九州出身者がつくる九州情報館。

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2018年09月29日
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テーマ: ニュース(100344)
カテゴリ: 九州の話題
9月も明日で終わり、月曜からは10月になります。
その10月1日から 福岡県筑紫郡那珂川町 市制執行 し、
福岡県『那珂川市』が誕生します!

那珂川町は昭和31年(1956年)4月に誕生しました。
福岡市のベッドタウンとしての役割を担っていましたが、
周辺の自治体と違って鉄道が通っておらず、博多駅や天神へ出るには、
西鉄バスで約1時間もかかるという状態でした。

しかし、昭和50年(1970年)に山陽新幹線が博多まで開業した際に、
新幹線の車両基地 が那珂川町と春日市にまたがる部分に設けられました。
車両基地は博多駅の南にあるため、新幹線はそこを回送列車として移動するのですが、
これに着目した住民たちが 「回送列車に乗せて欲しい。」
当時の国鉄に要望しました。
その後国鉄は分割民営化され、山陽新幹線はJR西日本が所有することになりました。
しかし『九州内の在来線はJR九州が経営する』という決まりがあることから、
駅を設置するにあたって調整が行われました。
その結果 列車の運行管理・駅施設所有はJR西日本とし、
駅の業務はJR九州が委託する
ことで決着し、
平成2年(1990年)4月に 博多南線・博多南駅が開業 しました!
(ちなみに開業から20年後の2010年にJR西日本直営駅となりました。)

これをきっかけに那珂川町は大きく生まれ変わります。
博多駅まで電車(新幹線)で10分 というアクセスの良さから、
周辺には次々とマンションが建ち始め、バスターミナルや商業施設もオープンしました。

そして2015年の国勢調査で市への移行条件の1つである 人口5万人を達成 しました!
その前の国勢調査では惜しくも5万人に満たなかったため悔しい思いをした那珂川町は、
5万人達成へ向けて人口を増やすためのキャンペーンを行ってきましたが、
それが報われた形となりました。

なお、筑紫郡は福岡市の一部や筑紫野市・春日市・大野城市・太宰府市の部分が
含まれていたのですが、福岡市に吸収されたり町が次々と市に移行したため、
現在は那珂川町のみが残っている状態でしたが、那珂川町も市になりますので、
『筑紫郡』は平成30年9月30日で消滅します。

10月1日からも『那珂川市』が単に福岡市のベッドタウンとしてだけでなく、
自然や文化などの魅力ある部分をアピールして行くことで、
素晴らしい自治体になってもらいたいと思います。

それでは、今日はここまで。



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最終更新日  2018年09月29日 17時21分52秒


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