森へ行こう(心とからだと子育てと)

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「空想と妄想」


空想は世界を広げ、妄想は世界を狭くします。
空想の中で子どもは主人公ですが、妄想の中では奴隷です。

空想の世界を現実と違うといって、否定する人がいますが。
心というものは最初から現実とは異なるものです。
現実は見せることが出来ますが、心の中は見せることが出来ません。
現実は“存在”によって構成されていますが、心は“イメージ”によって構成されているからです。
つまり、心は最初から空想によって出来上がっているのです。
ということは、空想を否定することはそのまま“心”を否定することになってしまうのです。

そして、空想を否定されてしまうと、子どもは心を育てることが出来なくなります。そして、自由に自分で考えることが出来なくなります。
なぜなら、“考える”と言うこと自体が、空想の一つの形だからです。


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