MOTOの映画三昧

MOTOの映画三昧

2006.11月の映画

★天使の卵★



天使の卵



製作年度 2006年
上映時間 114分
監督 冨樫森
出演もしくは声の出演 市原隼人 、小西真奈美 、沢尻エリカ 、戸田恵子 、北村想 、鈴木一真




★氷の微笑2★



氷の微笑



製作年度 2006年
上映時間 114分
監督 マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演もしくは声の出演 シャロン・ストーン 、デヴィッド・モリッシー 、シャーロット・ランプリング 、デヴィッド・シューリス 、ヒュー・ダンシー 、インディラ・ヴァルマ


このところの邦画ブームで、そそられる洋画が見つからないと書いたばかりですが、観てきました。
どうしても、観たい時には探しても観てくるものだな~と自分でもこんなにまで映画にハマっているとは・・・。
サスペンスはあまり観ていないが「氷の微笑」となればどうしても足を運んでしまう。

シャロン・ストーンの熟した大人を堪能させてくれる…あまりの迫力にまわりがボケてしまう、そんな印象。
その他のキャストという感じでシャロン・ストーンの独壇場だが、一段、二段下がった位置でも周りが作り上げていたと思う。
精神分析医役のデヴィッド・モリッシーの当初、優位な立場が終ってみればなんと、堕ちていく様子はうまく表現されていたと思う。
場面が一転、二転していくのはサスペンスのパターンだが、街の中、タバコの煙、薬物、男女の絡みなど、重い空気が最後まで雰囲気を十分に出していた。
最後まで入り込めていて、楽しめた作品だった。

しかしもし「シリーズ3」があるとすれば、どうだろう?シャロン・ストーンには厳しい現実かもしれない。





★トリスタンとイゾルデ★



トリスタンとイゾルデ3


製作年度 2006年
上映時間 125分
監督 ケヴィン・レイノルズ
出演もしくは声の出演 ジェームズ・フランコ 、ソフィア・マイルズ 、ルーファス・シーウェル 、デヴィッド・パトリック・オハラ 、マーク・ストロング 、ヘンリー・カヴィル


始まってすぐに映し出される山間のシーン、壮大なスケールにこの映画は映画館で観て正解という感じがした。
総指揮をとったリドリー・スコットは映画化のため20年間も温めてきたというからヨーロッパでは古くからの伝説というのも分かる気がした。
悲恋物語として有名なシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の元になったというが、悲恋と言う部分では共通だが、ロミオ…に比べればもう少し「大人びた」作品と言う印象ではなかったか。
トリスタンをジェームズ・フランコ(スパイダーマンシリーズ)、イゾルデにソフィア・マイルズ(サンダーバード)だが、この映画ではハマっている二人だと思う。
余計に普段着の姿を見てしまうとアレっと感じるのが結構あったりするから。

幼い時より育てられた恩義のあるマークの皮肉にも妻になるイゾルデと再会してしまうが、やがて二人の関係が分かってしまう。
イゾルデのそばにいつもいて結ばれてはならない二人の関係を、唯一知る乳母の苦労する姿がなんともおかしい。

心の広さかマークは二人を許して逃がそうとするが、マークや部族を捨てて愛を成就させることができないトリスタン。
このあたりは真っ当な流れで、良かったという気がする。

悲恋物語というのはどうしても引きずってしまうし、ハッピーよりは観客の心をつかむかと思うがそれも古い時代背景がプラスアルファのひと味が効いている気がする。
最後の感動的、衝撃的という終わり方にもそれがあるような気がする。
全体的にまとまりも良かったし、さほど「おやっ?」と思える部分もなかったようで、楽しめた作品。

最初イスに座って思った事が当たり、結局は場内はほとんどが女性たちで占めていた…


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