシェアは2012年9月にXPを上回って以来、一度も下がることなく一貫して上昇してきた。だが、10月にはついに15年初めの水準(1月は55.92%だった)を下回った。

 ウィンドウズビスタのシェアは0.01ポイント増の1.74%で、ウィンドウズXPは0.53ポイント減の11.68%だった。ウィンドウズ10への無償アップグレードはビスタとXPには適用されていないが、企業はまだ14年4月のウィンドウズXPのサポート打ち切りへの対応を終えていないため、MSはXPのシェアが年内は1ケタ台を維持するとなお見込んでいるようだ。

 ウィンドウズ全体のシェアは8月にやや低下し、0.12ポイント減の90.42%となった。「マックOS X」は0.28ポイント増の8.00%で、リナックスは0.17ポイント減の1.57%だった。

 ネット・アプリケーションズは顧客のために約4万のウェブサイトをモニターすることで、月1億6000万人のユニークビジターから集めたデータを活用している。これは同社がユーザーベースの市場シェアを測定しているという意味になる。

 アクセス数に基づく市場シェアの方が知りたいなら、調査会社スタットカウンターからデータを得る方が良いだろう。同社は毎月150億ページビューをチェックしている。
出典: http://www.nikkei.com/article/DGXMZO93602670U5A101C1000000/






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最終更新日  November 5, 2015 01:35:58 PM
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